医療用医薬品 : FAD

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医薬品情報


総称名 FAD
一般名 フラビンアデニンジヌクレオチドナトリウム
欧文一般名 Flavin Adenine Dinucleotide Sodium
製剤名 フラビンアデニンジヌクレオチドナトリウム製剤
薬効分類名 補酵素型ビタミンB2製剤
薬効分類番号 3131
KEGG DRUG D02011 フラビンアデニンジヌクレオチドナトリウム
商品一覧
JAPIC 添付文書(PDF)

添付文書情報 2018年6月 改訂 (第9版)


効能・効果及び用法・用量 使用上の注意 薬物動態 薬効薬理 理化学的知見 取扱い上の注意 包装 主要文献

商品情報 組成・性状

販売名 欧文商標名 製造会社 YJコード 薬価 規制区分
FAD注10mg「わかもと」 (後発品) FAD INJECTION 10mg「WAKAMOTO」 わかもと製薬 3131400A4280 57円/管 処方箋医薬品
FAD注20mg「わかもと」 (後発品) FAD INJECTION 20mg「WAKAMOTO」 わかもと製薬 3131400A5243 57円/管 処方箋医薬品
FAD注30mg「わかもと」 (後発品) FAD INJECTION 30mg「WAKAMOTO」 わかもと製薬 3131400A7050 57円/管 処方箋医薬品

効能・効果及び用法・用量

効能効果

ビタミンB2欠乏症の予防及び治療

ビタミンB2の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患、妊産婦、授乳婦、激しい肉体労働時など)

下記疾患のうち、ビタミンB2の欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合(効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。)

口角炎、口唇炎、舌炎、口内炎

肛門周囲及び陰部びらん

急・慢性湿疹、脂漏性湿疹

ペラグラ

尋常性ざ瘡、酒さ

日光皮膚炎

結膜炎

びまん性表層角膜炎、角膜部周擁充血、角膜脈管新生

用法用量

通常、成人にはFADとして1日1〜40mgを1〜2回に分けて皮下、筋肉内又は静脈内注射する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。

使用上の注意

小児等への投与

低出生体重児、新生児に使用する場合には十分注意すること。[外国において、ベンジルアルコールの静脈内大量投与(99〜234mg/kg)により、中毒症状(あえぎ呼吸、アシドーシス、痙攣等)が低出生体重児に発現したとの報告がある。本剤は添加剤としてベンジルアルコールを含有している。]

臨床検査結果に及ぼす影響

尿を黄変させ、臨床検査値に影響を与えることがある。

適用上の注意

静脈内注射時

静脈内注射の場合は、注射速度が速すぎると一過性の胸部不快感を訴えることがあるので、できるだけゆっくり注射すること。ゆっくり注射しても胸部不快感を訴える場合は、輸液等で希釈し点滴静脈内注射するか、皮下又は筋肉内注射に切替えるなど適切な処置を行うこと。

筋肉内注射時

筋肉内注射にあたっては、組織・神経等への影響を避けるため、下記の点に配慮すること。

神経走行部位を避けるよう注意すること。

繰り返し注射する場合には、例えば左右交互に注射するなど、注射部位をかえて行うこと。なお、乳児・幼児・小児には連用しないことが望ましい。

注射針を刺入したとき、激痛を訴えたり血液の逆流をみた場合は、直ちに針を抜き、部位をかえて注射すること。

アンプルカット時

本製品はワンポイントカットアンプルであるが、アンプルのカット部分をエタノール綿等で清拭してからカットすることが望ましい。

薬物動態

健康成人男子(皮下注射:13名、筋肉内注射:16名)に本剤20mgを皮下又は筋肉内注射時の血漿中総ビタミンB2濃度パラメータ1)

 AUC0→∞(ng・hr/mL)Cmax(ng/mL)Tmax(min)1/2(hr)
皮下注射347.0±72.6146.9±34.430.4±11.81.57±0.44
筋肉内注射357.1±77.9247.6±70.312.8±7.31.70±0.26
(Mean±S.D.,皮下注射 n=13、筋肉内注射 n=16)

血漿中濃度並びにAUC、Cmax等のパラメータは、被験者の選択、体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能性がある。

薬効薬理

FADはフラビン酵素の補酵素として細胞内の酸化還元系やミトコンドリアにおける電子伝達系に働き、糖質、脂質、たん白質などの生体内代謝に広く関与し、重要な役割を果たす。

有効成分に関する理化学的知見

一般名フラビンアデニンジヌクレオチドナトリウム
一般名(欧名)Flavin Adenine Dinucleotide Sodium
化学名Disodium adenosine 5'-[(2R,3S,4S)-5-(7,8-dimethyl-2,4-dioxo-3,4-dihydrobenzo[g]pteridin-10(2H)-yl)-2,3,4-trihydroxypentyl diphosphate]
分子式C27H31N9Na2O15P2
分子量829.51
性状本品はだいだい黄色〜淡黄褐色の粉末で、においはないか、又はわずかに特異なにおいがあり、味はわずかに苦い。本品は水に溶けやすく、メタノール、エタノール(95)、エチレングリコール又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。本品は吸湿性である。本品は光によって分解する。
旋光度〔α〕20 D:−21.0〜−25.5°(脱水物に換算したもの0.3g、水、20mL、100mm)。
pH本品1.0gを水100mLに溶かした液のpHは5.5〜6.5である。
KEGG DRUGD02011

取扱い上の注意

安定性試験

長期保存試験(25±1℃、湿度60±5%、3年6ヵ月)の結果、10mg、20mg及び30mg共に通常の市場流通下において3年6ヵ月間安定であることが確認された2)3)4)

包装

FAD注10mg「わかもと」

50アンプル

FAD注20mg「わかもと」

50アンプル

FAD注30mg「わかもと」

50アンプル

主要文献


1. 小熊 徹 他(わかもと製薬),  FAD注「わかもと」の研究報告〔薬物動態〕(社内資料)
2. 河野勝弘 他(わかもと製薬),  FAD注10mg「わかもと」の研究報告〔長期安定性試験〕(社内資料)
3. 河野勝弘 他(わかもと製薬),  FAD注20mg「わかもと」の研究報告〔長期安定性試験〕(社内資料)
4. 河野勝弘 他(わかもと製薬),  FAD注30mg「わかもと」の研究報告〔長期安定性試験〕(社内資料)

作業情報


改訂履歴

2016年3月 改訂
2018年6月 改訂 (第9版)

文献請求先

主要文献に記載の社内資料につきましても下記にご請求ください。
わかもと製薬株式会社
103-8330
東京都中央区日本橋本町二丁目2番2号
03-3279-0379

業態及び業者名等

製造販売元
わかもと製薬株式会社
東京都中央区日本橋本町二丁目2番2号


[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] 2021/5/25 版