ラットのアレルギー性IgE結膜炎モデル(1群5匹)においてケトチフェン点眼液0.05%「トーワ」及びザジテン点眼液0.05%(50μL×2回)を点眼投与し、下眼瞼結膜円蓋部組織に現出する浮腫、炎症性細胞の浸潤及びリンパ管における病理組織学的評価、また眼瞼結膜内への漏出色素量に対する抑制効果を指標として比較検討した。
2)また、モルモットのアレルギー性IgE結膜炎モデル(1群10匹)においてケトチフェン点眼液0.05%「トーワ」及びザジテン点眼液0.05%(50μL×2回)を点眼投与し、眼瞼結膜内への漏出色素量に対する抑制効果を指標として比較検討した。
3)さらに、ラットのCompound48/80誘発結膜炎モデル(1群10匹)においてケトチフェン点眼液0.05%「トーワ」及びザジテン点眼液0.05%(10μL×2回)を点眼投与し、眼瞼結膜内への漏出色素量に対する抑制効果を指標として比較検討した。
4)その結果、いずれも血管透過性亢進を抑制し、両剤は生物学的に同等と推定された。
ウサギ(1群5匹)においてケトチフェン点眼液0.05%「トーワ」及びザジテン点眼液0.05%(100μL×4回×7日)を点眼投与し、角膜・虹彩・結膜に対する粘膜刺激性反応及び角膜損傷の有無を指標として比較検討した。
5)その結果、いずれも眼粘膜刺激性及び角膜損傷は認められず、両剤は生物学的に同等と推定された。