医療用医薬品 : フラビタン |
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総称名 | フラビタン |
一般名 | フラビンアデニンジヌクレオチドナトリウム |
欧文一般名 | Flavin Adenine Dinucleotide Sodium |
製剤名 | フラビンアデニンジヌクレオチド シロップ |
薬効分類名 | 補酵素型ビタミンB2製剤 |
薬効分類番号 | 3131 |
KEGG DRUG |
D02011
フラビンアデニンジヌクレオチドナトリウム
商品一覧 |
JAPIC | 添付文書(PDF) |
販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
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フラビタンシロップ0.3% | Flavitan syrups 0.3% | トーアエイヨー | 3131001Q1094 | 6.5円/mL |
ビタミンB2欠乏症の予防及び治療
ビタミンB2の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患、妊産婦、授乳婦、はげしい肉体労働時など)
下記疾患のうち、ビタミンB2の欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合
FADとして、通常成人1日5〜45mgを1〜3回に分割経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
臨床検査結果に及ぼす影響
尿を黄変させ、臨床検査値に影響を与えることがある。
ビタミンB2欠乏又は代謝障害が関与すると推定される口角炎、口唇炎、口内炎、舌炎、急性湿疹等に対して、本剤の有用性が認められている。1)2)3)4)5)
本剤投与患者273症例の年齢は1ヵ月〜72歳に及ぶが、6歳以下の乳児・幼児への投与例が221例(81%)と多かった。
乳児・幼児に対する臨床報告として、1歳未満の乳児には本剤1〜2mL(FADとして3〜6mg)、2〜7歳の幼児には本剤2〜5mL(FADとして6〜15mg)を2〜3回/dayに分割経口投与し、また必要に応じて乳汁、果汁等に混ぜて投与している例も認められる。4)
FADはフラビン酵素の補酵素として細胞内の酸化還元系やミトコンドリアにおける電子伝達系に働き、糖質、脂質、たん白質等の生体内代謝に広く関与し、重要な役割を果している。
FADを補酵素とする赤血球グルタチオン還元酵素(EGR)活性を測定した試験において、重症感染症患者のEGR活性は対照とした正常者のEGR活性と比較すると低下傾向が認められ、抗生物質の1週間以上の投与により有意に低下した(p<0.001)。この重症感染症患者に抗生物質とともにFADを1週間投与(FADとして20〜40mg/dayを点滴静注)した後のEGR活性は正常な値まで回復した。6)
フラビタンシロップ0.3%
500mL
1. | 高木昭三ほか, 診療と新薬, 6, 1073, (1969) |
2. | 田中 明ほか, 小児科診療, 32, 381, (1969) |
3. | 小宅弘道ほか, 小児科臨床, 22, 127, (1969) |
4. | 国分義行ほか, フラビタン文献集, (V-2), 1, (1970) |
5. | 小堀辰治ほか, フラビタン文献集, (V-2), 33, (1970) |
6. | 川越裕也ほか, 医学と薬学, 7, 1069, (1982) |
改訂履歴 |
2015年10月 改訂 |
文献請求先 |
トーアエイヨー株式会社 |
お問い合わせ先 |
トーアエイヨー株式会社 |
業態及び業者名等 |
製造販売 |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2021/5/25 版 |