医療用医薬品 : サンコバ

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医薬品情報


総称名 サンコバ
一般名 シアノコバラミン
欧文一般名 Cyanocobalamin
製剤名 シアノコバラミン点眼液
薬効分類名 調節機能改善点眼剤
薬効分類番号 1319
KEGG DRUG D00166 商品一覧
JAPIC 添付文書(PDF)

添付文書情報


効能・効果及び用法・用量 使用上の注意 薬物動態 臨床成績 薬効薬理 理化学的知見 包装 主要文献

商品情報 詳細

商品名 欧文商標名 製造会社 YJコード 薬価 規制区分
サンコバ点眼液0.02% Sancoba ophthalmic solution 0.02% 参天製薬 1319710Q2078 92円/瓶

効能・効果及び用法・用量

効能・効果

調節性眼精疲労における微動調節の改善

用法・用量

通常、1回1〜2滴を1日3〜5回点眼する。
なお、症状により適宜増減する。

使用上の注意

副作用

副作用発現状況の概要

本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。

その他の副作用

 頻度不明
過敏症過敏症状

適用上の注意

投与経路

点眼用にのみ使用すること。

投与時

薬液汚染防止のため、点眼のとき、容器の先端が直接目に触れないように注意するよう指導すること。

薬物動態

[1]

眼内移行

(参考:ウサギ)

標識したシアノコバラミン液をウサギに2分毎に15回、総量0.3mLを点眼したとき、15回点眼直後及び1時間後の眼内移行率は次のとおりであった。

 最終点眼直後(%)最終点眼1時間後(%)
結膜1.2860.132
角膜0.1560.115
強膜(毛様体部)0.0970.033
強膜後部0.2120.027
前房水0.0080.015
水晶体0.0070.008
虹彩0.0150.022
毛様体0.0450.036
硝子体0.0070.013
網脈絡膜0.0130.011

臨床成績

眼精疲労患者972例において本剤の臨床効果を調査した結果、調節性眼精疲労(608例)に対しては、本剤単独療法で66.1%(162/245)、併用療法(主としてビタミンB1含有経口製剤、ATP製剤)で62.5%(227/363)の有効率であった[2]
また、調節性眼精疲労患者に対する効果をプラセボ対照二重盲検比較試験により検討した結果、本剤は特に微動調節測定法において顕著な有意差が認められ、有用性判定においても有意に優れていることが確認された[3]

薬効薬理

調節機能改善作用[4]

調節性眼精疲労患者における本剤の調節機能に及ぼす影響をプラセボとの二重盲検比較により検討した結果、調節時間及び調節運動においては改善の傾向がみられ、微動調節ではプラセボと比べて有意の改善効果が認められた。

組織呼吸増加作用

(白色ウサギの網膜浮遊液中に0.0025、0.025、0.1、0.5、5.0、10.0、50.0、100.0μg/mLのコバマミド(補酵素型ビタミンB12)を添加すると、網膜の酸素消費量はいずれも増強し、その程度には用量依存性が認められた[5]。(in vitro)
また、シアノコバラミンはラット骨格筋の酸素消費量を増加させ、脱神経性筋萎縮ラットにおいても低下した萎縮筋の組織呼吸を回復させた。さらに、シアノコバラミンとAMPの併用は、AMP単独投与よりも筋肉、眼球などのATP量を増大させた[6]。(in vitro・in vivo)

神経興奮伝導に対する作用[7][8]

カエル及びウサギの坐骨神経を用い、補酵素型ビタミンB12(もしくはメチルコバラミン)の神経の興奮伝導に対する作用を調べた。その結果、低濃度では細胞膜を過分極の状態にし、活動電位の振幅を増大させ、高濃度では脱分極を引き起こし、活動電位の振幅を減少させることが示された。より高濃度ではこの脱分極は興奮伝導の遮断をもたらすが、この脱分極が閾値膜電位より小さければ神経細胞の興奮性は増大し、不応期が短縮する可能性のあることが示唆された。(in vitro)

有効成分に関する理化学的知見

一般名シアノコバラミン
一般名(欧名)Cyanocobalamin
化学名Coα-[α-(5,6-Dimethyl-1H-benzoimidazol-1-yl)]-Coβ-cyanocobamide
分子式C63H88CoN14O14P
分子量1355.37
性状本品は暗赤色の結晶又は粉末である。
本品は水にやや溶けにくく、エタノール(99.5)に溶けにくい。
本品は吸湿性である。
KEGG DRUGD00166

包装

プラスチック点眼容器

5mL×10本

5mL×50本

主要文献


1. 筒井 純他,   日本眼科紀要 , 18 , 1156 , (1967) »PubMed
2. 鈴村昭弘,   眼科臨床医報 , 70 , 36 , (1976)
3. 山地良一他,   臨床眼科 , 32 , 1013 , (1978)
4. 鈴村昭弘,   日本眼科紀要 , 28 , 340 , (1977)
5. 手島 仁,   日本眼科学会雑誌 , 73 , 1711 , (1969) »PubMed
6. AMP-シアノコバラミン配合剤のラット筋肉酸素消費量におよぼす効果について,参天製薬(株)社内資料
7. 武重千冬他,   ビタミン , 44 , 272 , (1971)
8. 武重千冬他,   ビタミン , 50 , 251 , (1976) »J-GLOBAL

作業情報


改訂履歴

2007年12月 改訂
2013年7月 第5版 改訂(貯法変更等)

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主要文献に記載の社内資料につきましても下記にご請求下さい。
参天製薬株式会社
533-8651(個別郵便番号)
大阪市東淀川区下新庄3-9-19
0120-921-839
06-6321-7056

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業態及び業者名等

製造販売元
参天製薬株式会社
大阪市北区大深町4-20


[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] 2014/09/17 版