医療用医薬品 : ロミプレート |
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| 販売名 | ロミプレート皮下注250μg調製用 |
| 有効成分 | ロミプロスチム(遺伝子組換え)375μg注) ただし、本剤の調製方法に基づき、1バイアルあたり0.72mLの注射用水に溶解した溶液0.5mL中に含まれるロミプロスチム(遺伝子組換え)は250μgである。 |
| 添加剤 | D-マンニトール 30mg 精製白糖 15mg L-ヒスチジン 1.2mg ポリソルベート20 0.03mg 希塩酸 適量 |
| 販売名 | ロミプレート皮下注250μg調製用 |
| 色・性状 | 白色の塊(凍結乾燥製剤) |
| pH | 5.0 |
| 浸透圧 | 約1(500μg/mL) |
【色】
白色
【剤形】
塊/散剤/注射
凍結乾燥剤/散剤/注射
販売名和名 : ロミプレート皮下注250μg調製用
規格単位 : 250μg1瓶
欧文商標名 : Romiplate for s.c.injection
規制区分
規制区分名称 : 処方箋医薬品注)
規制区分備考 : 注)注意−医師等の処方箋により使用すること
日本標準商品分類番号 : 873999
承認番号 : 22300AMX00437
販売開始年月 : 2011年4月
貯法及び期限等
貯法 : 2〜8℃に保存
有効期間 : 36箇月
3.組成・性状
3.1 組成
| 販売名 | ロミプレート皮下注250μg調製用 |
| 有効成分 | ロミプロスチム(遺伝子組換え)375μg注) ただし、本剤の調製方法に基づき、1バイアルあたり0.72mLの注射用水に溶解した溶液0.5mL中に含まれるロミプロスチム(遺伝子組換え)は250μgである。 |
| 添加剤 | D-マンニトール 30mg 精製白糖 15mg L-ヒスチジン 1.2mg ポリソルベート20 0.03mg 希塩酸 適量 |
添加剤 : D-マンニトール
添加剤 : 精製白糖
添加剤 : L-ヒスチジン
添加剤 : ポリソルベート20
添加剤 : 希塩酸
3.2 製剤の性状
| 販売名 | ロミプレート皮下注250μg調製用 |
| 色・性状 | 白色の塊(凍結乾燥製剤) |
| pH | 5.0 |
| 浸透圧 | 約1(500μg/mL) |
【色】
白色
【剤形】
塊/散剤/注射
凍結乾燥剤/散剤/注射
規格単位毎の効能効果及び用法用量
効能効果対用法用量
4.効能又は効果
○慢性特発性血小板減少性紫斑病
○再生不良性貧血
6.用法及び用量
<慢性特発性血小板減少性紫斑病>
通常、成人及び1歳以上の小児には、ロミプロスチム(遺伝子組換え)として初回投与量1μg/kgを皮下投与する。投与開始後、血小板数、症状に応じて投与量を適宜増減し、週1回皮下投与する。また、最高投与量は週1回10μg/kgとする。
<再生不良性貧血>
通常、成人には、ロミプロスチム(遺伝子組換え)として初回投与量10μg/kgを皮下投与する。投与開始後、患者の状態に応じて投与量を適宜増減し、週1回皮下投与する。また、最高投与量は週1回20μg/kgとする。
5.効能又は効果に関連する注意
<慢性特発性血小板減少性紫斑病>
5.1 他の治療にて十分な効果が得られない場合、又は忍容性に問題があると考えられる場合に使用すること。
5.2 血小板数、臨床症状からみて出血リスクが高いと考えられる場合に使用すること。
5.3 診療ガイドライン等の最新の情報を参考に、本剤の投与が適切と判断される患者に使用すること。
<再生不良性貧血>
5.4 「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、最新の再生不良性貧血診療の参照ガイドを参考に、本剤の投与が適切と判断される患者に投与すること1)。[17.1.4-17.1.6参照]
7.用法及び用量に関連する注意
<慢性特発性血小板減少性紫斑病>
7.1 本剤は下表を参照の上、治療上必要最小限の用量で使用すること。
| 血小板数 | 調節方法 |
| 50,000/μL未満 | 1μg/kg増量する。 |
| 50,000/μL〜200,000/μL | 出血のリスクを低下できる治療上必要最小限の用量となるよう、適宜減量も考慮する |
| 200,000/μL〜400,000/μL | 1μg/kg減量する。 |
| 400,000/μL超 | 休薬する。休薬後、血小板数が200,000/μLまで減少した場合には原則として休薬前の投与量より1μg/kg減量し、投与を再開する。 |
7.2 本剤投与中は、血小板数が安定するまで(少なくとも4週間にわたり用量調整せずに血小板数が50,000/μL以上)、血小板数を毎週測定すること。血小板数が安定した場合でも4週に1回を目安に血小板数を測定すること。
7.3 本剤は出血のリスクが高い場合に使用し、血小板数を正常化する目的で使用しないこと。
7.4 最高投与量として週1回10μg/kgを4週間連続投与しても、臨床上重大な出血リスクを回避できるレベルに血小板数が増加しなかった場合は、本剤の投与を中止するなど、適切な処置を行うこと。
<再生不良性貧血>
7.5 シクロスポリン又は抗胸腺細胞免疫グロブリンで未治療の場合は、原則として両剤と併用すること。シクロスポリンのみとの併用は、抗胸腺細胞免疫グロブリンが適用できない場合に考慮すること。また、併用薬の電子添文を確認すること。[17.1.5、17.1.6参照]
7.6 本剤投与開始時並びに用量調節時には、週1回を目安に血球数を測定すること。用量が維持されている場合でも、4週に1回を目安に血球数を測定すること。
7.7 本剤の投与量を調節する場合には、通常、1回5μg/kgずつ調節すること。
7.8 同一用量を4週間連続投与しても血小板数の増加(目安として、輸血非依存下で、血小板数が本剤投与開始前から20,000/μL以上増加、又は血小板数が10,000/μL以上で本剤投与開始から100%以上増加)が認められない場合には、増量を考慮すること。
7.9 本剤は下表を参照の上、治療上必要最小限の用量で使用すること。
| 血小板数 | 調節方法 |
| 200,000/μL〜400,000/μL | 減量する。 |
| 400,000/μL超 | 休薬する。休薬後、血小板数が200,000/μLまで減少した場合には原則として休薬前の投与量より減量し投与を再開する。 なお、休薬前の投与量が5μg/kg以下のときは、血小板数が50,000/μLまで減少した場合に休薬前と同じ投与量で投与を再開してもよい。 |
7.10
以下の表を目安とし、3血球系統が改善し、輸血をせずに4〜8週間以上持続した場合には、減量すること。1回投与量の減量に代わり、同一用量で投与間隔を2週に1回に延長してもよい。
3血球系統の改善の目安
| 血小板数 | 100,000/μL超 (既存治療で効果不十分な場合は50,000/μL超) |
| ヘモグロビン濃度 | 10g/dL超 |
| 好中球数 | 1,000/μL超 |
減量後も4週間3血球系統の改善を維持した場合には、4週ごとに更に投与量の減量を考慮すること(投与量が5μg/kg以下の場合には休薬を考慮すること)。減量後に3血球系統のいずれかに悪化が認められた場合には、増量を考慮すること(休薬中であった場合には、休薬前の投与量で再開してもよい)。2週に1回投与中に増量する場合には、1回の投与量は変えず、投与間隔を週1回投与に戻すこと。
7.11 以下の時点まで本剤を投与しても、3血球系統のいずれの改善も認められない場合は、本剤の投与を中止するなど、適切な処置を行うこと。
・シクロスポリン又は抗胸腺細胞免疫グロブリンで未治療の場合
本剤投与開始後26週時点
・既存治療で効果不十分な場合
最高投与量として週1回20μg/kgを8週間連続投与した時点
| [ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2025/11/19 版 |