医療用医薬品 : テモダール

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3. 組成・性状


3.1 組成

販売名テモダール点滴静注用100mg
有効成分日本薬局方 テモゾロミド
1バイアル中の分量注)104.5mg
添加剤
(1バイアル中の分量)
D-マンニトール627mg
L-トレオニン167mg
ポリソルベート80125mg
その他クエン酸ナトリウム水和物、塩酸を含有する。
注)本剤は上記成分を含む凍結乾燥品であり、日本薬局方「注射用水」41mLで溶解した溶液40mLに含まれる量はテモゾロミドとして100mg(テモゾロミド濃度は2.5mg/mL)である。

3.2 製剤の性状

本剤は白色〜微紅色又は淡黄褐色の粉末で、用時溶解して用いる注射剤である。注射用水41mLで溶解したときの溶状、pH及び浸透圧比は以下のとおりである。

販売名テモダール点滴静注用100mg
剤形凍結乾燥注射剤
溶状澄明
pH3.0〜4.5
浸透圧比約0.9(生理食塩液に対する比)

【色】
白色〜微紅色又は淡黄かっ色
澄明
【剤形】
粉末/散剤/注射
凍結乾燥剤/散剤/注射


規格単位毎の明細 (テモダール点滴静注用100mg)

販売名和名 : テモダール点滴静注用100mg

規格単位 : 100mg1瓶

欧文商標名 : TEMODAL Infusion 100mg

基準名 : 注射用テモゾロミド

規制区分

規制区分名称 : 毒薬

規制区分

規制区分名称 : 処方箋医薬品注)

規制区分備考 : 注)注意−医師等の処方箋により使用すること

日本標準商品分類番号 : 874219

承認番号 : 22200AMX00235000

販売開始年月 : 2010年5月

貯法及び期限等

貯法 : 2〜8℃で保存

有効期間 : 4年

3.組成・性状

3.1 組成

販売名テモダール点滴静注用100mg
有効成分日本薬局方 テモゾロミド
1バイアル中の分量注)104.5mg
添加剤
(1バイアル中の分量)
D-マンニトール627mg
L-トレオニン167mg
ポリソルベート80125mg
その他クエン酸ナトリウム水和物、塩酸を含有する。
注)本剤は上記成分を含む凍結乾燥品であり、日本薬局方「注射用水」41mLで溶解した溶液40mLに含まれる量はテモゾロミドとして100mg(テモゾロミド濃度は2.5mg/mL)である。

添加剤 : D-マンニトール

添加剤 : L-トレオニン

添加剤 : ポリソルベート80

添加剤 : クエン酸ナトリウム水和物

添加剤 : 塩酸

3.2 製剤の性状

本剤は白色〜微紅色又は淡黄褐色の粉末で、用時溶解して用いる注射剤である。注射用水41mLで溶解したときの溶状、pH及び浸透圧比は以下のとおりである。

販売名テモダール点滴静注用100mg
剤形凍結乾燥注射剤
溶状澄明
pH3.0〜4.5
浸透圧比約0.9(生理食塩液に対する比)

【色】
白色〜微紅色又は淡黄かっ色
澄明
【剤形】
粉末/散剤/注射
凍結乾燥剤/散剤/注射

規格単位毎の効能効果及び用法用量

効能効果対用法用量

4.効能又は効果

○悪性神経膠腫

○再発又は難治性のユーイング肉腫

6.用法及び用量

<効能共通>

下記のとおり本剤を90分間かけて静脈内投与する。

<悪性神経膠腫>

初発の悪性神経膠腫の場合

放射線照射との併用にて、通常、成人ではテモゾロミドとして75mg/m2(体表面積)を1日1回42日間投与し、4週間休薬する。その後、本剤単独にて、テモゾロミドとして150mg/m2(体表面積)を1日1回5日間投与し、23日間休薬する。この28日を1クールとし、次クールでは1回200mg/m2に増量することができる。

再発の悪性神経膠腫の場合

通常、成人ではテモゾロミドとして150mg/m2(体表面積)を1日1回5日間投与し、23日間休薬する。この28日を1クールとし、次クールで1回200mg/m2に増量することができる。

<再発又は難治性のユーイング肉腫>

イリノテカンとの併用において、通常、テモゾロミドとして1回100mg/m2を1日1回連日5日間投与し、16日間以上休薬する。これを1クールとし、投与を反復する。なお、患者の状態により適宜減量する。

7.用法及び用量に関連する注意

<悪性神経膠腫>

7.1 初発の悪性神経膠腫の場合

7.1.1 放射線照射との併用時

(1)本剤の投与開始にあたっては次の条件をすべて満たすこと。

・好中球数が1,500/mm3以上

・血小板数が100,000/mm3以上

(2)少なくとも週1回の頻度で血液検査を実施し、本剤継続の可否を判断すること。以下の副作用発現時は投与量の増減を行わず、下記の基準に基づき休薬又は中止すること。

項目継続基準休薬基準中止基準
好中球数1,500/mm3以上500/mm3以上、
1,500/mm3未満
500/mm3未満
血小板数100,000/mm3以上10,000/mm3以上、
100,000/mm3未満
10,000/mm3未満
非血液学的な副作用注)
(NCI-CTC Grade)
Grade 1以下中等度の副作用
(Grade 2)
重度又は生命を脅かす副作用
(Grade 3又は4)
注)脱毛、悪心、嘔吐は含まない。

(3)放射線照射の中断により放射線治療期間が延長した場合、(2)の継続基準の条件を満たしたときに限り、42日間連日点滴静注を最長49日まで延長することができる。

7.1.2 放射線照射後の単剤投与時

(1)本剤の投与開始にあたっては次の条件をすべて満たすこと。

・好中球数が1,500/mm3以上

・血小板数が100,000/mm3以上

(2)第1クールの期間中、次の条件をすべて満たした場合に限り、第2クールで投与量を200mg/m2/日に増量すること。なお、第2クール開始時に増量できなかった場合、それ以後のクールでは増量しないこと。

・好中球数の最低値が1,500/mm3以上

・血小板数の最低値が100,000/mm3以上

・脱毛、悪心、嘔吐を除く非血液学的な副作用の程度がGrade 2(中等度)以下

(3)各クールの期間中、血液検査を適切な時期に実施し、好中球数及び血小板数の最低値に基づいて次クールでの用量調整の必要性について判断すること。なお、好中球数及び血小板数が最低値に達するのは本剤投与後22日以降と比較的遅いことが知られている。また、各クールの開始にあたっては、適切な時期に血液検査を実施し、好中球数が1,500/mm3以上、血小板数が100,000/mm3以上になるまで投与を開始しないこと。

(4)各クール開始にあたっては、直前のクールにおいて次の場合には本剤を50mg/m2減量とすること。

・好中球数の最低値が1,000/mm3未満

・血小板数の最低値が50,000/mm3未満

・脱毛、悪心、嘔吐を除くGrade 3の非血液学的な副作用が出現した場合

(5)次の場合は本剤の投与を中止すること。

・脱毛、悪心、嘔吐を除くGrade 4の非血液学的な副作用が出現した場合

・100mg/m2/日未満に減量が必要となった場合

・脱毛、悪心、嘔吐を除く、減量後に直前のクールと同じGrade 3の非血液学的な副作用が再度出現した場合

7.2 再発の悪性神経膠腫の場合

7.2.1 本剤の投与開始にあたっては次の条件をすべて満たすこと。

・好中球数が1,500/mm3以上

・血小板数が100,000/mm3以上

7.2.2 第1クール以後、次の条件をすべて満たした場合に限り、次クールの投与量を200mg/m2/日に増量することができる。

・好中球数の最低値が1,500/mm3以上

・血小板数の最低値が100,000/mm3以上

7.2.3 各クールの期間中、血液検査を適切な時期に実施し、好中球数及び血小板数の最低値に基づいて次クールでの用量調整の必要性について判断すること。なお、好中球数及び血小板数が最低値に達するのは本剤投与後22日以降と比較的遅いことが知られている。また、各クールの開始にあたっては、適切な時期に血液検査を実施し、好中球数が1,500/mm3以上、血小板数が100,000/mm3以上になるまで投与を開始しないこと。

7.2.4 各クール開始にあたっては、直前のクールにおいて次の場合には本剤を50mg/m2減量とすること。

・好中球数の最低値が1,000/mm3未満

・血小板数の最低値が50,000/mm3未満

・脱毛、悪心、嘔吐を除くGrade 3の非血液学的な副作用が出現した場合

7.2.5 100mg/m2/日未満に減量が必要となった場合は本剤の投与を中止すること。


[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] 2025/07/23 版