医療用医薬品 : テイコプラニン

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3. 組成・性状


3.1 組成

テイコプラニン点滴静注用200mg「F」

 テイコプラニン点滴静注用200mg「F」
有効成分1バイアル中 日局 テイコプラニン 200mg(力価)
添加剤等張化剤、pH調節剤

テイコプラニン点滴静注用400mg「F」

 テイコプラニン点滴静注用400mg「F」
有効成分1バイアル中 日局 テイコプラニン 400mg(力価)
添加剤等張化剤、pH調節剤

3.2 製剤の性状

テイコプラニン点滴静注用200mg「F」

 テイコプラニン点滴静注用200mg「F」
色調・性状白色〜淡黄色の容易に崩れる塊又は粉末(凍結乾燥製剤)
pH7.2〜7.8〔200mg(力価)/3mL注射用水〕
浸透圧比約1〔200mg(力価)/3mL注射用水〕
(生理食塩液に対する比)
剤形注射剤(バイアル)

【色】
白色〜淡黄色
【剤形】
凍結乾燥剤/散剤/注射
塊/散剤/注射
粉末/散剤/注射

テイコプラニン点滴静注用400mg「F」

 テイコプラニン点滴静注用400mg「F」
色調・性状白色〜淡黄色の容易に崩れる塊又は粉末(凍結乾燥製剤)
pH7.2〜7.8〔400mg(力価)/6mL注射用水〕
浸透圧比約1〔400mg(力価)/6mL注射用水〕
(生理食塩液に対する比)
剤形注射剤(バイアル)

【色】
白色〜淡黄色
【剤形】
凍結乾燥剤/散剤/注射
塊/散剤/注射
粉末/散剤/注射


規格単位毎の明細 (テイコプラニン点滴静注用200mg「F」)

販売名和名 : テイコプラニン点滴静注用200mg「F」

規格単位 : 200mg1瓶

欧文商標名 : TEICOPLANIN intravenous for drip use

規制区分

規制区分名称 : 劇薬

規制区分

規制区分名称 : 処方箋医薬品注)

規制区分備考 : 注)注意−医師等の処方箋により使用すること

日本標準商品分類番号 : 876119

承認番号 : 22000AMX01730

販売開始年月 : 2008年11月

貯法及び期限等

貯法 : 室温保存

有効期間 : 3年

3.組成・性状

3.1 組成

テイコプラニン点滴静注用200mg「F」

 テイコプラニン点滴静注用200mg「F」
有効成分1バイアル中 日局 テイコプラニン 200mg(力価)
添加剤等張化剤、pH調節剤

添加剤 : 等張化剤

添加剤 : pH調節剤

3.2 製剤の性状

テイコプラニン点滴静注用200mg「F」

 テイコプラニン点滴静注用200mg「F」
色調・性状白色〜淡黄色の容易に崩れる塊又は粉末(凍結乾燥製剤)
pH7.2〜7.8〔200mg(力価)/3mL注射用水〕
浸透圧比約1〔200mg(力価)/3mL注射用水〕
(生理食塩液に対する比)
剤形注射剤(バイアル)

【色】
白色〜淡黄色
【剤形】
凍結乾燥剤/散剤/注射
塊/散剤/注射
粉末/散剤/注射

規格単位毎の効能効果及び用法用量

効能効果対用法用量

4.効能又は効果

<適応菌種>

本剤に感性のメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)

<適応症>

敗血症、深在性皮膚感染症、慢性膿皮症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、肺炎、膿胸、慢性呼吸器病変の二次感染

6.用法及び用量

通常、成人にはテイコプラニンとして初日400mg(力価)又は800mg(力価)を2回に分け、以後1日1回200mg(力価)又は400mg(力価)を30分以上かけて点滴静注する。敗血症には、初日800mg(力価)を2回に分け、以後1日1回400mg(力価)を30分以上かけて点滴静注する。

通常、乳児、幼児又は小児にはテイコプラニンとして10mg(力価)/kgを12時間間隔で3回、以後6〜10mg(力価)/kg(敗血症などの重症感染症では10mg(力価)/kg)を24時間毎に30分以上かけて点滴静注する。また、新生児(低出生体重児を含む)にはテイコプラニンとして初回のみ16mg(力価)/kgを、以後8mg(力価)/kgを24時間毎に30分以上かけて点滴静注する。

なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。

5.効能又は効果に関連する注意

本剤はメチシリン耐性の黄色ブドウ球菌感染症に対してのみ有用性が認められている。

7.用法及び用量に関連する注意

7.1 投与期間中は血中濃度をモニタリングすることが望ましい。トラフレベルの血中濃度は5〜10μg/mLを保つことが投与の目安となるが、敗血症などの重症感染症においては確実な臨床効果を得るために10μg/mL以上を保つこと。[9.1.2、9.2.1、9.2.2、9.7、9.8参照]

7.2 本剤は主として腎臓から排泄され、腎機能障害患者では腎機能正常者よりも血中半減期が延長するので、投与量を調節して使用する必要がある。クレアチニン・クリアランスから投与量又は投与間隔を調節する目安は以下のとおりである。なお、血液透析あるいは腹膜透析を受けている患者への投与は、クレアチニン・クリアランスが10mL/min以下の患者と同様とする。[9.2.1、9.2.2、16.6.1参照]

障害度初期投与(3日目まで)4日目以降
60≧Ccr>40腎機能正常者と等しい投与量1日の用量を半減するかあるいは隔日に投与する。
40≧Ccr>10腎機能正常者と等しい投与量1日の用量を1/3に減ずるかあるいは3日ごとに投与する。
10≧Ccr腎機能正常者と等しい投与量1日の用量を1/5に減ずるかあるいは5日ごとに投与する。

7.3 ショック及びレッドマン症候群(顔、頸、躯幹の紅斑性充血、そう痒等)が報告されているので、本剤の使用にあたっては30分以上かけて点滴静注し、急速なワンショット静注では使用しないこと。[11.1.1参照]

規格単位毎の明細 (テイコプラニン点滴静注用400mg「F」)

販売名和名 : テイコプラニン点滴静注用400mg「F」

規格単位 : 400mg1瓶

欧文商標名 : TEICOPLANIN intravenous for drip use

規制区分

規制区分名称 : 劇薬

規制区分

規制区分名称 : 処方箋医薬品注)

規制区分備考 : 注)注意−医師等の処方箋により使用すること

日本標準商品分類番号 : 876119

承認番号 : 22100AMX00068

販売開始年月 : 2009年5月

貯法及び期限等

貯法 : 室温保存

有効期間 : 3年

3.組成・性状

3.1 組成

テイコプラニン点滴静注用400mg「F」

 テイコプラニン点滴静注用400mg「F」
有効成分1バイアル中 日局 テイコプラニン 400mg(力価)
添加剤等張化剤、pH調節剤

添加剤 : 等張化剤

添加剤 : pH調節剤

3.2 製剤の性状

テイコプラニン点滴静注用400mg「F」

 テイコプラニン点滴静注用400mg「F」
色調・性状白色〜淡黄色の容易に崩れる塊又は粉末(凍結乾燥製剤)
pH7.2〜7.8〔400mg(力価)/6mL注射用水〕
浸透圧比約1〔400mg(力価)/6mL注射用水〕
(生理食塩液に対する比)
剤形注射剤(バイアル)

【色】
白色〜淡黄色
【剤形】
凍結乾燥剤/散剤/注射
塊/散剤/注射
粉末/散剤/注射

規格単位毎の効能効果及び用法用量

効能効果対用法用量

4.効能又は効果

<適応菌種>

本剤に感性のメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)

<適応症>

敗血症、深在性皮膚感染症、慢性膿皮症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、肺炎、膿胸、慢性呼吸器病変の二次感染

6.用法及び用量

通常、成人にはテイコプラニンとして初日400mg(力価)又は800mg(力価)を2回に分け、以後1日1回200mg(力価)又は400mg(力価)を30分以上かけて点滴静注する。敗血症には、初日800mg(力価)を2回に分け、以後1日1回400mg(力価)を30分以上かけて点滴静注する。

通常、乳児、幼児又は小児にはテイコプラニンとして10mg(力価)/kgを12時間間隔で3回、以後6〜10mg(力価)/kg(敗血症などの重症感染症では10mg(力価)/kg)を24時間毎に30分以上かけて点滴静注する。また、新生児(低出生体重児を含む)にはテイコプラニンとして初回のみ16mg(力価)/kgを、以後8mg(力価)/kgを24時間毎に30分以上かけて点滴静注する。

なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。

5.効能又は効果に関連する注意

本剤はメチシリン耐性の黄色ブドウ球菌感染症に対してのみ有用性が認められている。

7.用法及び用量に関連する注意

7.1 投与期間中は血中濃度をモニタリングすることが望ましい。トラフレベルの血中濃度は5〜10μg/mLを保つことが投与の目安となるが、敗血症などの重症感染症においては確実な臨床効果を得るために10μg/mL以上を保つこと。[9.1.2、9.2.1、9.2.2、9.7、9.8参照]

7.2 本剤は主として腎臓から排泄され、腎機能障害患者では腎機能正常者よりも血中半減期が延長するので、投与量を調節して使用する必要がある。クレアチニン・クリアランスから投与量又は投与間隔を調節する目安は以下のとおりである。なお、血液透析あるいは腹膜透析を受けている患者への投与は、クレアチニン・クリアランスが10mL/min以下の患者と同様とする。[9.2.1、9.2.2、16.6.1参照]

障害度初期投与(3日目まで)4日目以降
60≧Ccr>40腎機能正常者と等しい投与量1日の用量を半減するかあるいは隔日に投与する。
40≧Ccr>10腎機能正常者と等しい投与量1日の用量を1/3に減ずるかあるいは3日ごとに投与する。
10≧Ccr腎機能正常者と等しい投与量1日の用量を1/5に減ずるかあるいは5日ごとに投与する。

7.3 ショック及びレッドマン症候群(顔、頸、躯幹の紅斑性充血、そう痒等)が報告されているので、本剤の使用にあたっては30分以上かけて点滴静注し、急速なワンショット静注では使用しないこと。[11.1.1参照]


[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] 2025/06/18 版