医療用医薬品 : ロタリックス |
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本剤は、G1P[8]に属するヒトロタウイルス(89-12株)のクローンである弱毒生ヒトロタウイルス(RIX4414株)をアフリカミドリザル腎臓由来のVero細胞で培養増殖させ、得たウイルス液を精製し、添加剤を加えた内用液剤である。
本剤は、製造工程で健康なブタ由来成分(トリプシン)及びウシの乳由来成分(無水乳糖及びカザミノ酸)を使用している。また、製造工程の極めて初期の段階(Vero細胞のセルバンク作製時)において、仔ウシの血液由来成分(血清)、ウシとブタの骨抽出成分(アミノ酸類)及びウシの乳由来成分(ラクトアルブミン加水分解物)を使用している。
本剤は、1.5mL中に次の成分を含有する。
販売名 | ロタリックス内用液 |
有効成分 | 弱毒生ヒトロタウイルス(RIX4414株)6.0log10CCID50以上 |
添加剤 | 精製白糖(1.073g)、アジピン酸(100.75mg)、水酸化ナトリウム(54.76mg)、ダルベッコ変法イーグル培地(2.033mg)、pH調節剤 |
販売名 | ロタリックス内用液 |
剤形・性状 | 無色澄明の液で、肉眼観察では粒子を認めない無菌製剤 |
【色】
無色澄明
【剤形】
/液剤/内用
販売名和名 : ロタリックス内用液
規格単位 :
欧文商標名 : Rotarix
基準名 : 経口弱毒生ヒトロタウイルスワクチン
規制区分
規制区分名称 : 生物由来製品
規制区分
規制区分名称 : 劇薬
規制区分
規制区分名称 : 処方箋医薬品注)
規制区分備考 : 注)注意−医師等の処方箋により使用すること
日本標準商品分類番号 : 876313
承認番号 : 22300AMX00591
販売開始年月 : 2011年11月
貯法及び期限等
貯法 : 凍結を避けて、2〜8℃で保存
有効期間 : 36ヵ月
3.製法の概要及び組成・性状
3.1 製法の概要
本剤は、G1P[8]に属するヒトロタウイルス(89-12株)のクローンである弱毒生ヒトロタウイルス(RIX4414株)をアフリカミドリザル腎臓由来のVero細胞で培養増殖させ、得たウイルス液を精製し、添加剤を加えた内用液剤である。
本剤は、製造工程で健康なブタ由来成分(トリプシン)及びウシの乳由来成分(無水乳糖及びカザミノ酸)を使用している。また、製造工程の極めて初期の段階(Vero細胞のセルバンク作製時)において、仔ウシの血液由来成分(血清)、ウシとブタの骨抽出成分(アミノ酸類)及びウシの乳由来成分(ラクトアルブミン加水分解物)を使用している。
3.2 組成
本剤は、1.5mL中に次の成分を含有する。
販売名 | ロタリックス内用液 |
有効成分 | 弱毒生ヒトロタウイルス(RIX4414株)6.0log10CCID50以上 |
添加剤 | 精製白糖(1.073g)、アジピン酸(100.75mg)、水酸化ナトリウム(54.76mg)、ダルベッコ変法イーグル培地(2.033mg)、pH調節剤 |
添加剤 : 精製白糖
添加剤 : アジピン酸
添加剤 : 水酸化ナトリウム
添加剤 : ダルベッコ変法イーグル培地
添加剤 : pH調節剤
3.3 製剤の性状
販売名 | ロタリックス内用液 |
剤形・性状 | 無色澄明の液で、肉眼観察では粒子を認めない無菌製剤 |
【色】
無色澄明
【剤形】
/液剤/内用
規格単位毎の効能効果及び用法用量
効能効果対用法用量
4.効能又は効果
ロタウイルスによる胃腸炎の予防
6.用法及び用量
乳児に通常、4週間以上の間隔をおいて2回経口接種し、接種量は毎回1.5mLとする。
5.効能又は効果に関連する注意
5.1 本剤はロタウイルスG1P[8]、G2P[4]、G3P[8]、G4P[8]、G9P[8]に対する予防効果が示唆されている。
5.2 他のウイルスに起因する胃腸炎を予防することはできない。
7.用法及び用量に関連する注意
7.1 接種対象者・接種時期
生後6週から初回接種を開始し、少なくとも4週間の間隔をおいて2回目の接種を完了する。遅くとも生後24週までには接種を完了させること。また、早期産児においても同様に接種することができる。
なお、初回接種は生後14週6日までに行うことが推奨されている1)。
7.2 接種方法
接種直後にワクチンの大半を吐き出した場合は、改めて本剤1.5mLを接種させることができる。
7.3 同時接種
医師が必要と認めた場合には、他のワクチンと同時に接種することができる。[14.1.1参照]
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2025/05/21 版 |