18.1.1 グリテールによるAryl hydrocarbon receptorの活性化によりフィラグリン蛋白の増強及び発現を増加させ、Tヘルパー2サイトカインによるフィラグリン蛋白の発現抑制を回復させる
1)2)。
18.1.2 グリテールは、アトピー性皮膚炎に関与するTヘルパー2サイトカイン産生の阻害作用がある
3)。
18.1.3 グリテールは、アトピー性皮膚炎発症に重要な役割が考えられているインターロイキン33への阻害作用がある
4)。
18.2.1 血管透過性亢進抑制作用
Hartley系白色雄性モルモットにおいて、ヒスタミン、ブラジキニン誘発血管透過性亢進に対し濃度依存性抑制作用を示した
5)。
18.2.2 足浮腫抑制作用
Wistar系雄性ラットにおいて、カラゲニン足浮腫に対し抑制作用を示した
5)。
18.2.3 紫外線紅斑及びアラキドン酸皮膚発赤抑制作用
Hartley系白色雄性モルモットにおいて、紫外線紅斑及びアラキドン酸皮膚発赤に対し抑制作用を示した
5)。
18.2.4 蛋白滲出及び白血球遊走抑制作用
Wistar系雄性ラットを用いたCMC-pouch法において、蛋白滲出及び白血球遊走に対し抑制作用を示した
6)。
18.2.5 I型及びIV型アレルギー反応抑制作用
Wistar系雄性ラットにおいて、I型アレルギーの48時間homologousPCA反応に対し抑制作用を示した。また、Jcl:ICR系雄性マウスにおいて、オキサゾロン誘発IV型アレルギー性皮膚炎に対し抑制作用を示した
7)。
18.2.6 抗乾癬作用
ddY系雄性マウスにおいて、乾癬モデルとして有効なTPA誘発皮膚反応である浮腫及び表皮増殖に対し抑制作用を示した
8)。