(1)本剤に日局生理食塩液50mLを注入して直ちに
振とうして懸濁液を調製する。
注意
・以後の操作(「(5)」及び「(6)」)には、注射針を使用しないこと。
・懸濁後は、直ちに使用すること。
(2)採液針を本剤の懸濁液が入ったバイアルのゴム栓の中央に、上からまっすぐに押し込み装着する。
注意
・採液針の注射筒接続口及びバイアル接続部分(特に、針)に触れないように取り扱うこと。
(3)採液針にシリンジ(50mL、青色の押子)を装着(ロック接合)する。
注意
・シリンジの押子を引いた状態で、採液針とロック接合すること。
・ロック接合部に緩みがないことを確認してから次の操作を行うこと。
(4)バイアルをよく振とうして、本剤の粒子を分散させる。
(5)バイアルを上下逆にして振とうさせ、ポンピングしながら、懸濁液をシリンジに吸引する。
(6)シリンジを採液針から外し、薬液注入用の側管付き胸部排液用(又は排気用)カテーテルの側管に装着(ロック接合)後、懸濁液を胸膜腔内に緩徐に注入する。
注意
・本剤の粒子が沈降している場合、シリンジを振とうして粒子を分散させながら注入すること。
・シリンジを保持しながら、シリンジの押子を下に押すように、本剤の懸濁液を緩徐に注入すること。
(7)
<悪性胸水の再貯留抑制>
その後、同じ側管より、懸濁液注入と同じ注入速度で、日局生理食塩液50mLを用いてフラッシュし、カテーテルをクランプする。
<外科手術による治療が困難な続発性難治性気胸>
その後、同じ側管より、懸濁液注入と同じ注入速度で、日局生理食塩液50mLを用いてフラッシュする。低圧持続吸引器により懸濁液が排液されない程度に陰圧をかける。