医療用医薬品 : クロザリル

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3. 組成・性状


3.1 組成

クロザリル錠25mg

販売名クロザリル錠25mg
有効成分1錠中クロザピン25mg
添加剤乳糖、トウモロコシデンプン、ポビドン、無水ケイ酸、ステアリン酸マグネシウム、タルク

クロザリル錠100mg

販売名クロザリル錠100mg
有効成分1錠中クロザピン100mg
添加剤乳糖、トウモロコシデンプン、ポビドン、無水ケイ酸、ステアリン酸マグネシウム、タルク

3.2 製剤の性状

クロザリル錠25mg

販売名クロザリル錠25mg
性状黄色の片面割線入りの素錠
外形   
識別コードCLOZ 25
大きさ(約)直径:6.3mm 厚さ:2.35mm 質量:0.095g

【色】
黄色
【剤形】
素錠/錠剤/内用
//割線

クロザリル錠100mg

販売名クロザリル錠100mg
性状黄色の素錠
外形   
識別コードCLOZARIL 100
大きさ(約)直径:10.0mm 厚さ:3.85mm 質量:0.380g

【色】
黄色
【剤形】
素錠/錠剤/内用


規格単位毎の明細 (クロザリル錠25mg)

販売名和名 : クロザリル錠25mg

規格単位 : 25mg1錠

欧文商標名 : CLOZARIL Tablets

規制区分

規制区分名称 : 劇薬

規制区分

規制区分名称 : 処方箋医薬品

規制区分備考 : (注意−医師等の処方箋により使用すること)

日本標準商品分類番号 : 871179

承認番号 : 22100AMX00660000

販売開始年月 : 2009年7月

貯法及び期限等

貯法 : 室温保存

有効期間 : 3年

3.組成・性状

3.1 組成

クロザリル錠25mg

販売名クロザリル錠25mg
有効成分1錠中クロザピン25mg
添加剤乳糖、トウモロコシデンプン、ポビドン、無水ケイ酸、ステアリン酸マグネシウム、タルク

添加剤 : 乳糖

添加剤 : トウモロコシデンプン

添加剤 : ポビドン

添加剤 : 無水ケイ酸

添加剤 : ステアリン酸マグネシウム

添加剤 : タルク

3.2 製剤の性状

クロザリル錠25mg

販売名クロザリル錠25mg
性状黄色の片面割線入りの素錠
外形   
識別コードCLOZ 25
大きさ(約)直径:6.3mm 厚さ:2.35mm 質量:0.095g

【色】
黄色
【剤形】
素錠/錠剤/内用
//割線

識別コード : CLOZ25

規格単位毎の効能効果及び用法用量

効能効果対用法用量

4.効能又は効果

治療抵抗性統合失調症

6.用法及び用量

通常、成人にはクロザピンとして初日は12.5mg(25mg錠の半分)、2日目は25mgを1日1回経口投与する。3日目以降は症状に応じて1日25mgずつ増量し、原則3週間かけて1日200mgまで増量するが、1日量が50mgを超える場合には2〜3回に分けて経口投与する。維持量は1日200〜400mgを2〜3回に分けて経口投与することとし、症状に応じて適宜増減する。ただし、1回の増量は4日以上の間隔をあけ、増量幅としては1日100mgを超えないこととし、最高用量は1日600mgまでとする。

5.効能又は効果に関連する注意

5.1 本剤は、他の抗精神病薬治療に抵抗性を示す統合失調症の患者(下記の反応性不良又は耐容性不良の基準を満たす場合)にのみ投与すること。

5.1.1 反応性不良の基準

忍容性に問題がない限り、2種類以上の十分量の抗精神病薬a)b)(クロルプロマジン換算600mg/日以上で、1種類以上の非定型抗精神病薬(リスペリドン、ペロスピロン、オランザピン、クエチアピン、アリピプラゾール等)を含む)を十分な期間(4週間以上)投与しても反応がみられなかったc)患者。なお、服薬コンプライアンスは十分確認すること。

a)非定型抗精神病薬が併用されている場合は、クロルプロマジン換算で最も投与量が多い薬剤を対象とする。

b)定型抗精神病薬については、1年以上の治療歴があること。

c)治療に反応がみられない:GAF(Global Assessment of Functioning)評点が41点以上に相当する状態になったことがないこと。

5.1.2 耐容性不良の基準

リスペリドン、ペロスピロン、オランザピン、クエチアピン、アリピプラゾール等の非定型抗精神病薬のうち、2種類以上による単剤治療を試みたが、以下のいずれかの理由により十分に増量できず、十分な治療効果が得られなかった患者。

・中等度以上の遅発性ジスキネジアa)、遅発性ジストニアb)、あるいはその他の遅発性錐体外路症状の出現、または悪化

・コントロール不良のパーキンソン症状c)、アカシジアd)、あるいは急性ジストニアe)の出現

a)DIEPSS(Drug-Induced Extra-Pyramidal Symptoms Scale)の「ジスキネジア」の評点が3点以上の状態。

b)DIEPSSの「ジストニア」の評点が3点以上の遅発性錐体外路症状がみられる状態。

c)常用量上限の抗パーキンソン薬投与を行ったにもかかわらず、DIEPSSの「歩行」、「動作緩慢」、「筋強剛」、「振戦」の4項目のうち、3点以上が1項目、あるいは2点以上が2項目以上存在する状態。

d)常用量上限の抗パーキンソン薬投与を含む様々な治療を行ったにもかかわらず、DIEPSSの「アカシジア」が3点以上である状態。

e)常用量上限の抗パーキンソン薬投与を含む様々な治療を行ったにもかかわらず、DIEPSSの「ジストニア」の評点が3点に相当する急性ジストニアが頻発し、患者自身の苦痛が大きいこと。

7.用法及び用量に関連する注意

7.1 投与初期に血圧低下、痙攣発作等の副作用の発現が多く報告されているので、患者の状態を十分観察しながら慎重に用量の漸増を行うこと。

7.2 十分な臨床効果が得られた後は、本剤の投与量が必要最小限となるよう、患者ごとに慎重に漸減して維持量を設定すること。

7.3 本剤は原則として単剤で使用し、他の抗精神病薬とは併用しないこと。

7.4 他の抗精神病薬を投与されている患者では、原則として他の抗精神病薬を漸減し、投与を中止した後に本剤の投与を行うこと。なお、他の抗精神病薬を漸減中に本剤を投与する場合は、4週間以内に他の抗精神病薬の投与を中止すること。

7.5 2日以上の休薬後に治療を再開する場合には、治療開始時と同様に低用量から漸増し、用量設定を行うこと。

7.6 本剤の投与を終了する際には、2週間以上かけて用量を漸減することが望ましい。副作用の発現等により直ちに投与を中止する場合には、精神症状の再燃や発汗、頭痛、悪心、嘔吐、下痢等のコリン作動性の離脱症状に注意すること。

規格単位毎の明細 (クロザリル錠100mg)

販売名和名 : クロザリル錠100mg

規格単位 : 100mg1錠

欧文商標名 : CLOZARIL Tablets

規制区分

規制区分名称 : 劇薬

規制区分

規制区分名称 : 処方箋医薬品

規制区分備考 : (注意−医師等の処方箋により使用すること)

日本標準商品分類番号 : 871179

承認番号 : 22100AMX00661000

販売開始年月 : 2009年7月

貯法及び期限等

貯法 : 室温保存

有効期間 : 3年

3.組成・性状

3.1 組成

クロザリル錠100mg

販売名クロザリル錠100mg
有効成分1錠中クロザピン100mg
添加剤乳糖、トウモロコシデンプン、ポビドン、無水ケイ酸、ステアリン酸マグネシウム、タルク

添加剤 : 乳糖

添加剤 : トウモロコシデンプン

添加剤 : ポビドン

添加剤 : 無水ケイ酸

添加剤 : ステアリン酸マグネシウム

添加剤 : タルク

3.2 製剤の性状

クロザリル錠100mg

販売名クロザリル錠100mg
性状黄色の素錠
外形   
識別コードCLOZARIL 100
大きさ(約)直径:10.0mm 厚さ:3.85mm 質量:0.380g

【色】
黄色
【剤形】
素錠/錠剤/内用

識別コード : CLOZARIL100

規格単位毎の効能効果及び用法用量

効能効果対用法用量

4.効能又は効果

治療抵抗性統合失調症

6.用法及び用量

通常、成人にはクロザピンとして初日は12.5mg(25mg錠の半分)、2日目は25mgを1日1回経口投与する。3日目以降は症状に応じて1日25mgずつ増量し、原則3週間かけて1日200mgまで増量するが、1日量が50mgを超える場合には2〜3回に分けて経口投与する。維持量は1日200〜400mgを2〜3回に分けて経口投与することとし、症状に応じて適宜増減する。ただし、1回の増量は4日以上の間隔をあけ、増量幅としては1日100mgを超えないこととし、最高用量は1日600mgまでとする。

5.効能又は効果に関連する注意

5.1 本剤は、他の抗精神病薬治療に抵抗性を示す統合失調症の患者(下記の反応性不良又は耐容性不良の基準を満たす場合)にのみ投与すること。

5.1.1 反応性不良の基準

忍容性に問題がない限り、2種類以上の十分量の抗精神病薬a)b)(クロルプロマジン換算600mg/日以上で、1種類以上の非定型抗精神病薬(リスペリドン、ペロスピロン、オランザピン、クエチアピン、アリピプラゾール等)を含む)を十分な期間(4週間以上)投与しても反応がみられなかったc)患者。なお、服薬コンプライアンスは十分確認すること。

a)非定型抗精神病薬が併用されている場合は、クロルプロマジン換算で最も投与量が多い薬剤を対象とする。

b)定型抗精神病薬については、1年以上の治療歴があること。

c)治療に反応がみられない:GAF(Global Assessment of Functioning)評点が41点以上に相当する状態になったことがないこと。

5.1.2 耐容性不良の基準

リスペリドン、ペロスピロン、オランザピン、クエチアピン、アリピプラゾール等の非定型抗精神病薬のうち、2種類以上による単剤治療を試みたが、以下のいずれかの理由により十分に増量できず、十分な治療効果が得られなかった患者。

・中等度以上の遅発性ジスキネジアa)、遅発性ジストニアb)、あるいはその他の遅発性錐体外路症状の出現、または悪化

・コントロール不良のパーキンソン症状c)、アカシジアd)、あるいは急性ジストニアe)の出現

a)DIEPSS(Drug-Induced Extra-Pyramidal Symptoms Scale)の「ジスキネジア」の評点が3点以上の状態。

b)DIEPSSの「ジストニア」の評点が3点以上の遅発性錐体外路症状がみられる状態。

c)常用量上限の抗パーキンソン薬投与を行ったにもかかわらず、DIEPSSの「歩行」、「動作緩慢」、「筋強剛」、「振戦」の4項目のうち、3点以上が1項目、あるいは2点以上が2項目以上存在する状態。

d)常用量上限の抗パーキンソン薬投与を含む様々な治療を行ったにもかかわらず、DIEPSSの「アカシジア」が3点以上である状態。

e)常用量上限の抗パーキンソン薬投与を含む様々な治療を行ったにもかかわらず、DIEPSSの「ジストニア」の評点が3点に相当する急性ジストニアが頻発し、患者自身の苦痛が大きいこと。

7.用法及び用量に関連する注意

7.1 投与初期に血圧低下、痙攣発作等の副作用の発現が多く報告されているので、患者の状態を十分観察しながら慎重に用量の漸増を行うこと。

7.2 十分な臨床効果が得られた後は、本剤の投与量が必要最小限となるよう、患者ごとに慎重に漸減して維持量を設定すること。

7.3 本剤は原則として単剤で使用し、他の抗精神病薬とは併用しないこと。

7.4 他の抗精神病薬を投与されている患者では、原則として他の抗精神病薬を漸減し、投与を中止した後に本剤の投与を行うこと。なお、他の抗精神病薬を漸減中に本剤を投与する場合は、4週間以内に他の抗精神病薬の投与を中止すること。

7.5 2日以上の休薬後に治療を再開する場合には、治療開始時と同様に低用量から漸増し、用量設定を行うこと。

7.6 本剤の投与を終了する際には、2週間以上かけて用量を漸減することが望ましい。副作用の発現等により直ちに投与を中止する場合には、精神症状の再燃や発汗、頭痛、悪心、嘔吐、下痢等のコリン作動性の離脱症状に注意すること。


[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] 2025/05/21 版