医療用医薬品 : 乾燥BCGワクチン |
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本剤は、カルメット・ゲラン菌(以下BCGという)Tokyo株をソートン馬鈴薯培地、牛胆汁馬鈴薯培地、ソートン培地に植えて培養し、発育した菌膜を採取し、この菌膜を処理して含水量約70%とした湿菌を磨砕し、15w/v%以下の濃度のグルタミン酸ナトリウム液に浮遊させ、1mL中に湿菌80mgを含むようにした液を凍結乾燥したものである。
なお、本剤は製造工程でウシの胆嚢から採取した胆汁を使用している。
販売名 | 乾燥BCGワクチン(経皮用・1人用) |
有効成分 | 生きたカルメット・ゲラン菌(含水量約70%として) 12mg |
添加剤 | L-グルタミン酸ナトリウム水和物 7.5mg |
添付溶剤 | 日本薬局方生理食塩液 0.15mL |
販売名 | 乾燥BCGワクチン(経皮用・1人用) |
性状 | 凍結乾燥製剤である。添付の溶剤を加えるとき、白色ないし淡黄色の混濁した液となる。 |
【色】
白色ないし淡黄色の混濁
【剤形】
凍結乾燥剤/散剤/注射
/液剤/注射
販売名和名 : 乾燥BCGワクチン(経皮用・1人用)
規格単位 :
基準名 : 乾燥BCGワクチン
基準名 : Freeze-dried Glutamate BCG Vaccine for Percutaneous Use
基準名 : 乾燥BCGワクチン
規制区分
規制区分名称 : 生物由来製品
規制区分
規制区分名称 : 劇薬
規制区分
規制区分名称 : 処方箋医薬品注)
規制区分備考 : 注)注意−医師等の処方箋により使用すること
日本標準商品分類番号 : 876311
承認番号 : 20300AMZ00767000
販売開始年月 : 1992年2月
貯法及び期限等
貯法 : 10℃以下で保存
有効期間 : 検定合格の日から2年
3.製法の概要及び組成・性状
3.1 製法の概要
本剤は、カルメット・ゲラン菌(以下BCGという)Tokyo株をソートン馬鈴薯培地、牛胆汁馬鈴薯培地、ソートン培地に植えて培養し、発育した菌膜を採取し、この菌膜を処理して含水量約70%とした湿菌を磨砕し、15w/v%以下の濃度のグルタミン酸ナトリウム液に浮遊させ、1mL中に湿菌80mgを含むようにした液を凍結乾燥したものである。
なお、本剤は製造工程でウシの胆嚢から採取した胆汁を使用している。
3.2 組成
販売名 | 乾燥BCGワクチン(経皮用・1人用) |
有効成分 | 生きたカルメット・ゲラン菌(含水量約70%として) 12mg |
添加剤 | L-グルタミン酸ナトリウム水和物 7.5mg |
添付溶剤 | 日本薬局方生理食塩液 0.15mL |
添加剤 : L-グルタミン酸ナトリウム水和物
3.3 製剤の性状
販売名 | 乾燥BCGワクチン(経皮用・1人用) |
性状 | 凍結乾燥製剤である。添付の溶剤を加えるとき、白色ないし淡黄色の混濁した液となる。 |
【色】
白色ないし淡黄色の混濁
【剤形】
凍結乾燥剤/散剤/注射
/液剤/注射
規格単位毎の効能効果及び用法用量
効能効果対用法用量
4.効能又は効果
結核の予防
6.用法及び用量
通常、溶剤を加えたものを上腕外側のほぼ中央部に滴下塗布し、経皮用接種針を用いて行う。
7.用法及び用量に関連する注意
7.1 接種方法(管針法による経皮接種)
本剤に添付の溶剤(日本薬局方生理食塩液)を加えて80mg/mLの濃度の均一な懸濁液とし、接種部位の皮膚を緊張させ、懸濁液を塗った後、9本針植付けの管針を接種皮膚面に対してほぼ垂直に保ち、これを強く圧して行う。接種数は2個とし、管針の円跡は相互に接するものとする。
7.2 本剤は、経皮接種用の濃厚なワクチンであり、もし皮内等に注射すると強い局所反応を呈するので、絶対に注射してはならない。
7.3 定期接種対象者と標準的接種期間
一歳に至るまでの間にある者。生後5月に達したときから生後8月に達するまでの期間を標準的な接種期間として1回行うこと。
7.4 他の生ワクチン(注射剤)との接種間隔
他の生ワクチン(注射剤)の接種を受けた者は、通常、27日以上間隔を置いて本剤を接種すること。[10.2参照]
7.5 同時接種
医師が必要と認めた場合には、他のワクチンと同時に接種することができる(なお、本剤を他のワクチンと混合して接種してはならない)。
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2025/05/21 版 |