医療用医薬品 : アスピリン

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3. 組成・性状


3.1 組成

有効成分1g中
日局 アスピリン 1g

3.2 製剤の性状

性状白色の結晶、粒又は粉末で、においはなく、僅かに酸味がある。
エタノール(95)又はアセトンに溶けやすく、ジエチルエーテルにやや溶けやすく、水に溶けにくい。
水酸化ナトリウム試液又は炭酸ナトリウム試液に溶ける。
湿った空気中で徐々に加水分解してサリチル酸及び酢酸になる。

【色】
白色
【剤形】
結晶/散剤/内用
粒/散剤/内用
粉末/散剤/内用


規格単位毎の明細 (アスピリン「ケンエー」)

販売名和名 : アスピリン「ケンエー」

規格単位 : 10g

欧文商標名 : Aspirin「KENEI」

基準名 : アスピリン

日本標準商品分類番号 : 871143

日本標準商品分類番号 : 873399

承認番号 : 16000AMZ01827

販売開始年月 : 1985年7月

貯法及び期限等

貯法 : 室温保存

有効期間 : 4年

3.組成・性状

3.1 組成

有効成分1g中
日局 アスピリン 1g

3.2 製剤の性状

性状白色の結晶、粒又は粉末で、においはなく、僅かに酸味がある。
エタノール(95)又はアセトンに溶けやすく、ジエチルエーテルにやや溶けやすく、水に溶けにくい。
水酸化ナトリウム試液又は炭酸ナトリウム試液に溶ける。
湿った空気中で徐々に加水分解してサリチル酸及び酢酸になる。

【色】
白色
【剤形】
結晶/散剤/内用
粒/散剤/内用
粉末/散剤/内用

規格単位毎の効能効果及び用法用量

効能効果対用法用量

4.効能又は効果

[1]関節リウマチ、リウマチ熱、変形性関節症、強直性脊椎炎、関節周囲炎、結合織炎、術後疼痛、歯痛、症候性神経痛、関節痛、腰痛症、筋肉痛、捻挫痛、打撲痛、痛風による痛み、頭痛、月経痛

[2]下記疾患の解熱・鎮痛

急性上気道炎(急性気管支炎を伴う急性上気道炎を含む)

[3]川崎病(川崎病による心血管後遺症を含む)

6.用法及び用量

<関節リウマチ、リウマチ熱、変形性関節症、強直性脊椎炎、関節周囲炎、結合織炎、術後疼痛、歯痛、症候性神経痛、関節痛、腰痛症、筋肉痛、捻挫痛、打撲痛、痛風による痛み、頭痛、月経痛>

通常、成人にはアスピリンとして、1回0.5〜1.5g、1日1.0〜4.5gを経口投与する。
なお、年齢、疾患、症状により適宜増減する。ただし、上記の最高量までとする。

<急性上気道炎(急性気管支炎を伴う急性上気道炎を含む)の解熱・鎮痛>

通常、成人にはアスピリンとして、1回0.5〜1.5gを頓用する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。ただし、原則として1日2回までとし、1日最大4.5gを限度とする。また、空腹時の投与は避けさせることが望ましい。

<川崎病(川崎病による心血管後遺症を含む)>

急性期有熱期間は、アスピリンとして1日体重1kgあたり30〜50mgを3回に分けて経口投与する。解熱後の回復期から慢性期は、アスピリンとして1日体重1kgあたり3〜5mgを1回経口投与する。なお、症状に応じて適宜増減する。

7.用法及び用量に関連する注意

<効能共通>

7.1 他の消炎鎮痛剤との併用を避けることが望ましい。[10.2参照]

<川崎病(川崎病による心血管後遺症を含む)>

7.2 原則として川崎病の診断がつき次第、投与を開始することが望ましい1)

7.3 川崎病では発症後数カ月間、血小板凝集能が亢進しているので、川崎病の回復期において、本剤を発症後2〜3カ月間投与し、その後断層心エコー図等の冠動脈検査で冠動脈障害が認められない場合には、本剤の投与を中止すること。冠動脈瘤を形成した症例では、冠動脈瘤の退縮が確認される時期まで投与を継続することが望ましい1)2)

7.4 川崎病の治療において、低用量では十分な血小板機能の抑制が認められない場合もあるため、適宜、血小板凝集能の測定等を考慮すること。


[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] 2025/07/23 版