医療用医薬品 : チバセン |
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総称名 | チバセン |
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一般名 | ベナゼプリル塩酸塩 |
欧文一般名 | Benazepril Hydrochloride |
製剤名 | ベナゼプリル塩酸塩錠 |
薬効分類名 | アンジオテンシン変換酵素阻害剤 |
薬効分類番号 | 2144 |
ATCコード | C09AA07 |
KEGG DRUG |
D00620
ベナゼプリル塩酸塩
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KEGG DGROUP |
DG01501
アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬
DG03231
血圧降下薬
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JAPIC | 添付文書(PDF) |
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2.禁忌 4.効能または効果 6.用法及び用量 8.重要な基本的注意 9.特定の背景を有する患者に関する注意 10.相互作用 11.副作用 13.過量投与 14.適用上の注意 15.その他の注意 16.薬物動態 17.臨床成績 18.薬効薬理 19.有効成分に関する理化学的知見 20.取扱い上の注意 22.包装 23.主要文献 24.文献請求先及び問い合わせ先 26.製造販売業者等 |
販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
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チバセン錠2.5mg | Cibacen Tablets | サンファーマ | 処方箋医薬品注) | ||
チバセン錠5mg | Cibacen Tablets | サンファーマ | 処方箋医薬品注) | ||
チバセン錠10mg | Cibacen Tablets | サンファーマ | 処方箋医薬品注) |
デキストラン硫酸固定化セルロース、トリプトファン固定化ポリビニルアルコール又はポリエチレンテレフタレートを用いた吸着器によるアフェレーシスの施行 リポソーバー イムソーバTR セルソーバ [2.3参照] | ショックを起こすことがある。 | 陰性に荷電したデキストラン硫酸固定化セルロース、トリプトファン固定化ポリビニルアルコール又はポリエチレンテレフタレートにより血中キニン系の代謝が亢進し、本剤によりブラジキニン代謝が妨げられ蓄積すると考えられている。 |
アクリロニトリルメタリルスルホン酸ナトリウム膜(AN69)を用いた血液透析 [2.4参照] | アナフィラキシーを発現することがある。 | 多価イオン体であるAN69により血中キニン系の代謝が亢進し、本剤によりブラジキニン代謝が妨げられ蓄積すると考えられている。 |
アリスキレンフマル酸塩 ラジレス (糖尿病患者に使用する場合。ただし、他の降圧治療を行ってもなお血圧のコントロールが著しく不良の患者を除く) [2.6参照] | 非致死性脳卒中、腎機能障害、高カリウム血症及び低血圧のリスク増加が報告されている。 | 併用によりレニン−アンジオテンシン系阻害作用が増強される可能性がある。 |
アリスキレンフマル酸塩 | 腎機能障害、高カリウム血症及び低血圧を起こすおそれがあるため、腎機能、血清カリウム値及び血圧を十分に観察すること。 なお、eGFRが60mL/min/1.73m2未満の腎機能障害のある患者へのアリスキレンとの併用については、治療上やむを得ないと判断される場合を除き避けること。 | 併用によりレニン−アンジオテンシン系阻害作用が増強される可能性がある。 |
アンジオテンシンII受容体拮抗剤 | 腎機能障害、高カリウム血症及び低血圧を起こすおそれがあるため、腎機能、血清カリウム値及び血圧を十分に観察すること。 | 併用によりレニン−アンジオテンシン系阻害作用が増強される可能性がある。 |
カリウム保持性利尿剤 スピロノラクトン トリアムテレン等 カリウム製剤 | 血清カリウム値が上昇することがあるので、血清カリウム値に注意すること。 | 本剤はアンジオテンシンIIの生成を阻害することにより、血中アルドステロン濃度を減少させ、カリウム保持の方向に働くため。 危険因子:腎機能障害 |
シクロスポリン | 血清カリウム値が上昇することがあるので、血清カリウム値に注意すること。 | 高カリウム血症の副作用が相互に増強されると考えられる。 |
カリジノゲナーゼ製剤 | 本剤との併用により過度の血圧低下が引き起こされる可能性がある。 | 本剤のキニン分解抑制作用とカリジノゲナーゼ製剤のキニン産生作用により、血中キニン濃度が増大し血管平滑筋の弛緩が増強される可能性がある。 |
降圧作用を有する他の薬剤 利尿降圧剤 ニトログリセリン製剤等 | 降圧作用が増強されることがあるので、患者の状態を十分に観察しながら両剤の用量に注意すること。 | いずれも降圧作用を有するため。 危険因子:利尿降圧剤投与開始時 |
リチウム製剤 炭酸リチウム | リチウム中毒を起こすことがある。血中リチウム濃度に注意すること。 | アンジオテンシン変換酵素阻害剤は腎尿細管におけるリチウムの再吸収を促進するため。 |
非ステロイド性消炎鎮痛剤(NSAIDs) COX-2選択的阻害剤 インドメタシン等 | 降圧作用が減弱されることがあるので、本剤の用量に注意すること。 | 本剤の降圧作用は一部プロスタグランジンの増加によるとされる。非ステロイド性消炎鎮痛剤はプロスタグランジン合成を阻害するため、その阻害の程度により降圧作用が減弱されることが考えられる。 |
非ステロイド性消炎鎮痛剤(NSAIDs) COX-2選択的阻害剤 インドメタシン等 | 腎機能を悪化させるおそれがある。 | プロスタグランジン合成阻害作用により、腎血流量が低下するためと考えられる。 危険因子:高齢者 |
ジペプチジルペプチダーゼ-IV阻害剤 ビルダグリプチン等 | ビルダグリプチンとアンジオテンシン変換酵素阻害剤を併用している患者では、併用していない患者に比べて血管浮腫の発現頻度が高かったとの報告がある。 | 機序は不明である。 |
0.1%〜5%未満 | 0.1%未満 | 頻度不明 | |
過敏症 | − | 光線過敏症 | 発疹、そう痒 |
腎臓 | BUN、血清クレアチニンの上昇 | 蛋白尿 | 頻尿 |
血液 | 貧血 | 白血球減少、血小板減少、好酸球増多 | − |
精神神経系 | めまい・ふらつき、頭痛 | − | 協調異常、いらいら感、抑うつ、眠気、不眠、不安 |
循環器 | 血圧低下、胸部不快感、動悸 | − | 起立性低血圧、過度の血圧低下 |
消化器 | 嘔気・嘔吐、胃のもたれ、心窩部痛、腹部膨満感 | − | 下痢、便秘 |
肝臓 | AST、ALT、ALP、LDHの上昇 | − | − |
呼吸器 | 咳嗽、咽頭部不快感 | − | 副鼻腔炎 |
電解質 | 血清カリウム値の上昇注) | 血清ナトリウム値の低下 | − |
その他 | CK上昇、尿酸上昇、肩こり、味覚異常、視覚障害(霧視等)、口唇乾燥感、手指腫脹 | けん怠感、脱力感、浮腫 | 背部痛、インポテンス、低血糖、関節痛、筋肉痛、ほてり、耳鳴、知覚異常、性欲減退、口渇 |
ベナゼプリラート投与量 | Cmax(ng/mL) | Tmax(hr) | AUC(0-72)(ng・hr/mL) |
2.5mg | 32.7 | 1.5 | 251.2 |
5mg | 87.2 | 1.5 | 419.0 |
10mg | 199.3 | 1.2 | 988.5 |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2025/03/19 版 |