医療用医薬品 : リュープリン

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3. 組成・性状


3.1 組成

リュープリン注射用1.88mg

販売名リュープリン注射用1.88mg
有効成分1バイアル中
リュープロレリン酢酸塩1.88mg
添加剤乳酸・グリコール酸共重合体(3:1)16.88mg
D-マンニトール3.3mg
懸濁用液D-マンニトール50mg、カルメロースナトリウム5mg及びポリソルベート80 1mg、並びに注射用水をもって1mLとする。

リュープリン注射用3.75mg

販売名リュープリン注射用3.75mg
有効成分1バイアル中
リュープロレリン酢酸塩3.75mg
添加剤乳酸・グリコール酸共重合体(3:1)33.75mg
D-マンニトール6.6mg
懸濁用液D-マンニトール50mg、カルメロースナトリウム5mg及びポリソルベート80 1mg、並びに注射用水をもって1mLとする。

リュープリン注射用キット1.88mg

販売名リュープリン注射用キット1.88mg
有効成分1キット中
リュープロレリン酢酸塩1.88mg
添加剤乳酸・グリコール酸共重合体(3:1)16.88mg
D-マンニトール3.3mg
液体部
(懸濁用液)
D-マンニトール50mg、カルメロースナトリウム5mg及びポリソルベート80 1mg、並びに注射用水をもって1mLとする。

リュープリン注射用キット3.75mg

販売名リュープリン注射用キット3.75mg
有効成分1キット中
リュープロレリン酢酸塩3.75mg
添加剤乳酸・グリコール酸共重合体(3:1)33.75mg
D-マンニトール6.6mg
液体部
(懸濁用液)
D-マンニトール50mg、カルメロースナトリウム5mg及びポリソルベート80 1mg、並びに注射用水をもって1mLとする。

3.2 製剤の性状

リュープリン注射用1.88mg

販売名リュープリン注射用1.88mg
剤形持続性注射剤(バイアル)
性状白色の粉末(バイアル)、無色澄明の液(懸濁用液)
pH注)6.0〜7.5
浸透圧比注)約1(生理食塩液に対する比)
注)1バイアルの内容物を添付の懸濁用液1mLで懸濁した溶液の場合

【色】
白色
無色澄明
【剤形】
粉末/散剤/注射
/液剤/注射
懸濁液剤/懸濁剤/注射
//徐放性製剤

リュープリン注射用3.75mg

販売名リュープリン注射用3.75mg
剤形持続性注射剤(バイアル)
性状白色の粉末(バイアル)、無色澄明の液(懸濁用液)
pH注)6.0〜7.5
浸透圧比注)約1(生理食塩液に対する比)
注)1バイアルの内容物を添付の懸濁用液1mLで懸濁した溶液の場合

【色】
白色
無色澄明
【剤形】
粉末/散剤/注射
/液剤/注射
懸濁液剤/懸濁剤/注射
//徐放性製剤

リュープリン注射用キット1.88mg

販売名リュープリン注射用キット1.88mg
剤形持続性注射剤[粉末部本体と液体部(懸濁用液1mL)が一体となるキット製品]
性状白色の粉末(粉末部)、無色澄明の液[液体部(懸濁用液)]
pH注)6.0〜7.5
浸透圧比注)約1(生理食塩液に対する比)
注)液体部の全量を移動させ、懸濁した溶液の場合

【色】
白色
無色澄明
【剤形】
粉末/散剤/注射
/液剤/注射
懸濁液剤/懸濁剤/注射
//徐放性製剤

リュープリン注射用キット3.75mg

販売名リュープリン注射用キット3.75mg
剤形持続性注射剤[粉末部本体と液体部(懸濁用液1mL)が一体となるキット製品]
性状白色の粉末(粉末部)、無色澄明の液[液体部(懸濁用液)]
pH注)6.0〜7.5
浸透圧比注)約1(生理食塩液に対する比)
注)液体部の全量を移動させ、懸濁した溶液の場合

【色】
白色
無色澄明
【剤形】
粉末/散剤/注射
/液剤/注射
懸濁液剤/懸濁剤/注射
//徐放性製剤


規格単位毎の明細 (リュープリン注射用1.88mg)

販売名和名 : リュープリン注射用1.88mg

規格単位 : 1.88mg1瓶(懸濁用液付)

欧文商標名 : LEUPLIN FOR INJECTION 1.88mg

規制区分

規制区分名称 : 劇薬

規制区分

規制区分名称 : 処方箋医薬品注2)

規制区分備考 : 注2)注意−医師等の処方箋により使用すること

日本標準商品分類番号 : 872499

承認番号 : 22700AMX00124

販売開始年月 : 1994年9月

貯法及び期限等

貯法 : 室温保存

有効期間 : 3年

3.組成・性状

3.1 組成

リュープリン注射用1.88mg

販売名リュープリン注射用1.88mg
有効成分1バイアル中
リュープロレリン酢酸塩1.88mg
添加剤乳酸・グリコール酸共重合体(3:1)16.88mg
D-マンニトール3.3mg
懸濁用液D-マンニトール50mg、カルメロースナトリウム5mg及びポリソルベート80 1mg、並びに注射用水をもって1mLとする。

添加剤 : 乳酸・グリコール酸共重合体(3:1)

添加剤 : D-マンニトール

3.2 製剤の性状

リュープリン注射用1.88mg

販売名リュープリン注射用1.88mg
剤形持続性注射剤(バイアル)
性状白色の粉末(バイアル)、無色澄明の液(懸濁用液)
pH注)6.0〜7.5
浸透圧比注)約1(生理食塩液に対する比)
注)1バイアルの内容物を添付の懸濁用液1mLで懸濁した溶液の場合

【色】
白色
無色澄明
【剤形】
粉末/散剤/注射
/液剤/注射
懸濁液剤/懸濁剤/注射
//徐放性製剤

規格単位毎の効能効果及び用法用量

効能効果対用法用量

4.効能又は効果

リュープリン注射用1.88mg

<製剤共通>

○子宮内膜症

○過多月経、下腹痛、腰痛及び貧血等を伴う子宮筋腫における筋腫核の縮小及び症状の改善

○中枢性思春期早発症

6.用法及び用量

リュープリン注射用1.88mg

<子宮内膜症>

通常、成人には4週に1回リュープロレリン酢酸塩として3.75mgを皮下に投与する。ただし、体重が50kg未満の患者では1.88mgを投与することができる。なお、初回投与は月経周期1〜5日目に行う。

<子宮筋腫>

通常、成人には4週に1回リュープロレリン酢酸塩として1.88mgを皮下に投与する。ただし、体重の重い患者、子宮腫大が高度の患者では3.75mgを投与する。なお、初回投与は月経周期1〜5日目に行う。

<中枢性思春期早発症>

通常、4週に1回リュープロレリン酢酸塩として30μg/kgを皮下に投与する。なお、症状に応じて180μg/kgまで増量できる。

バイアル品の投与に際しては、1バイアル当たり、添付の懸濁用液1mLで泡立てないように注意しながら、十分に懸濁して用いる。

5.効能又は効果に関連する注意

リュープリン注射用1.88mg

<子宮筋腫>

5.1 本剤による子宮筋腫に対する治療は根治療法ではないことに留意し、手術が適応となる患者の手術までの保存療法並びに閉経前の保存療法としての適用を原則とすること。なお、下腹痛、腰痛に対する効果は、投与初期には認められないので、その間は適当な対症療法を考慮すること。

7.用法及び用量に関連する注意

<効能共通>

7.1 本剤は4週間持続の徐放性製剤であり、4週を超える間隔で投与すると下垂体−性腺系刺激作用により性腺ホルモン濃度が再度上昇し、臨床所見が一過性に悪化するおそれがあるので、4週に1回の用法を遵守すること。

<子宮内膜症、子宮筋腫>

7.2 一般的に投与量の増加に伴って副作用の発現率が高くなる傾向がみられる。投与量の決定にあたっては、用法・用量に示された体重、子宮腫大の程度に留意すること。[17.1.2参照]

7.3 治療に際しては妊娠していないことを確認し、必ず月経周期1〜5日目より投与を開始すること。また、治療期間中は非ホルモン性の避妊をさせること。[9.4参照]

7.4 エストロゲン低下作用に基づく骨塩量の低下がみられることがあるので、6ヵ月を超える投与は原則として行わないこと。6ヵ月を超える投与の安全性は確立していない。[8.5参照]

<中枢性思春期早発症>

7.5 キット品の適用にあたっては、患者の体重や症状等から適切と考えられた用量を超えないように注意して使用すること。

規格単位毎の明細 (リュープリン注射用3.75mg)

販売名和名 : リュープリン注射用3.75mg

規格単位 : 3.75mg1瓶(懸濁用液付)

欧文商標名 : LEUPLIN FOR INJECTION 3.75mg

規制区分

規制区分名称 : 劇薬

規制区分

規制区分名称 : 処方箋医薬品注2)

規制区分備考 : 注2)注意−医師等の処方箋により使用すること

日本標準商品分類番号 : 872499

承認番号 : 22700AMX00125

販売開始年月 : 1992年9月

貯法及び期限等

貯法 : 室温保存

有効期間 : 3年

3.組成・性状

3.1 組成

リュープリン注射用3.75mg

販売名リュープリン注射用3.75mg
有効成分1バイアル中
リュープロレリン酢酸塩3.75mg
添加剤乳酸・グリコール酸共重合体(3:1)33.75mg
D-マンニトール6.6mg
懸濁用液D-マンニトール50mg、カルメロースナトリウム5mg及びポリソルベート80 1mg、並びに注射用水をもって1mLとする。

添加剤 : 乳酸・グリコール酸共重合体(3:1)

添加剤 : D-マンニトール

3.2 製剤の性状

リュープリン注射用3.75mg

販売名リュープリン注射用3.75mg
剤形持続性注射剤(バイアル)
性状白色の粉末(バイアル)、無色澄明の液(懸濁用液)
pH注)6.0〜7.5
浸透圧比注)約1(生理食塩液に対する比)
注)1バイアルの内容物を添付の懸濁用液1mLで懸濁した溶液の場合

【色】
白色
無色澄明
【剤形】
粉末/散剤/注射
/液剤/注射
懸濁液剤/懸濁剤/注射
//徐放性製剤

規格単位毎の効能効果及び用法用量

効能効果対用法用量

4.効能又は効果

リュープリン注射用3.75mg

<製剤共通>

○子宮内膜症

○過多月経、下腹痛、腰痛及び貧血等を伴う子宮筋腫における筋腫核の縮小及び症状の改善

○中枢性思春期早発症

<リュープリン注射用3.75mg>

○閉経前乳癌

○前立腺癌

6.用法及び用量

リュープリン注射用3.75mg

<子宮内膜症>

通常、成人には4週に1回リュープロレリン酢酸塩として3.75mgを皮下に投与する。ただし、体重が50kg未満の患者では1.88mgを投与することができる。なお、初回投与は月経周期1〜5日目に行う。

<子宮筋腫>

通常、成人には4週に1回リュープロレリン酢酸塩として1.88mgを皮下に投与する。ただし、体重の重い患者、子宮腫大が高度の患者では3.75mgを投与する。なお、初回投与は月経周期1〜5日目に行う。

<中枢性思春期早発症>

通常、4週に1回リュープロレリン酢酸塩として30μg/kgを皮下に投与する。なお、症状に応じて180μg/kgまで増量できる。

<閉経前乳癌、前立腺癌>

通常、成人には4週に1回リュープロレリン酢酸塩として3.75mgを皮下に投与する。

バイアル品の投与に際しては、1バイアル当たり、添付の懸濁用液1mLで泡立てないように注意しながら、十分に懸濁して用いる。

5.効能又は効果に関連する注意

リュープリン注射用3.75mg

<子宮筋腫>

5.1 本剤による子宮筋腫に対する治療は根治療法ではないことに留意し、手術が適応となる患者の手術までの保存療法並びに閉経前の保存療法としての適用を原則とすること。なお、下腹痛、腰痛に対する効果は、投与初期には認められないので、その間は適当な対症療法を考慮すること。

<閉経前乳癌>

5.2 本剤の使用開始にあたっては、原則としてホルモン受容体の発現の有無を確認し、ホルモン受容体が陰性と判断された場合には本剤を使用しないこと。

7.用法及び用量に関連する注意

<効能共通>

7.1 本剤は4週間持続の徐放性製剤であり、4週を超える間隔で投与すると下垂体−性腺系刺激作用により性腺ホルモン濃度が再度上昇し、臨床所見が一過性に悪化するおそれがあるので、4週に1回の用法を遵守すること。

<子宮内膜症、子宮筋腫>

7.2 一般的に投与量の増加に伴って副作用の発現率が高くなる傾向がみられる。投与量の決定にあたっては、用法・用量に示された体重、子宮腫大の程度に留意すること。[17.1.2参照]

7.3 治療に際しては妊娠していないことを確認し、必ず月経周期1〜5日目より投与を開始すること。また、治療期間中は非ホルモン性の避妊をさせること。[9.4参照]

7.4 エストロゲン低下作用に基づく骨塩量の低下がみられることがあるので、6ヵ月を超える投与は原則として行わないこと。6ヵ月を超える投与の安全性は確立していない。[8.5参照]

<中枢性思春期早発症>

7.5 キット品の適用にあたっては、患者の体重や症状等から適切と考えられた用量を超えないように注意して使用すること。

規格単位毎の明細 (リュープリン注射用キット1.88mg)

販売名和名 : リュープリン注射用キット1.88mg

規格単位 : 1.88mg1筒

欧文商標名 : LEUPLIN FOR INJECTION KITS 1.88mg

規制区分

規制区分名称 : 劇薬

規制区分

規制区分名称 : 処方箋医薬品注2)

規制区分備考 : 注2)注意−医師等の処方箋により使用すること

日本標準商品分類番号 : 872499

承認番号 : 22700AMX00126

販売開始年月 : 1999年5月

貯法及び期限等

貯法 : 室温保存

有効期間 : 3年

3.組成・性状

3.1 組成

リュープリン注射用キット1.88mg

販売名リュープリン注射用キット1.88mg
有効成分1キット中
リュープロレリン酢酸塩1.88mg
添加剤乳酸・グリコール酸共重合体(3:1)16.88mg
D-マンニトール3.3mg
液体部
(懸濁用液)
D-マンニトール50mg、カルメロースナトリウム5mg及びポリソルベート80 1mg、並びに注射用水をもって1mLとする。

添加剤 : 乳酸・グリコール酸共重合体(3:1)

添加剤 : D-マンニトール

3.2 製剤の性状

リュープリン注射用キット1.88mg

販売名リュープリン注射用キット1.88mg
剤形持続性注射剤[粉末部本体と液体部(懸濁用液1mL)が一体となるキット製品]
性状白色の粉末(粉末部)、無色澄明の液[液体部(懸濁用液)]
pH注)6.0〜7.5
浸透圧比注)約1(生理食塩液に対する比)
注)液体部の全量を移動させ、懸濁した溶液の場合

【色】
白色
無色澄明
【剤形】
粉末/散剤/注射
/液剤/注射
懸濁液剤/懸濁剤/注射
//徐放性製剤

規格単位毎の効能効果及び用法用量

効能効果対用法用量

4.効能又は効果

リュープリン注射用キット1.88mg

<製剤共通>

○子宮内膜症

○過多月経、下腹痛、腰痛及び貧血等を伴う子宮筋腫における筋腫核の縮小及び症状の改善

○中枢性思春期早発症

6.用法及び用量

リュープリン注射用キット1.88mg

<子宮内膜症>

通常、成人には4週に1回リュープロレリン酢酸塩として3.75mgを皮下に投与する。ただし、体重が50kg未満の患者では1.88mgを投与することができる。なお、初回投与は月経周期1〜5日目に行う。

<子宮筋腫>

通常、成人には4週に1回リュープロレリン酢酸塩として1.88mgを皮下に投与する。ただし、体重の重い患者、子宮腫大が高度の患者では3.75mgを投与する。なお、初回投与は月経周期1〜5日目に行う。

<中枢性思春期早発症>

通常、4週に1回リュープロレリン酢酸塩として30μg/kgを皮下に投与する。なお、症状に応じて180μg/kgまで増量できる。

キット品の投与に際しては、注射針を上にしてプランジャーロッドを押して、懸濁用液全量を粉末部に移動させ、泡立てないように注意しながら、十分に懸濁して用いる。
キット品は投与量の調節が不可能なため、1回当たり全量投与が必要な患者にのみ使用すること。

5.効能又は効果に関連する注意

リュープリン注射用キット1.88mg

<子宮筋腫>

5.1 本剤による子宮筋腫に対する治療は根治療法ではないことに留意し、手術が適応となる患者の手術までの保存療法並びに閉経前の保存療法としての適用を原則とすること。なお、下腹痛、腰痛に対する効果は、投与初期には認められないので、その間は適当な対症療法を考慮すること。

7.用法及び用量に関連する注意

<効能共通>

7.1 本剤は4週間持続の徐放性製剤であり、4週を超える間隔で投与すると下垂体−性腺系刺激作用により性腺ホルモン濃度が再度上昇し、臨床所見が一過性に悪化するおそれがあるので、4週に1回の用法を遵守すること。

<子宮内膜症、子宮筋腫>

7.2 一般的に投与量の増加に伴って副作用の発現率が高くなる傾向がみられる。投与量の決定にあたっては、用法・用量に示された体重、子宮腫大の程度に留意すること。[17.1.2参照]

7.3 治療に際しては妊娠していないことを確認し、必ず月経周期1〜5日目より投与を開始すること。また、治療期間中は非ホルモン性の避妊をさせること。[9.4参照]

7.4 エストロゲン低下作用に基づく骨塩量の低下がみられることがあるので、6ヵ月を超える投与は原則として行わないこと。6ヵ月を超える投与の安全性は確立していない。[8.5参照]

<中枢性思春期早発症>

7.5 キット品の適用にあたっては、患者の体重や症状等から適切と考えられた用量を超えないように注意して使用すること。

規格単位毎の明細 (リュープリン注射用キット3.75mg)

販売名和名 : リュープリン注射用キット3.75mg

規格単位 : 3.75mg1筒

欧文商標名 : LEUPLIN FOR INJECTION KITS 3.75mg

規制区分

規制区分名称 : 劇薬

規制区分

規制区分名称 : 処方箋医薬品注2)

規制区分備考 : 注2)注意−医師等の処方箋により使用すること

日本標準商品分類番号 : 872499

承認番号 : 22700AMX00127

販売開始年月 : 1999年5月

貯法及び期限等

貯法 : 室温保存

有効期間 : 3年

3.組成・性状

3.1 組成

リュープリン注射用キット3.75mg

販売名リュープリン注射用キット3.75mg
有効成分1キット中
リュープロレリン酢酸塩3.75mg
添加剤乳酸・グリコール酸共重合体(3:1)33.75mg
D-マンニトール6.6mg
液体部
(懸濁用液)
D-マンニトール50mg、カルメロースナトリウム5mg及びポリソルベート80 1mg、並びに注射用水をもって1mLとする。

添加剤 : 乳酸・グリコール酸共重合体(3:1)

添加剤 : D-マンニトール

3.2 製剤の性状

リュープリン注射用キット3.75mg

販売名リュープリン注射用キット3.75mg
剤形持続性注射剤[粉末部本体と液体部(懸濁用液1mL)が一体となるキット製品]
性状白色の粉末(粉末部)、無色澄明の液[液体部(懸濁用液)]
pH注)6.0〜7.5
浸透圧比注)約1(生理食塩液に対する比)
注)液体部の全量を移動させ、懸濁した溶液の場合

【色】
白色
無色澄明
【剤形】
粉末/散剤/注射
/液剤/注射
懸濁液剤/懸濁剤/注射
//徐放性製剤

規格単位毎の効能効果及び用法用量

効能効果対用法用量

4.効能又は効果

リュープリン注射用キット3.75mg

<製剤共通>

○子宮内膜症

○過多月経、下腹痛、腰痛及び貧血等を伴う子宮筋腫における筋腫核の縮小及び症状の改善

○中枢性思春期早発症

<リュープリン注射用キット3.75mg>

○閉経前乳癌

○前立腺癌

6.用法及び用量

リュープリン注射用キット3.75mg

<子宮内膜症>

通常、成人には4週に1回リュープロレリン酢酸塩として3.75mgを皮下に投与する。ただし、体重が50kg未満の患者では1.88mgを投与することができる。なお、初回投与は月経周期1〜5日目に行う。

<子宮筋腫>

通常、成人には4週に1回リュープロレリン酢酸塩として1.88mgを皮下に投与する。ただし、体重の重い患者、子宮腫大が高度の患者では3.75mgを投与する。なお、初回投与は月経周期1〜5日目に行う。

<中枢性思春期早発症>

通常、4週に1回リュープロレリン酢酸塩として30μg/kgを皮下に投与する。なお、症状に応じて180μg/kgまで増量できる。

<閉経前乳癌、前立腺癌>

通常、成人には4週に1回リュープロレリン酢酸塩として3.75mgを皮下に投与する。

キット品の投与に際しては、注射針を上にしてプランジャーロッドを押して、懸濁用液全量を粉末部に移動させ、泡立てないように注意しながら、十分に懸濁して用いる。
キット品は投与量の調節が不可能なため、1回当たり全量投与が必要な患者にのみ使用すること。

5.効能又は効果に関連する注意

リュープリン注射用キット3.75mg

<子宮筋腫>

5.1 本剤による子宮筋腫に対する治療は根治療法ではないことに留意し、手術が適応となる患者の手術までの保存療法並びに閉経前の保存療法としての適用を原則とすること。なお、下腹痛、腰痛に対する効果は、投与初期には認められないので、その間は適当な対症療法を考慮すること。

<閉経前乳癌>

5.2 本剤の使用開始にあたっては、原則としてホルモン受容体の発現の有無を確認し、ホルモン受容体が陰性と判断された場合には本剤を使用しないこと。

7.用法及び用量に関連する注意

<効能共通>

7.1 本剤は4週間持続の徐放性製剤であり、4週を超える間隔で投与すると下垂体−性腺系刺激作用により性腺ホルモン濃度が再度上昇し、臨床所見が一過性に悪化するおそれがあるので、4週に1回の用法を遵守すること。

<子宮内膜症、子宮筋腫>

7.2 一般的に投与量の増加に伴って副作用の発現率が高くなる傾向がみられる。投与量の決定にあたっては、用法・用量に示された体重、子宮腫大の程度に留意すること。[17.1.2参照]

7.3 治療に際しては妊娠していないことを確認し、必ず月経周期1〜5日目より投与を開始すること。また、治療期間中は非ホルモン性の避妊をさせること。[9.4参照]

7.4 エストロゲン低下作用に基づく骨塩量の低下がみられることがあるので、6ヵ月を超える投与は原則として行わないこと。6ヵ月を超える投与の安全性は確立していない。[8.5参照]

<中枢性思春期早発症>

7.5 キット品の適用にあたっては、患者の体重や症状等から適切と考えられた用量を超えないように注意して使用すること。


[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] 2024/04/17 版