通常小児に対し体重1kg当りピランテルとして10mgを1回経口投与する。
9.3 肝機能障害患者
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
9.7 小児等
低出生体重児、新生児、乳児又は2歳未満の幼児を対象とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。
14.1 薬剤投与時の注意
本剤は、用時適量の水を加えシロップ剤として投与するが、そのまま経口投与することもできる。
16.1 血中濃度
健康成人男性5例にピランテルパモ酸塩を体重1ポンド当り5mg
注)を単回経口投与した場合、3時間後に血中にピランテル関連物質として0.2〜1.1μg/mLが検出されたが、そのほとんどは代謝物と考えられ、5時間以内にほぼ消失した
3)(外国人データ)。
16.5 排泄
健康成人男性5例にピランテルパモ酸塩500mg
注)(ピランテルとして)を単回経口投与した場合、糞中には4例で60〜65%、1例で約93%の排泄率を示し、尿中には全例とも1〜3%の排泄率を示し、いずれもその大部分が48時間以内に排泄された
4)。
注)承認された用法及び用量は、体重1kg当りピランテルとして10mgを1回経口投与である。