医療用医薬品 : デラキシー |
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総称名 | デラキシー |
一般名 | アスコルビン酸, パントテン酸カルシウム |
欧文一般名 | Ascorbic Acid, Calcium Pantothenate |
薬効分類名 | ビタミンC・パントテン酸カルシウム製剤 |
薬効分類番号 | 3172 |
KEGG DRUG |
D04909
アスコルビン酸・パントテン酸カルシウム
商品一覧 |
JAPIC | 添付文書(PDF) |
販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
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デラキシー配合顆粒 (後発品) | DELUX-C COMBINATION GRANULES | 丸石製薬 | 3179115D1118 | 6.3円/g |
本剤に含まれるビタミン類の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患、妊産婦、授乳婦など)、炎症後の色素沈着。
(但し、上記すべての効能・効果に対して、効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。)
通常、成人1回1〜3g(1〜3包)を1日1〜3回経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
副作用
副作用発現状況の概要
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
その他の副作用
消化器
胃部不快感、悪心・嘔吐、下痢等があらわれることがある。(頻度不明)
臨床検査結果に及ぼす影響
各種の尿検査で、尿糖の検出を妨害することがある。(ビタミンCによる)
各種の尿・便潜血反応検査で、偽陰性を呈することがある。(ビタミンCによる)
生体内における細胞間基質とコラーゲンの形成・維持に必須のビタミンである。
アスコルビン酸は、生体内で還元型のデヒドロアスコルビン酸に、またデヒドロアスコルビン酸は、酸化型のアスコルビン酸へと可逆的に変化し、生物学的酸化・還元反応及び細胞呼吸に重要な役割を果たす。
チロジンからメラニンへの生成過程を抑制し、また既成の酸化型の濃色メラニンを還元型の淡色メラニンに変える作用があり、色素の異常沈着を防ぐ。
体内で補酵素A(Coenzyme A)及び脂肪酸合成酵素複合体、又はアシルキャリアプロテイン(ACP)となり、糖代謝、脂質代謝、たん白代謝等の生体内代謝に重要な役割を発揮する。
パントテン酸の併用により、アスコルビン酸の皮膚機能、即ち皮膚毛細血管抵抗性及び皮膚酸化還元能を増強する。
一般名 | アスコルビン酸 |
一般名(欧名) | Ascorbic Acid |
化学名 | L-threo-Hex-2-enono-1,4-lactone |
分子式 | C6H8O6 |
分子量 | 176.12 |
融点 | 約190℃(分解) |
性状 | 白色の結晶又は結晶性の粉末で、においはなく、酸味がある。 水に溶けやすく、エタノール(95)にやや溶けにくく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。 |
KEGG DRUG | ![]() |
一般名 | パントテン酸カルシウム |
一般名(欧名) | Calcium Pantothenate |
化学名 | Monocalcium bis{3-[(2R)-2,4-dihydroxy-3,3-dimethylbutanoylamino]propanoate} |
分子式 | C18H32CaN2O10 |
分子量 | 476.53 |
性状 | 白色の粉末で、においはなく、味は苦い。 水に溶けやすく、エタノール(95)に極めて溶けにくく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。 本品1.0gを水20mLに溶かした液のpHは7.0〜9.0である。 吸湿性である。 |
1g×1008(ヒートシール包装品)
1. | L.S.Goodman & A.Gilman, The Pharmacological Basis of Therapeutics (4th.Ed), 1665, (1970) |
2. | 富田 勲, 薬局, 35 (5), 27, (1984) |
3. | 朝田康夫, 日本医事新報, 2306, 125, (1968) |
4. | 熊谷 洋 他, 臨床薬理学大系, 13, 234, (1978) |
5. | 佐川禎昭 他, 基礎と臨床, 11 (1), 343, (1977) |
改訂履歴 |
2009年7月 作成 |
文献請求先 |
丸石製薬株式会社 |
業態及び業者名等 |
製造販売元 |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2023/01/25 版 |