医療用医薬品 : シベレスタットNa

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3. 組成・性状


3.1 組成

販売名有効成分添加剤
シベレスタットNa点滴静注用100mg「ニプロ」1バイアル中
日本薬局方 シベレスタットナトリウム水和物 100mg
1バイアル中
D-マンニトール 200mg
リン酸水素ナトリウム水和物 適量
乾燥炭酸ナトリウム 適量

3.2 製剤の性状

販売名性状
シベレスタットNa点滴静注用100mg「ニプロ」白色の塊又は粉末

 pH浸透圧比
本品1バイアルを注射用水10mLに溶解したとき6.8〜7.8約0.6
(生理食塩液に対する比)

【色】
白色
【剤形】
塊/散剤/注射
粉末/散剤/注射


規格単位毎の明細 (シベレスタットNa点滴静注用100mg「ニプロ」)

販売名和名 : シベレスタットNa点滴静注用100mg「ニプロ」

規格単位 : 100mg1瓶

欧文商標名 : Sivelestat Sodium for I.V.Infusion

基準名 : 注射用シベレスタットナトリウム

規制区分

規制区分名称 : 処方箋医薬品注)

規制区分備考 : 注)注意−医師等の処方箋により使用すること

日本標準商品分類番号 : 873999

承認番号 : 22600AMX01056

販売開始年月 : 2014年12月

貯法及び期限等

貯法 : 室温保存

有効期間 : 3年

3.組成・性状

3.1 組成

販売名有効成分添加剤
シベレスタットNa点滴静注用100mg「ニプロ」1バイアル中
日本薬局方 シベレスタットナトリウム水和物 100mg
1バイアル中
D-マンニトール 200mg
リン酸水素ナトリウム水和物 適量
乾燥炭酸ナトリウム 適量

添加剤 : D-マンニトール

添加剤 : リン酸水素ナトリウム水和物

添加剤 : 乾燥炭酸ナトリウム

3.2 製剤の性状

販売名性状
シベレスタットNa点滴静注用100mg「ニプロ」白色の塊又は粉末

 pH浸透圧比
本品1バイアルを注射用水10mLに溶解したとき6.8〜7.8約0.6
(生理食塩液に対する比)

【色】
白色
【剤形】
塊/散剤/注射
粉末/散剤/注射

規格単位毎の効能効果及び用法用量

効能効果対用法用量

4.効能・効果

全身性炎症反応症候群に伴う急性肺障害の改善

6.用法・用量

通常、本剤を生理食塩液に溶解した後、1日量(シベレスタットナトリウム水和物として4.8mg/kg)を250〜500mLの輸液で希釈し、24時間(1時間当たり0.2mg/kg)かけて静脈内に持続投与する。投与期間は14日以内とする。

5.効能・効果に関連する注意

5.1 本剤は下記の5.1.1及び5.1.2の両基準を満たす患者に投与すること。

5.1.1 全身性炎症反応症候群に関しては、以下の項目のうち、2つ以上を満たすものとする。

・体温>38℃又は<36℃、

・心拍数>90回/分、

・呼吸数>20回/分又はPaCO2<32mmHg、

・白血球数>12,000/μL、<4,000/μL又は桿状球>10%

5.1.2 急性肺障害に関しては、以下の全項目を満たすものとする。

・肺機能低下(機械的人工呼吸管理下でPaO2/FIO2300mmHg以下)が認められる。

・胸部X線所見で両側性に浸潤陰影が認められる。

・肺動脈楔入圧が測定された場合には、肺動脈楔入圧≦18mmHg、測定されない場合には、左房圧上昇の臨床所見を認めない。

5.2 4臓器以上の多臓器障害を合併する患者、熱傷、外傷に伴う急性肺障害患者には投与しないことが望ましい。4臓器以上の多臓器障害を合併する患者、熱傷、外傷に伴う急性肺障害患者を除外せずに、ARDS Networkの基準に準拠して実施された外国臨床試験において、本剤投与群ではプラセボ群と比較し、Ventilator Free Days[VFD:28日間での人工呼吸器から離脱した状態での生存日数]及び28日死亡率で差は認められず、180日死亡率ではプラセボ群と比較して統計学的に有意に高かったとの報告がある。[17.1.6参照]

5.3 高度な慢性呼吸器疾患を合併する患者については、有効性及び安全性は確立していない。[17.2.1参照]

7.用法・用量に関連する注意

7.1 本剤の投与は肺障害発症後72時間以内に開始することが望ましい。[17.1.2参照]

7.2 症状に応じてより短期間で投与を終了することも考慮すること。なお、本剤投与5日後の改善度が低い場合には、その後の改善度(14日後)も低いことが示されている。


[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] 2025/08/20 版