次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1.1 無顆粒球症、白血球減少、好中球減少、貧血、血小板減少(いずれも頻度不明)[
9.1.1参照]
11.1.2 視力異常(0.4%)、視覚障害(頻度不明)
視力異常、また、角膜の変化、白内障、網膜症、網膜萎縮、視神経症、視神経炎、視神経萎縮等の視覚障害があらわれることがあるので、視力低下、かすみ目等があらわれた場合には眼科的検査を行い、異常があれば投与を中止すること。
11.1.3 血栓塞栓症、静脈炎(いずれも頻度不明)
本剤の投与により、肺塞栓症、下肢静脈血栓症、脳血栓症、下肢血栓性静脈炎等の血栓塞栓症、静脈炎があらわれることがある。なお、細胞毒性を有する抗癌剤との併用で血栓塞栓症の危険性を増大させるおそれがあるので、投与にあたっては十分に観察すること。
11.1.4 劇症肝炎、肝炎、胆汁うっ滞、肝不全(いずれも頻度不明)
劇症肝炎、肝炎、胆汁うっ滞等の重篤な肝障害があらわれることがある。また、肝不全に至ることがある。
11.1.5 高カルシウム血症(頻度不明)
骨転移のある患者で投与開始初期に、高カルシウム血症があらわれることがある。
11.1.6 子宮筋腫、子宮内膜ポリープ、子宮内膜増殖症、子宮内膜症(いずれも頻度不明)
不正出血等の異常な婦人科学的症状がみられた場合には直ちに検査を行うなど適切な処置を行うこと。[
8.2参照]
11.1.7 間質性肺炎(頻度不明)
11.1.8 アナフィラキシー、血管浮腫(いずれも頻度不明)
アナフィラキシー、血管浮腫等の過敏症状があらわれることがある。
11.1.9 皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(頻度不明)
11.1.10 水疱性類天疱瘡(頻度不明)
11.1.11 膵炎(頻度不明)
血清トリグリセライド上昇によると考えられる膵炎があらわれることがある。