医療用医薬品 : メロペン

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3. 組成・性状


3.1 組成

メロペン点滴用バイアル0.25g

販売名メロペン点滴用バイアル0.25g
有効成分1バイアル中日局メロペネム水和物0.25g(力価)

メロペン点滴用バイアル0.5g

販売名メロペン点滴用バイアル0.5g
有効成分1バイアル中日局メロペネム水和物0.5g(力価)

メロペン点滴用キット0.5g

販売名メロペン点滴用キット0.5g
有効成分上室下室
1キット中日局メロペネム水和物0.5g(力価)
溶解液日局生理食塩液100mL
(100mL中塩化ナトリウム0.9g含有)

3.2 製剤の性状

メロペン点滴用バイアル0.25g

販売名メロペン点滴用バイアル0.25g
剤形バイアル
性状白色〜淡黄色の結晶性の粉末

生理食塩液に溶解後のpH及び浸透圧比は次のとおりである。

単位/容量pH浸透圧比
0.25g(力価)/100mL6.7〜8.7約1
0.5g(力価)/100mL
1g(力価)/100mL
2g(力価)/100mL
※生理食塩液に対する比

【色】
白色〜淡黄色
【剤形】
結晶性粉末/散剤/注射

メロペン点滴用バイアル0.5g

販売名メロペン点滴用バイアル0.5g
剤形バイアル
性状白色〜淡黄色の結晶性の粉末

生理食塩液に溶解後のpH及び浸透圧比は次のとおりである。

単位/容量pH浸透圧比
0.25g(力価)/100mL6.7〜8.7約1
0.5g(力価)/100mL
1g(力価)/100mL
2g(力価)/100mL
※生理食塩液に対する比

【色】
白色〜淡黄色
【剤形】
結晶性粉末/散剤/注射

メロペン点滴用キット0.5g

販売名メロペン点滴用キット0.5g
剤形キット
上室下室
日局注射用メロペネム
(用時溶解・粉末)
日局生理食塩液
(溶解液)
性状白色〜淡黄色の結晶性の粉末無色澄明の液

生理食塩液に溶解後のpH及び浸透圧比は次のとおりである。

単位/容量pH浸透圧比
0.25g(力価)/100mL6.7〜8.7約1
0.5g(力価)/100mL
1g(力価)/100mL
2g(力価)/100mL
※生理食塩液に対する比

【色】
白色〜淡黄色
無色澄明
【剤形】
結晶性粉末/散剤/注射
/液剤/注射


規格単位毎の明細 (メロペン点滴用バイアル0.25g)

販売名和名 : メロペン点滴用バイアル0.25g

規格単位 : 250mg1瓶

欧文商標名 : Meropen For I.V.Infusion

基準名 : 注射用メロペネム

規制区分

規制区分名称 : 処方箋医薬品注)

規制区分備考 : 注)注意−医師等の処方箋により使用すること

日本標準商品分類番号 : 876139

承認番号 : 21900AMX01780

販売開始年月 : 1995年9月

貯法及び期限等

貯法 : 室温保存

有効期間 : 3年

3.組成・性状

3.1 組成

メロペン点滴用バイアル0.25g

販売名メロペン点滴用バイアル0.25g
有効成分1バイアル中日局メロペネム水和物0.25g(力価)

3.2 製剤の性状

メロペン点滴用バイアル0.25g

販売名メロペン点滴用バイアル0.25g
剤形バイアル
性状白色〜淡黄色の結晶性の粉末

生理食塩液に溶解後のpH及び浸透圧比は次のとおりである。

単位/容量pH浸透圧比
0.25g(力価)/100mL6.7〜8.7約1
0.5g(力価)/100mL
1g(力価)/100mL
2g(力価)/100mL
※生理食塩液に対する比

【色】
白色〜淡黄色
【剤形】
結晶性粉末/散剤/注射

規格単位毎の効能効果及び用法用量

効能効果対用法用量

4.効能又は効果

○一般感染症

<適応菌種>

メロペネムに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、腸球菌属、髄膜炎菌、モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス、大腸菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、セラチア属、プロテウス属、プロビデンシア属、インフルエンザ菌、シュードモナス属、緑膿菌、バークホルデリア・セパシア、バクテロイデス属、プレボテラ属

<適応症>

敗血症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、肛門周囲膿瘍、骨髄炎、関節炎、扁桃炎(扁桃周囲膿瘍を含む)、肺炎、肺膿瘍、膿胸、慢性呼吸器病変の二次感染、複雑性膀胱炎、腎盂腎炎、腹膜炎、胆嚢炎、胆管炎、肝膿瘍、子宮内感染、子宮付属器炎、子宮旁結合織炎、化膿性髄膜炎、眼内炎(全眼球炎を含む)、中耳炎、副鼻腔炎、顎骨周辺の蜂巣炎、顎炎

○発熱性好中球減少症

6.用法及び用量

<効能共通>

本剤の使用に際しては、投与開始後3日を目安としてさらに継続投与が必要か判定し、投与中止又はより適切な他剤に切り替えるべきか検討を行うこと。

<一般感染症>

化膿性髄膜炎以外の一般感染症

通常、成人にはメロペネムとして、1日0.5〜1g(力価)を2〜3回に分割し、30分以上かけて点滴静注する。なお、年齢・症状に応じて適宜増減するが、重症・難治性感染症には、1回1g(力価)を上限として、1日3g(力価)まで増量することができる。
通常、小児にはメロペネムとして、1日30〜60mg(力価)/kgを3回に分割し、30分以上かけて点滴静注する。なお、年齢・症状に応じて適宜増減するが、重症・難治性感染症には、1日120mg(力価)/kgまで増量することができる。ただし、成人における1日最大用量3g(力価)を超えないこととする。

化膿性髄膜炎

通常、成人にはメロペネムとして、1日6g(力価)を3回に分割し、30分以上かけて点滴静注する。なお、年齢・症状に応じて適宜減量する。
通常、小児にはメロペネムとして、1日120mg(力価)/kgを3回に分割し、30分以上かけて点滴静注する。なお、年齢・症状に応じて適宜減量する。ただし、成人における1日用量6g(力価)を超えないこととする。

<発熱性好中球減少症>

通常、成人にはメロペネムとして、1日3g(力価)を3回に分割し、30分以上かけて点滴静注する。
通常、小児にはメロペネムとして、1日120mg(力価)/kgを3回に分割し、30分以上かけて点滴静注する。ただし、成人における1日用量3g(力価)を超えないこととする。

5.効能又は効果に関連する注意

<効能共通>

5.1 本剤投与前に感受性の確認が行えなかった場合、本剤投与開始後3日を目安として本剤に対する感受性を確認し、本剤投与が適正であるか判断すること。なお、本剤に感受性が認められない場合、速やかに他の薬剤に変更すること。[8.3参照]

<扁桃炎(扁桃周囲膿瘍を含む)、中耳炎、副鼻腔炎>

5.2 「抗微生物薬適正使用の手引き」1)を参照し、抗菌薬投与の必要性を判断した上で、本剤の投与が適切と判断される場合に投与すること。

<発熱性好中球減少症>

5.3 本剤は、以下の2条件を満たす症例に投与すること。

・1回の検温で38℃以上の発熱、又は1時間以上持続する37.5℃以上の発熱

・好中球数が500/mm3未満の場合、又は1000/mm3未満で500/mm3未満に減少することが予測される場合

5.4 国内外のガイドライン等を参照し、本疾患の治療に十分な経験を持つ医師のもとで、本剤の使用が適切と判断される症例についてのみ実施すること。

5.5 本剤投与前に血液培養等の検査を実施すること。起炎菌が判明した際には、本剤投与継続の必要性を検討すること。

5.6 本剤投与の開始時期の指標である好中球数が緊急時等で確認できない場合には、白血球数の半数を好中球数として推定すること。

5.7 好中球数、発熱の回復が認められた場合には、本剤の投与中止を考慮すること。

5.8 腫瘍熱・薬剤熱等の非感染性の発熱であることが確認された場合には、速やかに本剤の投与を中止すること。

7.用法及び用量に関連する注意

7.1 腎機能障害のある患者では、次表を目安に本剤の投与量及び投与間隔を調節するなど、患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。[9.2、16.6.1参照]

Ccr※が50mL/min以下の腎機能障害患者(成人)の投与量、投与間隔の目安

Ccr(mL/min)投与量、投与間隔
26〜501回あたりの投与量を減量せず12時間ごとに投与
10〜251回あたりの投与量を1/2に減量し12時間ごとに投与
<101回あたりの投与量を1/2に減量し24時間ごとに投与
※クレアチニンクリアランス

7.2 血液透析日には、透析終了後に投与すること。[13.1参照]

規格単位毎の明細 (メロペン点滴用バイアル0.5g)

販売名和名 : メロペン点滴用バイアル0.5g

規格単位 : 500mg1瓶

欧文商標名 : Meropen For I.V.Infusion

基準名 : 注射用メロペネム

規制区分

規制区分名称 : 処方箋医薬品注)

規制区分備考 : 注)注意−医師等の処方箋により使用すること

日本標準商品分類番号 : 876139

承認番号 : 21900AMX01781

販売開始年月 : 1995年9月

貯法及び期限等

貯法 : 室温保存

有効期間 : 3年

3.組成・性状

3.1 組成

メロペン点滴用バイアル0.5g

販売名メロペン点滴用バイアル0.5g
有効成分1バイアル中日局メロペネム水和物0.5g(力価)

3.2 製剤の性状

メロペン点滴用バイアル0.5g

販売名メロペン点滴用バイアル0.5g
剤形バイアル
性状白色〜淡黄色の結晶性の粉末

生理食塩液に溶解後のpH及び浸透圧比は次のとおりである。

単位/容量pH浸透圧比
0.25g(力価)/100mL6.7〜8.7約1
0.5g(力価)/100mL
1g(力価)/100mL
2g(力価)/100mL
※生理食塩液に対する比

【色】
白色〜淡黄色
【剤形】
結晶性粉末/散剤/注射

規格単位毎の効能効果及び用法用量

効能効果対用法用量

4.効能又は効果

○一般感染症

<適応菌種>

メロペネムに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、腸球菌属、髄膜炎菌、モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス、大腸菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、セラチア属、プロテウス属、プロビデンシア属、インフルエンザ菌、シュードモナス属、緑膿菌、バークホルデリア・セパシア、バクテロイデス属、プレボテラ属

<適応症>

敗血症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、肛門周囲膿瘍、骨髄炎、関節炎、扁桃炎(扁桃周囲膿瘍を含む)、肺炎、肺膿瘍、膿胸、慢性呼吸器病変の二次感染、複雑性膀胱炎、腎盂腎炎、腹膜炎、胆嚢炎、胆管炎、肝膿瘍、子宮内感染、子宮付属器炎、子宮旁結合織炎、化膿性髄膜炎、眼内炎(全眼球炎を含む)、中耳炎、副鼻腔炎、顎骨周辺の蜂巣炎、顎炎

○発熱性好中球減少症

6.用法及び用量

<効能共通>

本剤の使用に際しては、投与開始後3日を目安としてさらに継続投与が必要か判定し、投与中止又はより適切な他剤に切り替えるべきか検討を行うこと。

<一般感染症>

化膿性髄膜炎以外の一般感染症

通常、成人にはメロペネムとして、1日0.5〜1g(力価)を2〜3回に分割し、30分以上かけて点滴静注する。なお、年齢・症状に応じて適宜増減するが、重症・難治性感染症には、1回1g(力価)を上限として、1日3g(力価)まで増量することができる。
通常、小児にはメロペネムとして、1日30〜60mg(力価)/kgを3回に分割し、30分以上かけて点滴静注する。なお、年齢・症状に応じて適宜増減するが、重症・難治性感染症には、1日120mg(力価)/kgまで増量することができる。ただし、成人における1日最大用量3g(力価)を超えないこととする。

化膿性髄膜炎

通常、成人にはメロペネムとして、1日6g(力価)を3回に分割し、30分以上かけて点滴静注する。なお、年齢・症状に応じて適宜減量する。
通常、小児にはメロペネムとして、1日120mg(力価)/kgを3回に分割し、30分以上かけて点滴静注する。なお、年齢・症状に応じて適宜減量する。ただし、成人における1日用量6g(力価)を超えないこととする。

<発熱性好中球減少症>

通常、成人にはメロペネムとして、1日3g(力価)を3回に分割し、30分以上かけて点滴静注する。
通常、小児にはメロペネムとして、1日120mg(力価)/kgを3回に分割し、30分以上かけて点滴静注する。ただし、成人における1日用量3g(力価)を超えないこととする。

5.効能又は効果に関連する注意

<効能共通>

5.1 本剤投与前に感受性の確認が行えなかった場合、本剤投与開始後3日を目安として本剤に対する感受性を確認し、本剤投与が適正であるか判断すること。なお、本剤に感受性が認められない場合、速やかに他の薬剤に変更すること。[8.3参照]

<扁桃炎(扁桃周囲膿瘍を含む)、中耳炎、副鼻腔炎>

5.2 「抗微生物薬適正使用の手引き」1)を参照し、抗菌薬投与の必要性を判断した上で、本剤の投与が適切と判断される場合に投与すること。

<発熱性好中球減少症>

5.3 本剤は、以下の2条件を満たす症例に投与すること。

・1回の検温で38℃以上の発熱、又は1時間以上持続する37.5℃以上の発熱

・好中球数が500/mm3未満の場合、又は1000/mm3未満で500/mm3未満に減少することが予測される場合

5.4 国内外のガイドライン等を参照し、本疾患の治療に十分な経験を持つ医師のもとで、本剤の使用が適切と判断される症例についてのみ実施すること。

5.5 本剤投与前に血液培養等の検査を実施すること。起炎菌が判明した際には、本剤投与継続の必要性を検討すること。

5.6 本剤投与の開始時期の指標である好中球数が緊急時等で確認できない場合には、白血球数の半数を好中球数として推定すること。

5.7 好中球数、発熱の回復が認められた場合には、本剤の投与中止を考慮すること。

5.8 腫瘍熱・薬剤熱等の非感染性の発熱であることが確認された場合には、速やかに本剤の投与を中止すること。

7.用法及び用量に関連する注意

7.1 腎機能障害のある患者では、次表を目安に本剤の投与量及び投与間隔を調節するなど、患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。[9.2、16.6.1参照]

Ccr※が50mL/min以下の腎機能障害患者(成人)の投与量、投与間隔の目安

Ccr(mL/min)投与量、投与間隔
26〜501回あたりの投与量を減量せず12時間ごとに投与
10〜251回あたりの投与量を1/2に減量し12時間ごとに投与
<101回あたりの投与量を1/2に減量し24時間ごとに投与
※クレアチニンクリアランス

7.2 血液透析日には、透析終了後に投与すること。[13.1参照]

規格単位毎の明細 (メロペン点滴用キット0.5g)

販売名和名 : メロペン点滴用キット0.5g

規格単位 : 500mg1キット(生理食塩液100mL付)

欧文商標名 : Meropen For I.V.Infusion

基準名 : 注射用メロペネム

規制区分

規制区分名称 : 処方箋医薬品注)

規制区分備考 : 注)注意−医師等の処方箋により使用すること

日本標準商品分類番号 : 876139

承認番号 : 21900AMX01782

販売開始年月 : 2001年6月

貯法及び期限等

貯法 : 室温保存

有効期間 : 2年

3.組成・性状

3.1 組成

メロペン点滴用キット0.5g

販売名メロペン点滴用キット0.5g
有効成分上室下室
1キット中日局メロペネム水和物0.5g(力価)
溶解液日局生理食塩液100mL
(100mL中塩化ナトリウム0.9g含有)

3.2 製剤の性状

メロペン点滴用キット0.5g

販売名メロペン点滴用キット0.5g
剤形キット
上室下室
日局注射用メロペネム
(用時溶解・粉末)
日局生理食塩液
(溶解液)
性状白色〜淡黄色の結晶性の粉末無色澄明の液

生理食塩液に溶解後のpH及び浸透圧比は次のとおりである。

単位/容量pH浸透圧比
0.25g(力価)/100mL6.7〜8.7約1
0.5g(力価)/100mL
1g(力価)/100mL
2g(力価)/100mL
※生理食塩液に対する比

【色】
白色〜淡黄色
無色澄明
【剤形】
結晶性粉末/散剤/注射
/液剤/注射

規格単位毎の効能効果及び用法用量

効能効果対用法用量

4.効能又は効果

○一般感染症

<適応菌種>

メロペネムに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、腸球菌属、髄膜炎菌、モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス、大腸菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、セラチア属、プロテウス属、プロビデンシア属、インフルエンザ菌、シュードモナス属、緑膿菌、バークホルデリア・セパシア、バクテロイデス属、プレボテラ属

<適応症>

敗血症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、肛門周囲膿瘍、骨髄炎、関節炎、扁桃炎(扁桃周囲膿瘍を含む)、肺炎、肺膿瘍、膿胸、慢性呼吸器病変の二次感染、複雑性膀胱炎、腎盂腎炎、腹膜炎、胆嚢炎、胆管炎、肝膿瘍、子宮内感染、子宮付属器炎、子宮旁結合織炎、化膿性髄膜炎、眼内炎(全眼球炎を含む)、中耳炎、副鼻腔炎、顎骨周辺の蜂巣炎、顎炎

○発熱性好中球減少症

6.用法及び用量

<効能共通>

本剤の使用に際しては、投与開始後3日を目安としてさらに継続投与が必要か判定し、投与中止又はより適切な他剤に切り替えるべきか検討を行うこと。

<一般感染症>

化膿性髄膜炎以外の一般感染症

通常、成人にはメロペネムとして、1日0.5〜1g(力価)を2〜3回に分割し、30分以上かけて点滴静注する。なお、年齢・症状に応じて適宜増減するが、重症・難治性感染症には、1回1g(力価)を上限として、1日3g(力価)まで増量することができる。
通常、小児にはメロペネムとして、1日30〜60mg(力価)/kgを3回に分割し、30分以上かけて点滴静注する。なお、年齢・症状に応じて適宜増減するが、重症・難治性感染症には、1日120mg(力価)/kgまで増量することができる。ただし、成人における1日最大用量3g(力価)を超えないこととする。

化膿性髄膜炎

通常、成人にはメロペネムとして、1日6g(力価)を3回に分割し、30分以上かけて点滴静注する。なお、年齢・症状に応じて適宜減量する。
通常、小児にはメロペネムとして、1日120mg(力価)/kgを3回に分割し、30分以上かけて点滴静注する。なお、年齢・症状に応じて適宜減量する。ただし、成人における1日用量6g(力価)を超えないこととする。

<発熱性好中球減少症>

通常、成人にはメロペネムとして、1日3g(力価)を3回に分割し、30分以上かけて点滴静注する。
通常、小児にはメロペネムとして、1日120mg(力価)/kgを3回に分割し、30分以上かけて点滴静注する。ただし、成人における1日用量3g(力価)を超えないこととする。

5.効能又は効果に関連する注意

<効能共通>

5.1 本剤投与前に感受性の確認が行えなかった場合、本剤投与開始後3日を目安として本剤に対する感受性を確認し、本剤投与が適正であるか判断すること。なお、本剤に感受性が認められない場合、速やかに他の薬剤に変更すること。[8.3参照]

<扁桃炎(扁桃周囲膿瘍を含む)、中耳炎、副鼻腔炎>

5.2 「抗微生物薬適正使用の手引き」1)を参照し、抗菌薬投与の必要性を判断した上で、本剤の投与が適切と判断される場合に投与すること。

<発熱性好中球減少症>

5.3 本剤は、以下の2条件を満たす症例に投与すること。

・1回の検温で38℃以上の発熱、又は1時間以上持続する37.5℃以上の発熱

・好中球数が500/mm3未満の場合、又は1000/mm3未満で500/mm3未満に減少することが予測される場合

5.4 国内外のガイドライン等を参照し、本疾患の治療に十分な経験を持つ医師のもとで、本剤の使用が適切と判断される症例についてのみ実施すること。

5.5 本剤投与前に血液培養等の検査を実施すること。起炎菌が判明した際には、本剤投与継続の必要性を検討すること。

5.6 本剤投与の開始時期の指標である好中球数が緊急時等で確認できない場合には、白血球数の半数を好中球数として推定すること。

5.7 好中球数、発熱の回復が認められた場合には、本剤の投与中止を考慮すること。

5.8 腫瘍熱・薬剤熱等の非感染性の発熱であることが確認された場合には、速やかに本剤の投与を中止すること。

7.用法及び用量に関連する注意

7.1 腎機能障害のある患者では、次表を目安に本剤の投与量及び投与間隔を調節するなど、患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。[9.2、16.6.1参照]

Ccr※が50mL/min以下の腎機能障害患者(成人)の投与量、投与間隔の目安

Ccr(mL/min)投与量、投与間隔
26〜501回あたりの投与量を減量せず12時間ごとに投与
10〜251回あたりの投与量を1/2に減量し12時間ごとに投与
<101回あたりの投与量を1/2に減量し24時間ごとに投与
※クレアチニンクリアランス

7.2 血液透析日には、透析終了後に投与すること。[13.1参照]


[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] 2025/07/23 版