医療用医薬品 : ソマゾン

List   Top

3. 組成・性状


3.1 組成

有効成分1バイアル中メカセルミン(遺伝子組換え)10mg
溶解液日本薬局方生理食塩液
2mL

3.2 製剤の性状

外観白色の塊(凍結乾燥製剤)
pH1.8〜3.8〔10mg/mL 生理食塩液〕
浸透圧比(生理食塩液に対する比)約1〔10mg/mL 生理食塩液〕

【色】
白色
【剤形】
塊/散剤/注射
凍結乾燥剤/散剤/注射


規格単位毎の明細 (ソマゾン注射用10mg)

販売名和名 : ソマゾン注射用10mg

規格単位 : 10mg1瓶(溶解液付)

欧文商標名 : Somazon 10mg for Injection

規制区分

規制区分名称 : 劇薬

規制区分

規制区分名称 : 処方箋医薬品注)

規制区分備考 : 注)注意−医師等の処方箋により使用すること

日本標準商品分類番号 : 872499

承認番号 : 20600AMZ01434000

販売開始年月 : 1995年2月

貯法及び期限等

貯法 : 冷蔵庫保存(5℃以下)

有効期間 : 3年

3.組成・性状

3.1 組成

有効成分1バイアル中メカセルミン(遺伝子組換え)10mg
溶解液日本薬局方生理食塩液
2mL

3.2 製剤の性状

外観白色の塊(凍結乾燥製剤)
pH1.8〜3.8〔10mg/mL 生理食塩液〕
浸透圧比(生理食塩液に対する比)約1〔10mg/mL 生理食塩液〕

【色】
白色
【剤形】
塊/散剤/注射
凍結乾燥剤/散剤/注射

規格単位毎の効能効果及び用法用量

効能効果対用法用量

4.効能又は効果

○下記疾患における高血糖、高インスリン血症、黒色表皮腫、多毛の改善

インスリン受容体異常症A型、インスリン受容体異常症B型、脂肪萎縮性糖尿病、妖精症、ラブソン・メンデンホール症候群

○下記疾患における成長障害の改善

成長ホルモン抵抗性の成長ホルモン単独欠損症Type1A、ラロン症候群

6.用法及び用量

効能・効果用法・用量
下記疾患における高血糖、高インスリン血症、黒色表皮腫、多毛の改善
インスリン受容体異常症A型、インスリン受容体異常症B型、脂肪萎縮性糖尿病、妖精症、ラブソン・メンデンホール症候群
通常、1回0.1〜0.4mg/kgを1日1〜2回食前皮下に注射する。1日1回投与のときは朝食前に、1日2回投与のときは朝食前と夕食前に投与する。
下記疾患における成長障害の改善
成長ホルモン抵抗性の成長ホルモン単独欠損症Type1A、ラロン症候群
通常、1回0.05〜0.2mg/kgを1日1〜2回食前皮下に注射する。1日1回投与のときは朝食前に、1日2回投与のときは朝食前と夕食前に投与する。

投与量は原則として低用量より開始し、症状及び検査所見に応じて投与量、投与回数を上記の範囲内で適宜増減する。注射に際しては、本剤1バイアルに添付の日本薬局方生理食塩液1mLを加えて溶解する。

5.効能又は効果に関連する注意

<効能共通>

5.1 本剤の適用にあたっては、以下の点を踏まえ、患者における本剤の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

・関連性は明らかではないが、国内外において、メカセルミンによる治療中又は治療終了後に良性腫瘍及び悪性腫瘍が発生したとの報告がある1)

・SD系ラットに本剤を53週間投与した動物実験において腺癌を含む乳腺腫瘍が発生したとの報告がある。

<インスリン受容体異常症>

5.2 急を要する場合以外は、あらかじめ糖尿病治療の基本である食事療法、運動療法を十分行ったうえで適用を考慮すること。

7.用法及び用量に関連する注意

本剤の血糖低下作用はほぼ用量依存的であるが、血漿蛋白結合に非線形性(血漿蛋白結合率が血中ソマトメジンC濃度に依存して変化する)が認められるため、本剤の適用にあたっては、以下の基準を目安に投与量、投与回数の適宜増減を行う。[16.3参照]

<インスリン受容体異常症>

7.1 治療開始に先立ち、症例ごとに本剤の低用量(0.1mg/kg)から順次適当量を朝食前に単回皮下投与し、投与後の血糖値、血中インスリン値、血中ソマトメジンC濃度等の検査値の推移及び随伴症状の観察に基づき、治療用量、1日投与回数を設定する。治療投与への移行後は、それらの項目及び臨床症状(成長促進作用から考えられる臨床所見を含む)の定期的観察を行い、投与量、投与回数を適宜増減する。

<成長ホルモン抵抗性の成長ホルモン単独欠損症Type1A、ラロン症候群>

7.2 治療開始に先立ち、症例ごとに本剤の低用量(0.05mg/kg)から順次適当量を朝食前に単回皮下投与し、投与2〜4時間後の血中ソマトメジンC濃度が同年代の生理的レベルの上限を著しく越えず、また随伴症状を認めない投与量を治療用量とする。1日投与回数は、単回投与後の血中ソマトメジンC濃度の持続時間から設定する。治療投与への移行後は、血中ソマトメジンC濃度及び血糖値を含む各種臨床所見の定期的観察を行い、投与量、投与回数を適宜増減する。


[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] 2025/05/21 版