効果・効能
ハエ幼虫(ウジ),蚊幼虫(ボウフラ)の防除
特徴
本剤は幼虫に対する羽化阻害効果により,害虫を防除します。
また,水に溶かして散布できますので,ゴミ処理場等での作業が簡単です。
使用上の注意
Ⅰ.使用に際しての注意
1.使用前に必ずラベルを読み,十分理解した上で使用して下さい。
2.定められた効能又は効果に従い,用法及び用量を厳守して使用して下さい。間違った使い方をすると,効力不足や健康を害することがあり,また,その結果生じた事故についての責任は負うことができません。
3.使用目的以外の環境に影響を与えないために,養殖池,井戸,地下水などを汚染するおそれのある場所,蜜蜂,蚕(桑),水棲生物等に被害を及ぼすおそれのある場所では使用しないで下さい。なお,広範囲に散布する場合には,市町村や関連機関との連絡をとり,事故の発生防止に努めて下さい。
4.水棲生物等に被害を及ぼすおそれのある場所では乱用を避けて下さい。特に水棲生物に対しては必要な配慮をして下さい。
5.薬剤の容器は専用のものとして,他と兼用はしないで下さい。
6.使用に際しては,必要量だけを取り出し,その都度使い切って下さい。
7.本剤と他の薬剤とを混合したり,加熱したりしないで下さい。
8.病人,特異体質者,妊婦,乳幼児等は,薬剤の影響の無い場所に移動させて下さい。薬剤によって,アレルギー症状やカブレ等を起こしやすい特異体質の人は,薬剤の散布や処理作業には従事しないで下さい。
9.食品,食器,飼料,おもちゃ,寝具,衣類,愛玩動物,観賞魚・植物,貴重品,美術品,楽器,電気製品等はあらかじめ他へ移すか,あるいは格納し,薬剤がかからないようにして下さい。
Ⅱ.使用中又は使用後の注意
1.保護具(長袖の作業衣,作業帽,保護メガネ,保護マスク,保護靴,ゴム手袋など)及び使用する機械器具は,あらかじめよく点検整備しておいて下さい。使用に際しては,保護具を必ず着用し,身体の露出部を少なくして薬剤を浴びないようにするとともに,吸い込まないようにして下さい。なお,屋内での使用の際には必ず換気を行って下さい。
2.薬剤の準備や散布中は喫煙,飲食をしないで下さい。使用中又は使用後にトイレに行くときは,手や顔をよく洗ってから行って下さい。
3.使用後は必ず,また薬剤が皮膚についたときは直ちに石けんと水でよく洗うとともに,水でうがいをして下さい。
万一,薬剤が目,口などに入った場合には直ちに水でよく洗い流して下さい。作業中に大量の薬剤を浴びた場合には,直ちに汚染した衣類を脱ぎ,シャワーを浴びるなどして大量の水で体に付着した薬剤を洗い落とし,清潔な衣類に着替えて下さい。
また,必要に応じて,医師の診療を受けて下さい。
4.万一,誤って薬剤を飲み込んだ場合や,薬剤の使用により,頭痛,目や喉の痛み,咳,めまい,吐気,気分が悪くなった場合等には,使用を中止し,清浄な空気の場所で安静にして,直ちに医師の診療を受けて下さい。医師の診療を受ける際には,使用薬剤の名称,成分名,症状,被曝状況等について出来るだけ詳細に医師に告げて下さい。
5.作業時の衣類は他の衣類と区別して洗濯し,保護具も洗剤を使ってよく洗って下さい。
6.薬剤処理に用いた機械器具類及び使用済みの空容器等は,石けん水等でよく洗い,小児等が触れないようにするとともに,他に転用しないで下さい。汚染した器物や洗浄液は,作業現場から持ち帰り,処分に当たっては,自治体の条例や指導に従って処分して下さい。決して,河川,湖沼,下水道等の水系や地下水を汚染するおそれのある場所には,捨てないで下さい。
Ⅲ.保管上の注意
1.使用後に残ったとき,薬剤はラベル表示のある元の容器に密閉し,他のものと区別して保管して下さい。
2.保管場所は,飲食物,食器,飼料等,他のものと区別し,小児等の手の届かない場所で,直射日光が当たらない乾燥した涼しい場所にして下さい。
Ⅳ.その他の注意事項
1.購入した薬剤は速やかにお使いになって下さい。
2.使用に際してのご不明な点や事故等があった場合は,製造元へご連絡下さい。
3.こぼれた場合には次のように処置して下さい。
(1)薬剤をこぼした場合は,出来る限り回収して下さい。
(2)こぼれた薬剤が井戸,池,河川などの使用目的以外の水系に混入した場合は,直ちに警察又は保健所に届け出て下さい。
用法・用量
ハエと蚊の発生場所に対して使用。
(a)ハエ幼虫(ウジ):20g/m2直接散布,又は50倍液1L/m2希釈散布。ゴミ,堆肥には100倍液2L/m2希釈散布。
(b)蚊幼虫(ボウフラ):2~4g/m3(0.01~0.02ppm)散布