医療用医薬品 : FAD

List   Top

医薬品情報


総称名 FAD
一般名 フラビンアデニンジヌクレオチドナトリウム
欧文一般名 Flavin Adenine Dinucleotide Sodium
製剤名 フラビンアデニンジヌクレオチドナトリウム製剤
薬効分類名 補酵素型ビタミンB2製剤
薬効分類番号 3131
KEGG DRUG D02011 フラビンアデニンジヌクレオチドナトリウム
商品一覧
JAPIC 添付文書(PDF)

添付文書情報 2022年4月 改訂 (第8版)


効能・効果及び用法・用量 使用上の注意 薬物動態 臨床成績 薬効薬理 理化学的知見 取扱い上の注意 包装 主要文献

商品情報 組成・性状

販売名 欧文商標名 製造会社 YJコード 薬価 規制区分
FAD腸溶錠5mg「わかもと」 (後発品) FAD ENTERIC COATED TABLETS 5mg「WAKAMOTO」 わかもと製薬 3131001F1220 5.7円/錠
FAD腸溶錠10mg「わかもと」 (後発品) FAD ENTERIC COATED TABLETS 10mg「WAKAMOTO」 わかもと製薬 3131001F2219 5.7円/錠

効能・効果及び用法・用量

効能効果

ビタミンB2欠乏症の予防及び治療

ビタミンB2の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患、妊産婦、授乳婦、激しい肉体労働時など)

下記疾患のうち、ビタミンB2の欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合(効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。)

口角炎、口唇炎、舌炎、口内炎

肛門周囲及び陰部びらん

急・慢性湿疹、脂漏性湿疹

ペラグラ

尋常性ざ瘡、酒さ

日光皮膚炎

結膜炎

びまん性表層角膜炎、角膜部周擁充血、角膜脈管新生

用法用量

通常、成人にはFADとして1日5〜45mgを1〜3回に分割経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。

使用上の注意

臨床検査結果に及ぼす影響

尿を黄変させ、臨床検査値に影響を与えることがある。

適用上の注意

服用時

本剤は腸溶錠なので、かまずにそのまま服用すること。

薬剤交付時

PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。)

薬物動態

溶出挙動

本剤は、日本薬局方外医薬品規格第3部に定められたフラビンアデニンジヌクレオチド腸溶錠の溶出規格に適合していることが確認されている1)2)

臨床成績

口角炎、舌炎、急・慢性湿疹、日光皮膚炎を対象とした一般臨床試験22例における有効率は次のとおりであった3)4)

対象疾患名有効率
口角炎75.0%(3/4)
舌炎70.0%(7/10)
急・慢性湿疹42.9%(3/7)
日光皮膚炎100%(1/1)

薬効薬理

FADはフラビン酵素の補酵素として細胞内の酸化還元系やミトコンドリアにおける電子伝達系に働き、糖質、脂質、たん白質などの生体内代謝に広く関与し、重要な役割を果たす。

有効成分に関する理化学的知見

一般名フラビンアデニンジヌクレオチドナトリウム
一般名(欧名)Flavin Adenine Dinucleotide Sodium
化学名Disodium adenosine 5'-[(2R,3S,4S)-5-(7,8-dimethyl-2,4-dioxo-3,4-dihydrobenzo[g]pteridin-10(2H)-yl)-2,3,4-trihydroxypentyl diphosphate]
分子式C27H31N9Na2O15P2
分子量829.51
性状本品は橙黄色〜淡黄褐色の粉末で、においはないか、又は僅かに特異なにおいがあり、味は僅かに苦い。本品は水に溶けやすく、メタノール、エタノール(95)、エチレングリコール又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。本品は吸湿性である。本品は光によって分解する。
旋光度〔α〕20 D:−21.0〜−25.5°(脱水物に換算したもの0.3g、水、20mL、100mm)。
pH本品1.0gを水100mLに溶かした液のpHは5.5〜6.5である。
KEGG DRUGD02011

取扱い上の注意

安定性試験

長期保存試験(25±1℃、湿度60±5%、3年6ヵ月)の結果、5mg及び10mgともに通常の市場流通下において3年6ヵ月間安定であることが確認された5)6)

包装

FAD腸溶錠5mg「わかもと」

100錠・1000錠(PTP)、1000錠(バラ)

FAD腸溶錠10mg「わかもと」

100錠・1000錠(PTP)、1000錠(バラ)

主要文献


1. 和田敬弘 他(わかもと製薬),  FAD腸溶錠5mg「わかもと」の研究報告〔溶出挙動〕(社内資料)
2. 和田敬弘 他(わかもと製薬),  FAD腸溶錠10mg「わかもと」の研究報告〔溶出挙動〕(社内資料)
3. 宮地一馬 他,  診療と新薬,  6 (5),  817,  (1969)
4. 河島敏夫 他,  診療と新薬,  5 (3),  557,  (1968)
5. 秋葉 清 他(わかもと製薬),  FAD腸溶錠5mg「わかもと」の研究報告〔長期安定性試験〕(社内資料)
6. 秋葉 清 他(わかもと製薬),  FAD腸溶錠10mg「わかもと」の研究報告〔長期安定性試験〕(社内資料)

作業情報


改訂履歴

2017年6月 改訂
2022年4月 改訂 (第8版)

文献請求先

主要文献に記載の社内資料につきましても下記にご請求ください。
わかもと製薬株式会社
103-8330
東京都中央区日本橋本町二丁目2番2号
03-3279-0379

業態及び業者名等

製造販売元
わかもと製薬株式会社
東京都中央区日本橋本町二丁目2番2号


[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] 2021/5/25 版