医療用医薬品 : タガメット

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3. 組成・性状


3.1 組成

販売名タガメット注射液200mg
有効成分1アンプル(2mL)中日局シメチジン200mg

3.2 製剤の性状

販売名タガメット注射液200mg
性状無色〜微黄色澄明の液
pH4.5〜6.0
浸透圧比1.7〜2.1(生理食塩液に対する比)

【色】
無色〜微黄色澄明
【剤形】
/液剤/注射


規格単位毎の明細 (タガメット注射液200mg)

販売名和名 : タガメット注射液200mg

規格単位 : 10%2mL1管

欧文商標名 : Tagamet Injection

規制区分

規制区分名称 : 処方箋医薬品注)

規制区分備考 : 注)注意−医師等の処方箋により使用すること

日本標準商品分類番号 : 872325

承認番号 : 15600AMZ00894

販売開始年月 : 1982年1月

貯法及び期限等

貯法 : 室温保存

有効期間 : 3年

3.組成・性状

3.1 組成

販売名タガメット注射液200mg
有効成分1アンプル(2mL)中日局シメチジン200mg

3.2 製剤の性状

販売名タガメット注射液200mg
性状無色〜微黄色澄明の液
pH4.5〜6.0
浸透圧比1.7〜2.1(生理食塩液に対する比)

【色】
無色〜微黄色澄明
【剤形】
/液剤/注射

規格単位毎の効能効果及び用法用量

効能効果対用法用量

4.効能又は効果

○上部消化管出血(消化性潰瘍、急性ストレス潰瘍、出血性胃炎による)

○侵襲ストレス(手術後に集中管理を必要とする大手術、集中治療を必要とする脳血管障害・頭部外傷・多臓器不全・重症熱傷等)による上部消化管出血の抑制

○麻酔前投薬

6.用法及び用量

<上部消化管出血(消化性潰瘍、急性ストレス潰瘍、出血性胃炎による)、侵襲ストレス(手術後に集中管理を必要とする大手術、集中治療を必要とする脳血管障害・頭部外傷・多臓器不全・重症熱傷等)による上部消化管出血の抑制>

通常成人にはシメチジンとして1回200mgを日局生理食塩液又は日局ブドウ糖注射液にて20mLに希釈し、1日4回(6時間間隔)緩徐に静脈内注射する。又は輸液に混合して点滴静注する。なお、年齢、症状により適宜増減する。一般的に上部消化管出血では1週間以内に効果の発現をみるが、内服可能となった後は経口投与に切りかえる。侵襲ストレス(手術後に集中管理を必要とする大手術、集中治療を必要とする脳血管障害・頭部外傷・多臓器不全・重症熱傷等)による上部消化管出血の抑制では、術後集中管理又は集中治療を必要とする期間(手術侵襲ストレスは3日間程度、その他の侵襲ストレスは7日間程度)の投与とする。

<麻酔前投薬>

通常成人にはシメチジンとして1回200mgを麻酔導入1時間前に筋肉内注射する。

5.効能又は効果に関連する注意

<侵襲ストレス(手術後に集中管理を必要とする大手術、集中治療を必要とする脳血管障害・頭部外傷・多臓器不全・重症熱傷等)による上部消化管出血の抑制>

手術後に集中管理を必要とする大手術、集中治療を必要とする脳血管障害・頭部外傷・多臓器不全・重症熱傷等によりストレス潰瘍が発症する可能性が考えられる場合に限り使用すること。なお、重症熱傷はBurn Index 10以上の熱傷を目安とすること。

7.用法及び用量に関連する注意

7.1 腎機能障害患者では、血中濃度が持続するので、次の表を参考にして投与量を減ずるか投与間隔をあけて使用すること。[9.2、16.6.1参照]

クレアチニンクリアランスタガメット投与量
0〜4mL/min1回200mg1日1回(24時間間隔)
5〜29mL/min1回200mg1日2回(12時間間隔)
30〜49mL/min1回200mg1日3回(8時間間隔)
50mL/min以上1回200mg1日4回(6時間間隔)

7.2 血液透析を受けている患者に投与する場合は、透析後に投与すること。[13.2、16.6.2参照]

7.3 手術侵襲ストレスによる上部消化管出血の抑制に対しては、手術終了後より投与を開始すること。

7.4 心血管疾患のある患者、全身状態の悪い患者、術後の患者には、点滴静注すること。


[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] 2025/07/23 版