医療用医薬品 : リン酸水素カルシウム |
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総称名 | リン酸水素カルシウム |
一般名 | リン酸水素カルシウム水和物 |
欧文一般名 | Dibasic Calcium Phosphate Hydrate |
薬効分類名 | カルシウム剤 |
薬効分類番号 | 3216 |
KEGG DRUG |
D00937
リン酸水素カルシウム水和物
商品一覧 相互作用情報 |
KEGG DGROUP |
DG03232
骨粗鬆症治療薬
商品一覧 |
JAPIC | 添付文書(PDF) |
販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
---|---|---|---|---|---|
リン酸水素カルシウム「エビス」 | DIBASIC CALCIUM PHOSPHATE | 日興製薬 | 3219001X1030 | 1.45円/g |
次の患者には投与しないこと
高カルシウム血症の患者[症状を悪化させることがある。]
腎結石のある患者[症状を悪化させることがある。]
重篤な腎不全のある患者[カルシウム排泄低下により、高カルシウム血症があらわれるおそれがある。]
リン酸水素カルシウム水和物として、通常成人1日3gを3回に分割経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
慎重投与
活性型ビタミンD製剤を服用している患者[高カルシウム血症があらわれやすい。]
強心配糖体の投与を受けている患者[強心配糖体の作用を増強するおそれがある。]
高カルシウム血症があらわれやすい病態の患者
重要な基本的注意
長期投与により血中及び尿中カルシウムが高値になることがあるので、長期投与する場合には定期的に血中又は尿中カルシウムを検査することが望ましい。
また、高カルシウム血症があらわれた場合には投与を中止すること。
相互作用
併用注意
テトラサイクリン系抗生物質(ミノサイクリン、ドキシサイクリン、テトラサイクリン等) | これらの薬剤の効果が減弱するおそれがあるので、投与期間をできるだけあけるなど注意すること。 | カルシウムがこれらの薬剤と難溶性のキレートを形成し、これらの薬剤の吸収を阻害すると考えられる。 |
副作用
副作用発現状況の概要
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
重大な副作用及び副作用用語
重大な副作用
高カルシウム血症・結石症
カルシウム剤の長期投与により、高カルシウム血症及び結石症があらわれることがあるので、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
高齢者への投与
一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意すること。
本薬は妊娠、授乳、骨カルシウム沈着減少時などカルシウムとリン酸塩の要求が増すときに、カルシウムとリン酸塩の補給源として一般に用いられる。胃腸から吸収される程度はグルコン酸又は乳酸塩に劣るといわれ、カルシウムのみが必要なときはグルコン酸カルシウムや乳酸カルシウムのほうがすぐれている。しかし、食物の強化としてカルシウム及びリン酸塩の双方が必要であるときには本薬が用いられる。食物中のカルシウムとリンの比は1〜2:1が最も適当であるが、本薬におけるこの比は1.3:1である。
500g
改訂履歴 |
2011年7月 作成 |
お問い合わせ先 |
日興製薬販売株式会社 |
業態及び業者名等 |
発売元 製造販売元 |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2023/03/22 版 |