医療用医薬品 : パクリタキセル |
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総称名 | パクリタキセル |
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一般名 | パクリタキセル |
欧文一般名 | Paclitaxel |
製剤名 | パクリタキセル・注射液 |
薬効分類名 | 抗悪性腫瘍剤 |
薬効分類番号 | 4240 |
ATCコード | L01CD01 |
KEGG DRUG |
D00491
パクリタキセル
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JAPIC | 添付文書(PDF) |
販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
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パクリタキセル点滴静注液30mg/5mL「ホスピーラ」 | Paclitaxel I.V. Infusion 30mg/5mL Hospira | ファイザー | 4240406A1090 | 1652円/瓶 | 毒薬, 処方箋医薬品注) |
パクリタキセル点滴静注液100mg/16.7mL「ホスピーラ」 (後発品) | Paclitaxel I.V. Infusion 100mg/16.7mL Hospira | ファイザー | 4240406A2097 | 2416円/瓶 | 毒薬, 処方箋医薬品注) |
投与方法 | 減量段階 | 投与量 |
A法 | 通常投与量 | 210mg/m2 |
1段階減量 | 180mg/m2 | |
2段階減量 | 150mg/m2 | |
3段階減量 | 135mg/m2 | |
B法 | 通常投与量 | 100mg/m2 |
1段階減量 | 80mg/m2 | |
2段階減量 | 60mg/m2 |
ジスルフィラム(ノックビン) シアナミド(シアナマイド) プロカルバジン塩酸塩(塩酸プロカルバジン) | アルコール反応(顔面潮紅,血圧降下、悪心、頻脈、めまい、呼吸困難、視力低下等)を起こすおそれがある。 | 本剤はエタノールを含有しているため。 |
放射線照射 | 胸部への放射線照射を併用した場合に、重篤な食道炎又は肺臓炎が発現したとの報告がある。併用する場合には、患者の状態に注意し、食道炎や肺陰影等が出現した場合には、本剤の投与及び放射線照射を直ちに中止し、適切な処置を行うこと。 | 機序は不明であるが、動物試験(マウス)で本剤による放射線感受性増加が認められている。 |
放射線照射 | 骨髄抑制等を増強することがあるので、併用する場合には、患者の状態を観察しながら、本剤を減量するか又は投与間隔を延長すること。 | 骨髄抑制等の予想される副作用項目が重複している。 |
抗悪性腫瘍剤 | 骨髄抑制等の副作用が増強するおそれがある。併用療法を行う場合には、患者の状態を観察しながら、減量するか又は投与間隔を延長すること。 | 骨髄抑制等の予想される副作用が重複している。 |
シスプラチン | 本剤をシスプラチンの後に投与した場合、逆の順序で投与した場合より骨髄抑制が増強するおそれがある。併用療法を行う場合には、本剤をシスプラチンの前に投与すること。 | 本剤をシスプラチンの後に投与した場合、パクリタキセルのクリアランスが低下し、パクリタキセルの血中濃度が上昇する。 |
シスプラチン | 末梢神経障害が増強するおそれがある。併用療法を行う場合には、患者の状態を観察しながら、減量するか又は投与間隔を延長すること。 | 末梢神経障害が予想される副作用として重複している。 |
ドキソルビシン塩酸塩 | 本剤をドキソルビシンの前に投与した場合、逆の順序で投与した場合より骨髄抑制が増強するおそれがある。併用療法を行う場合には、本剤をドキソルビシンの後に投与すること。 | 本剤をドキソルビシンの前に投与した場合、ドキソルビシンのクリアランスが低下し、ドキソルビシンの血中濃度が上昇する。 |
ドキソルビシン塩酸塩 | 心毒性が増強するおそれがある。併用療法を行う場合には、患者の状態を観察しながら、減量するか又は投与間隔を延長すること。 | 胆汁排泄の競合により、ドキソルビシン及びその代謝物であるドキソルビシノールの血中濃度が上昇する。 |
ビタミンA、 アゾール系抗真菌剤(ミコナゾール等)、 マクロライド系抗生剤(エリスロマイシン等)、 ステロイド系ホルモン剤(エチニルエストラジオール等)、 ジヒドロピリジン系カルシウムチャンネルブロッカー(ニフェジピン等)、 シクロスポリン、ベラパミル塩酸塩、キニジン硫酸塩水和物、ミダゾラム、フェナセチン、ラパチニブトシル酸塩水和物 | 骨髄抑制等の副作用が増強するおそれがある。併用療法を行う場合には、患者の状態を観察しながら、減量するか又は投与間隔を延長すること。 | 併用薬剤がP450-CYP2C8,CYP3A4等を阻害し、パクリタキセルの代謝が阻害され、パクリタキセルの血中濃度が上昇する。 |
N-メチルテトラゾールチオメチル基を有するセフェム系抗生物質 セフメノキシム塩酸塩、セフォペラゾンナトリウム、セフブペラゾンナトリウム、セフミノクスナトリウム水和物、セフメタゾールナトリウム、ラタモキセフナトリウム メトロニダゾール | アルコール反応(顔面潮紅、悪心、頻脈、多汗、頭痛等)を起こすおそれがある。 | 本剤はエタノールを含有しているため。 |
20%以上 | 5%〜20%未満 | 5%未満 | 頻度不明 | |
過敏症注1) | 発疹 | 発赤 | ||
循環器 | 低血圧 | 不整脈、頻脈、徐脈、期外収縮、高血圧、心悸亢進、心電図異常、心房細動、心室細動、心肥大、狭心症 | ||
消化器 | 悪心・嘔吐(35.1%) | 下痢、食欲不振、口内炎、便秘 | 消化不良、鼓腸放屁、胃炎、腹部膨満感、直腸疼痛、嚥下障害、歯肉炎、直腸障害、口唇炎、舌苔、歯肉痛 | 食道炎、粘膜炎、腹水、腸間膜血栓症 |
肝臓 | AST上昇、Al-P上昇、LDH上昇、ALT上昇 | ビリルビン上昇 | ||
泌尿器 | 電解質異常、BUN上昇 | クレアチニン上昇、蛋白尿、排尿困難、血尿、尿失禁、尿閉、出血性膀胱炎 | ||
皮膚 | 脱毛(45.3%) | そう痒、皮膚疾患、爪の障害、皮膚潰瘍、蕁麻疹、皮膚炎、色素沈着、皮膚乾燥、表皮剥離、皮膚腫脹、爪変色 | 斑状丘疹性皮疹、強皮症様変化、亜急性皮膚エリテマトーデス | |
精神神経系 | めまい、不眠、不安、うつ病、傾眠、思考異常、振戦、失神、激越、神経学的疾患、痙攣、運動失調、健忘症、緊張低下、意識障害、寡動、言語障害、緊張亢進、精神症状、譫妄、眼振、不随意運動、嗄声、気分変動 | |||
感覚器 | 味覚倒錯、味覚喪失、視力異常、眼疾患、結膜炎、耳痛、眼痛、霧視、流涙増加、眼精疲労、飛蚊症、眼乾燥、角膜炎、舌異常感、結膜出血、光視症 | 暗点、黄斑浮腫 | ||
呼吸器 | 呼吸困難 | 低酸素症、咳増加、喀痰増加、咽頭不快感 | ||
全身症状 | 無力症、腹痛、倦怠感、頭痛 | 浮腫、疼痛、インフルエンザ様症候群、腹部腫脹、さむけ、体重増加、体重減少 | ||
筋骨格 | 関節痛(32.3%)、筋肉痛(28.8%) | 骨痛、背部痛 | 頸部痛、腰痛 | 筋力低下 |
その他 | 発熱、潮紅 | 胸痛、出血、注射部反応、末梢性浮腫、総蛋白減少、アルブミン減少、骨盤痛、発汗、吃逆、口渇、不正出血、無月経、注射部痛、酩酊感、高血糖、低血糖、脱水 | 血栓症 |
Cmax | AUC | t1/2 | CLT | VSS | |
1週目投与時 | 5.9μg/mL | 8.1μg・h/mL | 8.5h | 211.5mL/min/m2 | 50.0L/m2 |
6週目投与時 | 5.9μg/mL | 8.5μg・h/mL | 12.0h | 208.1mL/min/m2 | 71.0L/m2 |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2024/04/17 版 |