医療用医薬品 : アルキルジアミノエチルグリシン塩酸塩

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医薬品情報


総称名 アルキルジアミノエチルグリシン塩酸塩
一般名 アルキルジアミノエチルグリシン塩酸塩
欧文一般名 Alkyldiaminoethylglycine Hydrochloride
薬効分類名 殺菌消毒剤
薬効分類番号 2619
KEGG DRUG D04734 アルキルジアミノエチルグリシン塩酸塩
商品一覧
JAPIC 添付文書(PDF)

添付文書情報 2013年11月 作成 (第1版)


効能・効果及び用法・用量 使用上の注意 薬効薬理 理化学的知見 取扱い上の注意 包装 主要文献

商品情報 組成・性状

販売名 欧文商標名 製造会社 YJコード 薬価 規制区分
アルキルジアミノエチルグリシン塩酸塩消毒用液10%「NP」 (後発品) ALKYLDIAMINOETHYLGLYCINE HYDROCHLORIDE SOLUTION FOR DISINFECTION ニプロ 2619716Q1231 0.66円/mL

効能・効果及び用法・用量

効能効果

アルキルジアミノエチルグリシンとして下記の濃度になるように水で希釈して、次のように使用する。

効能・効果用法・用量
手指・皮膚の消毒0.05〜0.2%(本剤の50〜200倍)溶液で約5分間洗った後、滅菌ガーゼあるいは布片で清拭する。
手術部位(手術野)の皮膚の消毒0.1%(本剤の100倍)溶液で約5分間洗った後、0.2%(本剤の50倍)溶液で塗布する。
手術部位(手術野)の粘膜の消毒、皮膚・粘膜の創傷部位の消毒0.01〜0.05%(本剤の200〜1,000倍)溶液を用いる。
医療機器の消毒0.05〜0.2%(本剤の50〜200倍)溶液に10〜15分間浸漬する。
結核領域においては0.2〜0.5%(本剤の20〜50倍)溶液を用いる。
手術室・病室・家具・器具・物品などの消毒0.05〜0.2%(本剤の50〜200倍)溶液を布片で塗布・清拭するか、又は噴霧する。
結核領域においては0.2〜0.5%(本剤の20〜50倍)溶液を用いる。

用法用量

アルキルジアミノエチルグリシンとして下記の濃度になるように水で希釈して、次のように使用する。

効能・効果用法・用量
手指・皮膚の消毒0.05〜0.2%(本剤の50〜200倍)溶液で約5分間洗った後、滅菌ガーゼあるいは布片で清拭する。
手術部位(手術野)の皮膚の消毒0.1%(本剤の100倍)溶液で約5分間洗った後、0.2%(本剤の50倍)溶液で塗布する。
手術部位(手術野)の粘膜の消毒、皮膚・粘膜の創傷部位の消毒0.01〜0.05%(本剤の200〜1,000倍)溶液を用いる。
医療機器の消毒0.05〜0.2%(本剤の50〜200倍)溶液に10〜15分間浸漬する。
結核領域においては0.2〜0.5%(本剤の20〜50倍)溶液を用いる。
手術室・病室・家具・器具・物品などの消毒0.05〜0.2%(本剤の50〜200倍)溶液を布片で塗布・清拭するか、又は噴霧する。
結核領域においては0.2〜0.5%(本剤の20〜50倍)溶液を用いる。

使用上の注意

重要な基本的注意

原液又は濃厚液は刺激症状があらわれることがあるので、皮膚・粘膜に付着しないように注意すること。また、眼に入らないように注意すること。原液又は濃厚液に接触した場合には直ちに水でよく洗い流し、適切な処置を行うこと。

本剤は、必ず希釈し、濃度に注意して使用すること。

炎症又は易刺激性の部位に使用する場合には、正常の部位に使用するよりも低濃度とすることが望ましい。

深い創傷に使用する場合の希釈液としては、注射用水か滅菌精製水を用い、水道水や精製水を用いないこと。

副作用

副作用発現状況の概要

本剤は、副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。

その他の副作用

 頻度不明
過敏症注1)発疹、そう痒感等
注1)このような症状があらわれた場合には、使用を中止すること。

臨床検査結果に及ぼす影響

本剤で消毒したカテーテルで採取した尿は、スルホサリチル酸法による尿蛋白試験で偽陽性を示すことがある。

適用上の注意

人体

投与経路

外用にのみ使用すること。

使用時

散布消毒の場合には、マスクを着用するなど注意すること。

粘膜、創傷面又は炎症部位に長時間又は広範囲に使用しないこと。

その他

使用時

石けん類は本剤の殺菌作用を弱めるので、石けん成分を洗い落としてから使用すること。

鉄製の器具を長時間浸漬する必要がある場合は、腐食を防止するため0.2%の割合で亜硝酸ナトリウムを溶解し浸漬すること(殺菌作用に影響はない)。
なお、銅製の器具は亜硝酸ナトリウムを添加しても腐食を防止できないので長時間浸漬しないこと。

緊急処置

眼に入った場合

洗浄の際、眼球、瞼のすみずみまで水がよく行きわたるように、清浄な水で15分以上洗浄した後、直ちに適切な処置を行うこと。

飲み込んだ場合

水でよく口を洗い、水又は牛乳を飲ませ(無理に吐き出させない)、直ちに適切な処置を行うこと。

薬効薬理

生物学的同等性試験

アルキルジアミノエチルグリシン塩酸塩消毒用液10%「NP」と標準製剤(液剤、10w/v%)の殺菌効力試験[最小発育阻止濃度(MIC)測定法・フェノール係数値測定法・Kelsey-Sykes改良法]を行った結果、in vitroにおいて両剤の生物学的同等性が確認された。1)

アルキルジアミノエチルグリシン塩酸塩消毒用液10%「NP」のMIC
供試菌MIC(μg/mL)注2)
Pseudomonas aeruginosa IFO 132750.0156
Burkholderia cepacia IFO 145950.0078
Proteus vulgaris IFO 39880.025
Serratia marcescens IFO 126480.0156
Escherichia coli IFO 38060.0078
Enterobacter cloacae IFO 135950.0078
Staphylococcus aureus IFO 127320.0039
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)注3) 0.0039
Enterococcus faecalis IFO 129650.0078
注2)MIC(μg/mL)はアルキルジアミノエチルグリシン塩酸塩としての濃度を示す。注3)メチシリンのMIC値が200μg/mLの株を使用

有効成分に関する理化学的知見

一般名アルキルジアミノエチルグリシン塩酸塩
一般名(欧名)Alkyldiaminoethylglycine Hydrochloride
化学名N-[2-[[2-(Dodecylamino)ethyl]amino]ethyl]glycine hydrochloride
分子式[RNHCH2CH2NHCH2CH2NHCH2COOH]・HCl
(RはC8H17〜C16H33.主としてC12H25及びC14H29からなる)
KEGG DRUGD04734

取扱い上の注意

次の医薬品が混入すると、沈殿が生じるので注意すること。

ヨードチンキ、マーキュロクロム、硝酸銀、フェノール、過酸化水素、過マンガン酸カリウム等

本剤は多少色調の濃淡に差があることがあり、また、寒冷時にわずかに混濁を生じることがあるが、殺菌作用に影響はない。混濁は加温することにより溶解する。

キャップを取るときは、液が飛び出さないように容器の肩部を持ち、キャップを開封すること。(500mL)

安定性試験

最終包装製品を用いた長期保存試験[室温(1〜30℃)、3年間]の結果、外観及び含量等は規格の範囲内であり、アルキルジアミノエチルグリシン塩酸塩消毒用液10%「NP」は通常の市場流通下において3年間安定であることが確認された。2)

包装

500mL 5L

主要文献


1. ニプロ(株):社内資料(生物学的同等性試験)
2. ニプロ(株):社内資料(安定性試験)

作業情報


改訂履歴

2013年11月 作成 (第1版)

文献請求先

主要文献欄に記載の社内資料につきましても下記にご請求ください。
ニプロ株式会社
541-0045
大阪市中央区道修町2丁目2番7号
0120-226-898

お問い合わせ先

主要文献欄に記載の社内資料につきましても下記にご請求ください。
ニプロ株式会社
541-0045
大阪市中央区道修町2丁目2番7号
0120-226-898

業態及び業者名等

製造販売
ニプロ株式会社
大阪市北区本庄西3丁目9番3号


[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] 2020/9/16 版