医療用医薬品 : 乾燥BCGワクチン

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3. 製法の概要及び組成・性状


3.1 製法の概要

本剤は、カルメット・ゲラン菌(以下BCGという)Tokyo株をソートン馬鈴薯培地、牛胆汁馬鈴薯培地、ソートン培地に植えて培養し、発育した菌膜を採取し、この菌膜を処理して含水量約70%とした湿菌を磨砕し、15w/v%以下の濃度のグルタミン酸ナトリウム液に浮遊させ、1mL中に湿菌80mgを含むようにした液を凍結乾燥したものである。
なお、本剤は製造工程でウシの胆嚢から採取した胆汁を使用している。

3.2 組成

販売名乾燥BCGワクチン(経皮用・1人用)
有効成分生きたカルメット・ゲラン菌(含水量約70%として) 12mg
添加剤L-グルタミン酸ナトリウム水和物 7.5mg

添付溶剤日本薬局方生理食塩液 0.15mL

3.3 製剤の性状

販売名乾燥BCGワクチン(経皮用・1人用)
性状凍結乾燥製剤である。添付の溶剤を加えるとき、白色ないし淡黄色の混濁した液となる。

【色】
白色ないし淡黄色の混濁
【剤形】
凍結乾燥剤/散剤/注射
/液剤/注射


規格単位毎の明細 (乾燥BCGワクチン(経皮用・1人用))

販売名和名 : 乾燥BCGワクチン(経皮用・1人用)

規格単位 :

基準名 : 乾燥BCGワクチン

基準名 : Freeze-dried Glutamate BCG Vaccine for Percutaneous Use

基準名 : 乾燥BCGワクチン

規制区分

規制区分名称 : 生物由来製品

規制区分

規制区分名称 : 劇薬

規制区分

規制区分名称 : 処方箋医薬品注)

規制区分備考 : 注)注意−医師等の処方箋により使用すること

日本標準商品分類番号 : 876311

承認番号 : 20300AMZ00767000

販売開始年月 : 1992年2月

貯法及び期限等

貯法 : 10℃以下で保存

有効期間 : 検定合格の日から2年

3.製法の概要及び組成・性状

3.1 製法の概要

本剤は、カルメット・ゲラン菌(以下BCGという)Tokyo株をソートン馬鈴薯培地、牛胆汁馬鈴薯培地、ソートン培地に植えて培養し、発育した菌膜を採取し、この菌膜を処理して含水量約70%とした湿菌を磨砕し、15w/v%以下の濃度のグルタミン酸ナトリウム液に浮遊させ、1mL中に湿菌80mgを含むようにした液を凍結乾燥したものである。
なお、本剤は製造工程でウシの胆嚢から採取した胆汁を使用している。

3.2 組成

販売名乾燥BCGワクチン(経皮用・1人用)
有効成分生きたカルメット・ゲラン菌(含水量約70%として) 12mg
添加剤L-グルタミン酸ナトリウム水和物 7.5mg

添付溶剤日本薬局方生理食塩液 0.15mL

添加剤 : L-グルタミン酸ナトリウム水和物

3.3 製剤の性状

販売名乾燥BCGワクチン(経皮用・1人用)
性状凍結乾燥製剤である。添付の溶剤を加えるとき、白色ないし淡黄色の混濁した液となる。

【色】
白色ないし淡黄色の混濁
【剤形】
凍結乾燥剤/散剤/注射
/液剤/注射

規格単位毎の効能効果及び用法用量

効能効果対用法用量

4.効能又は効果

結核の予防

6.用法及び用量

通常、溶剤を加えたものを上腕外側のほぼ中央部に滴下塗布し、経皮用接種針を用いて行う。

7.用法及び用量に関連する注意

7.1 接種方法(管針法による経皮接種)

本剤に添付の溶剤(日本薬局方生理食塩液)を加えて80mg/mLの濃度の均一な懸濁液とし、接種部位の皮膚を緊張させ、懸濁液を塗った後、9本針植付けの管針を接種皮膚面に対してほぼ垂直に保ち、これを強く圧して行う。接種数は2個とし、管針の円跡は相互に接するものとする。

7.2 本剤は、経皮接種用の濃厚なワクチンであり、もし皮内等に注射すると強い局所反応を呈するので、絶対に注射してはならない。

7.3 定期接種対象者と標準的接種期間

一歳に至るまでの間にある者。生後5月に達したときから生後8月に達するまでの期間を標準的な接種期間として1回行うこと。

7.4 他の生ワクチン(注射剤)との接種間隔

他の生ワクチン(注射剤)の接種を受けた者は、通常、27日以上間隔を置いて本剤を接種すること。[10.2参照]

7.5 同時接種

医師が必要と認めた場合には、他のワクチンと同時に接種することができる(なお、本剤を他のワクチンと混合して接種してはならない)。


[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] 2025/05/21 版