医療用医薬品 : プロチレリン酒石酸塩

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3. 組成・性状


3.1 組成

販売名有効成分添加剤
プロチレリン酒石酸塩注0.5mg「NP」1アンプル(1mL)中
日本薬局方 プロチレリン酒石酸塩水和物 0.732mg
(プロチレリンとして0.5mg)
1アンプル(1mL)中
D-ソルビトール 50mg
塩酸 適量
水酸化ナトリウム 適量

3.2 製剤の性状

販売名pH浸透圧比性状
プロチレリン酒石酸塩注0.5mg「NP」5.5〜6.5約1
(生理食塩液に対する比)
無色澄明の液

【色】
無色澄明
【剤形】
/液剤/注射


規格単位毎の明細 (プロチレリン酒石酸塩注0.5mg「NP」)

販売名和名 : プロチレリン酒石酸塩注0.5mg「NP」

規格単位 : 0.5mg1管

欧文商標名 : Protirelin Tartrate Injection

規制区分

規制区分名称 : 処方箋医薬品注2)

規制区分備考 : 注2)注意−医師等の処方箋により使用すること

日本標準商品分類番号 : 87119

日本標準商品分類番号 : 877223

承認番号 : 22500AMX00807

販売開始年月 : 1997年7月

貯法及び期限等

貯法 : 室温保存

有効期間 : 3年

3.組成・性状

3.1 組成

販売名有効成分添加剤
プロチレリン酒石酸塩注0.5mg「NP」1アンプル(1mL)中
日本薬局方 プロチレリン酒石酸塩水和物 0.732mg
(プロチレリンとして0.5mg)
1アンプル(1mL)中
D-ソルビトール 50mg
塩酸 適量
水酸化ナトリウム 適量

添加剤 : D-ソルビトール

添加剤 : 塩酸

添加剤 : 水酸化ナトリウム

3.2 製剤の性状

販売名pH浸透圧比性状
プロチレリン酒石酸塩注0.5mg「NP」5.5〜6.5約1
(生理食塩液に対する比)
無色澄明の液

【色】
無色澄明
【剤形】
/液剤/注射

規格単位毎の効能効果及び用法用量

効能効果対用法用量

4.効能・効果

○下記疾患に伴う昏睡、半昏睡を除く遷延性意識障害

・頭部外傷

・くも膜下出血、ただし、意識障害固定期間3週以内

○脊髄小脳変性症における運動失調の改善

○下垂体TSH分泌機能検査

[1]採血時間

本剤注射前と注射後30分に採血するが、必要に応じてさらに経時的に採血する。

[2]測定方法

TSH測定キットを使用し、ラジオイムノアッセイ法により測定する。

[3]正常範囲

血中TSHの正常範囲はラジオイムノアッセイの操作法及び判定基準により若干異なるので、施設ごとに設定すべきであるが、通常、正常人では本剤投与後30分でピークに達し、血中TSH値は10μU/mL以上になる。また、投与前の血中TSH値は5μU/mL以下である。

6.用法・用量

<遷延性意識障害の場合(ただし、昏睡、半昏睡を除く)>

通常、成人には疾患に応じて、下記の用量を1日1回10日間静注又は点滴静注する。静脈内注射の場合は、生理食塩液、ブドウ糖注射液又は注射用水5〜10mLに希釈して、徐々に注射する。

1)頭部外傷

1回プロチレリン酒石酸塩水和物として0.732〜2.92mg(プロチレリンとして0.5〜2mg)

2)くも膜下出血(ただし、意識障害固定期間3週以内)

1回プロチレリン酒石酸塩水和物として2.92mg(プロチレリンとして2mg)

<脊髄小脳変性症の場合>

通常、成人には1日1回プロチレリン酒石酸塩水和物として0.732〜2.92mg(プロチレリンとして0.5〜2mg)を筋肉内又は静脈内に注射するが、重症例にはプロチレリン酒石酸塩水和物として2.92mg(プロチレリンとして2mg)を注射する。
2〜3週間連日注射した後、2〜3週間の休薬期間をおく。以後、これを反復するか、週2〜3回の間歇注射を行う。
静脈内注射の場合は、生理食塩液、ブドウ糖注射液又は注射用水5〜10mLに希釈して、徐々に注射する。

<下垂体TSH分泌機能検査の場合>

通常、成人には1回プロチレリン酒石酸塩水和物として0.732mg(プロチレリンとして0.5mg)を静脈内又は皮下に注射する。
静脈内注射の場合は、生理食塩液あるいは注射用水5〜10mLに希釈して、徐々に注射する。


[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] 2025/08/20 版