医療用医薬品 : トレアキシン

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3. 組成・性状


3.1 組成

トレアキシン点滴静注用25mg

販売名トレアキシン点滴静注用25mg
成分・含量1バイアル中ベンダムスチン塩酸塩 25mg
添加物D-マンニトール 30mg

トレアキシン点滴静注用100mg

販売名トレアキシン点滴静注用100mg
成分・含量1バイアル中ベンダムスチン塩酸塩 100mg
添加物D-マンニトール 120mg

3.2 製剤の性状

トレアキシン点滴静注用25mg

販売名トレアキシン点滴静注用25mg
剤形凍結乾燥注射剤
色・形状白色の結晶性粉末又は塊
pH2.5〜3.5(本剤1バイアルを注射用水10mLに溶解したとき)
浸透圧比(生理食塩液に対する比)約0.9
[100mg製剤1バイアルに注射用水40mLを加えて内容物を溶かした後、生理食塩液に添加希釈し、250mLとした液(0.4mg/mL)]

【色】
白色
【剤形】
凍結乾燥剤/散剤/注射

トレアキシン点滴静注用100mg

販売名トレアキシン点滴静注用100mg
剤形凍結乾燥注射剤
色・形状白色の結晶性粉末又は塊
pH2.5〜3.5(本剤1バイアルを注射用水40mLに溶解したとき)
浸透圧比(生理食塩液に対する比)約0.9
[100mg製剤1バイアルに注射用水40mLを加えて内容物を溶かした後、生理食塩液に添加希釈し、250mLとした液(0.4mg/mL)]

【色】
白色
【剤形】
凍結乾燥剤/散剤/注射


規格単位毎の明細 (トレアキシン点滴静注用25mg)

販売名和名 : トレアキシン点滴静注用25mg

規格単位 : 25mg1瓶

欧文商標名 : TREAKISYM Injection

規制区分

規制区分名称 : 劇薬

規制区分

規制区分名称 : 処方箋医薬品注1

規制区分備考 : 注1:注意−医師等の処方箋により使用すること

日本標準商品分類番号 : 874219

承認番号 : 22800AMX00700000

販売開始年月 : 2017年1月

貯法及び期限等

貯法 : 室温保存

有効期間 : 3年

3.組成・性状

3.1 組成

トレアキシン点滴静注用25mg

販売名トレアキシン点滴静注用25mg
成分・含量1バイアル中ベンダムスチン塩酸塩 25mg
添加物D-マンニトール 30mg

添加剤 : D-マンニトール

3.2 製剤の性状

トレアキシン点滴静注用25mg

販売名トレアキシン点滴静注用25mg
剤形凍結乾燥注射剤
色・形状白色の結晶性粉末又は塊
pH2.5〜3.5(本剤1バイアルを注射用水10mLに溶解したとき)
浸透圧比(生理食塩液に対する比)約0.9
[100mg製剤1バイアルに注射用水40mLを加えて内容物を溶かした後、生理食塩液に添加希釈し、250mLとした液(0.4mg/mL)]

【色】
白色
【剤形】
凍結乾燥剤/散剤/注射

規格単位毎の効能効果及び用法用量

効能効果対用法用量

4.効能又は効果

○低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫及びマントル細胞リンパ腫

○再発又は難治性のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫

○慢性リンパ性白血病

○腫瘍特異的T細胞輸注療法の前処置

6.用法及び用量

<低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫>

○抗CD20抗体併用の場合

通常、成人には、ベンダムスチン塩酸塩として90mg/m2(体表面積)を1日1回1時間かけて点滴静注する。投与を2日間連日行い、26日間休薬する。これを1サイクルとして、投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。

○単独投与の場合(再発又は難治性の場合に限る)

通常、成人には、ベンダムスチン塩酸塩として120mg/m2(体表面積)を1日1回1時間かけて点滴静注する。投与を2日間連日行い、19日間休薬する。これを1サイクルとして、投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。

<マントル細胞リンパ腫>

○未治療の場合

リツキシマブ(遺伝子組換え)との併用において、通常、成人には、ベンダムスチン塩酸塩として90mg/m2(体表面積)を1日1回1時間かけて点滴静注する。投与を2日間連日行い、26日間休薬する。これを1サイクルとして、投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。

○再発又は難治性の場合

通常、成人には、ベンダムスチン塩酸塩として120mg/m2(体表面積)を1日1回1時間かけて点滴静注する。投与を2日間連日行い、19日間休薬する。これを1サイクルとして、投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。

<再発又は難治性のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫>

○リツキシマブ(遺伝子組換え)併用の場合

通常、成人には、ベンダムスチン塩酸塩として120mg/m2(体表面積)を1日1回1時間かけて点滴静注する。投与を2日間連日行い、19日間休薬する。これを1サイクルとして、最大6サイクル投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。

○リツキシマブ(遺伝子組換え)及びポラツズマブ ベドチン(遺伝子組換え)併用の場合

通常、成人には、ベンダムスチン塩酸塩として90mg/m2(体表面積)を1日1回1時間かけて点滴静注する。投与を2日間連日行い、19日間休薬する。これを1サイクルとして、最大6サイクル投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。

<慢性リンパ性白血病>

通常、成人には、ベンダムスチン塩酸塩として100mg/m2(体表面積)を1日1回1時間かけて点滴静注する。投与を2日間連日行い、26日間休薬する。これを1サイクルとして、投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。

<腫瘍特異的T細胞輸注療法の前処置>

再生医療等製品の用法及び用量又は使用方法に基づき使用する。

5.効能又は効果に関連する注意

<未治療の低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫及びマントル細胞リンパ腫並びに慢性リンパ性白血病>

5.1 「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、本剤以外の治療の実施についても慎重に検討し、適応患者の選択を行うこと。[17.1.2-17.1.4、17.1.9参照]

<再発又は難治性のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫>

5.2 「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。[17.1.6-17.1.8参照]

7.用法及び用量に関連する注意

<効能共通>

7.1 本剤による治療中に高度の骨髄抑制が認められた場合には、次のような目安により、適切に休薬、減量又は投与中止を考慮すること。[11.1.1参照]

投与間隔又は投与量の調節指標
休薬次サイクル投与開始にあたり、好中球数及び血小板数が右記の指標に回復するまで休薬すること。好中球数1,000/mm3以上
及び
血小板数75,000/mm3以上
減量又は中止治療中に、下記の指標に該当する骨髄抑制が認められた場合には、休薬の項の指標に回復したことを確認の上、次サイクルの投与を開始すること。その場合、以下のとおり減量又は投与中止を考慮すること。
低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫及びマントル細胞リンパ腫の場合好中球数500/mm3未満
又は
血小板数25,000/mm3未満
・前サイクル投与量120mg/m2の場合:90mg/m2に減量
・前サイクル投与量90mg/m2の場合:60mg/m2に減量
・前サイクル投与量60mg/m2の場合:投与中止
なお、減量を行った場合には、以降投与量を維持し、増量しないこと。
慢性リンパ性白血病の場合
・前サイクル投与量100mg/m2の場合:75mg/m2に減量
・前サイクル投与量75mg/m2の場合:50mg/m2に減量
・前サイクル投与量50mg/m2の場合:投与中止
なお、減量を行った場合には、以降投与量を維持し、増量しないこと。
再発又は難治性のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫の場合
<リツキシマブ(遺伝子組換え)併用の場合>
好中球数500/mm3未満、好中球数1,000/mm3未満が2週間以上持続する、
又は
血小板数75,000/mm3未満
・前サイクル投与量120mg/m2の場合:90mg/m2に減量
・前サイクル投与量90mg/m2の場合:60mg/m2に減量
・前サイクル投与量60mg/m2の場合:投与中止
なお、減量を行った場合には、以降投与量を維持し、増量しないこと。
再発又は難治性のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫の場合
<リツキシマブ(遺伝子組換え)及びポラツズマブ ベドチン(遺伝子組換え)併用の場合>
好中球数1,000/mm3未満
又は
血小板数50,000/mm3未満
次サイクル投与予定日の7日目までに休薬の項の指標に回復した場合は、減量せずに投与し、8日目以降に回復した場合は、以下のとおり減量又は投与を中止すること。
・前サイクル投与量90mg/m2の場合:70mg/m2に減量
・前サイクル投与量70mg/m2の場合:50mg/m2に減量
・前サイクル投与量50mg/m2の場合:投与中止
なお、減量を行った場合には、以降投与量を維持し、増量しないこと。

7.2 本剤による治療中に非血液毒性が認められた場合には、次のような目安により、適切に休薬、減量又は投与中止を考慮すること。

投与間隔又は投与量の調節指標
休薬次サイクル投与開始にあたり、臨床検査値等が右記の指標に回復するまで休薬すること。Grade 2注1以下の非血液毒性
総ビリルビン:
2.0mg/dL未満
血清クレアチニン:
2.0mg/dL未満
減量又は中止治療中に、下記の指標に該当する副作用が認められた場合には、休薬の項の指標に回復したことを確認の上、次サイクルの投与を開始すること。その場合、以下のとおり減量又は投与中止を考慮すること。
低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫、マントル細胞リンパ腫及び再発又は難治性のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫の場合Grade 3注1以上の非血液毒性
・前サイクル投与量120mg/m2の場合:90mg/m2に減量
・前サイクル投与量90mg/m2の場合:60mg/m2に減量
・前サイクル投与量60mg/m2の場合:投与中止
なお、減量を行った場合には、以降投与量を維持し、増量しないこと。
慢性リンパ性白血病の場合
・前サイクル投与量100mg/m2の場合:75mg/m2に減量
・前サイクル投与量75mg/m2の場合:50mg/m2に減量
・前サイクル投与量50mg/m2の場合:投与中止
なお、減量を行った場合には、以降投与量を維持し、増量しないこと。
注1:NCI-CTCAE Version 4.0

<低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫及び未治療のマントル細胞リンパ腫>

7.3 抗CD20抗体の投与に際しては、「17.臨床成績」の項の内容、特に用法・用量及び適応患者を十分に理解した上で行うこと。[17.1.2-17.1.5参照]

<再発又は難治性のマントル細胞リンパ腫及び慢性リンパ性白血病>

7.4 他の抗悪性腫瘍剤との併用について、有効性及び安全性は確立していない。

規格単位毎の明細 (トレアキシン点滴静注用100mg)

販売名和名 : トレアキシン点滴静注用100mg

規格単位 : 100mg1瓶

欧文商標名 : TREAKISYM Injection

規制区分

規制区分名称 : 劇薬

規制区分

規制区分名称 : 処方箋医薬品注1

規制区分備考 : 注1:注意−医師等の処方箋により使用すること

日本標準商品分類番号 : 874219

承認番号 : 22200AMX00964000

販売開始年月 : 2010年12月

貯法及び期限等

貯法 : 室温保存

有効期間 : 3年

3.組成・性状

3.1 組成

トレアキシン点滴静注用100mg

販売名トレアキシン点滴静注用100mg
成分・含量1バイアル中ベンダムスチン塩酸塩 100mg
添加物D-マンニトール 120mg

添加剤 : D-マンニトール

3.2 製剤の性状

トレアキシン点滴静注用100mg

販売名トレアキシン点滴静注用100mg
剤形凍結乾燥注射剤
色・形状白色の結晶性粉末又は塊
pH2.5〜3.5(本剤1バイアルを注射用水40mLに溶解したとき)
浸透圧比(生理食塩液に対する比)約0.9
[100mg製剤1バイアルに注射用水40mLを加えて内容物を溶かした後、生理食塩液に添加希釈し、250mLとした液(0.4mg/mL)]

【色】
白色
【剤形】
凍結乾燥剤/散剤/注射

規格単位毎の効能効果及び用法用量

効能効果対用法用量

4.効能又は効果

○低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫及びマントル細胞リンパ腫

○再発又は難治性のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫

○慢性リンパ性白血病

○腫瘍特異的T細胞輸注療法の前処置

6.用法及び用量

<低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫>

○抗CD20抗体併用の場合

通常、成人には、ベンダムスチン塩酸塩として90mg/m2(体表面積)を1日1回1時間かけて点滴静注する。投与を2日間連日行い、26日間休薬する。これを1サイクルとして、投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。

○単独投与の場合(再発又は難治性の場合に限る)

通常、成人には、ベンダムスチン塩酸塩として120mg/m2(体表面積)を1日1回1時間かけて点滴静注する。投与を2日間連日行い、19日間休薬する。これを1サイクルとして、投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。

<マントル細胞リンパ腫>

○未治療の場合

リツキシマブ(遺伝子組換え)との併用において、通常、成人には、ベンダムスチン塩酸塩として90mg/m2(体表面積)を1日1回1時間かけて点滴静注する。投与を2日間連日行い、26日間休薬する。これを1サイクルとして、投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。

○再発又は難治性の場合

通常、成人には、ベンダムスチン塩酸塩として120mg/m2(体表面積)を1日1回1時間かけて点滴静注する。投与を2日間連日行い、19日間休薬する。これを1サイクルとして、投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。

<再発又は難治性のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫>

○リツキシマブ(遺伝子組換え)併用の場合

通常、成人には、ベンダムスチン塩酸塩として120mg/m2(体表面積)を1日1回1時間かけて点滴静注する。投与を2日間連日行い、19日間休薬する。これを1サイクルとして、最大6サイクル投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。

○リツキシマブ(遺伝子組換え)及びポラツズマブ ベドチン(遺伝子組換え)併用の場合

通常、成人には、ベンダムスチン塩酸塩として90mg/m2(体表面積)を1日1回1時間かけて点滴静注する。投与を2日間連日行い、19日間休薬する。これを1サイクルとして、最大6サイクル投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。

<慢性リンパ性白血病>

通常、成人には、ベンダムスチン塩酸塩として100mg/m2(体表面積)を1日1回1時間かけて点滴静注する。投与を2日間連日行い、26日間休薬する。これを1サイクルとして、投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。

<腫瘍特異的T細胞輸注療法の前処置>

再生医療等製品の用法及び用量又は使用方法に基づき使用する。

5.効能又は効果に関連する注意

<未治療の低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫及びマントル細胞リンパ腫並びに慢性リンパ性白血病>

5.1 「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、本剤以外の治療の実施についても慎重に検討し、適応患者の選択を行うこと。[17.1.2-17.1.4、17.1.9参照]

<再発又は難治性のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫>

5.2 「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。[17.1.6-17.1.8参照]

7.用法及び用量に関連する注意

<効能共通>

7.1 本剤による治療中に高度の骨髄抑制が認められた場合には、次のような目安により、適切に休薬、減量又は投与中止を考慮すること。[11.1.1参照]

投与間隔又は投与量の調節指標
休薬次サイクル投与開始にあたり、好中球数及び血小板数が右記の指標に回復するまで休薬すること。好中球数1,000/mm3以上
及び
血小板数75,000/mm3以上
減量又は中止治療中に、下記の指標に該当する骨髄抑制が認められた場合には、休薬の項の指標に回復したことを確認の上、次サイクルの投与を開始すること。その場合、以下のとおり減量又は投与中止を考慮すること。
低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫及びマントル細胞リンパ腫の場合好中球数500/mm3未満
又は
血小板数25,000/mm3未満
・前サイクル投与量120mg/m2の場合:90mg/m2に減量
・前サイクル投与量90mg/m2の場合:60mg/m2に減量
・前サイクル投与量60mg/m2の場合:投与中止
なお、減量を行った場合には、以降投与量を維持し、増量しないこと。
慢性リンパ性白血病の場合
・前サイクル投与量100mg/m2の場合:75mg/m2に減量
・前サイクル投与量75mg/m2の場合:50mg/m2に減量
・前サイクル投与量50mg/m2の場合:投与中止
なお、減量を行った場合には、以降投与量を維持し、増量しないこと。
再発又は難治性のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫の場合
<リツキシマブ(遺伝子組換え)併用の場合>
好中球数500/mm3未満、好中球数1,000/mm3未満が2週間以上持続する、
又は
血小板数75,000/mm3未満
・前サイクル投与量120mg/m2の場合:90mg/m2に減量
・前サイクル投与量90mg/m2の場合:60mg/m2に減量
・前サイクル投与量60mg/m2の場合:投与中止
なお、減量を行った場合には、以降投与量を維持し、増量しないこと。
再発又は難治性のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫の場合
<リツキシマブ(遺伝子組換え)及びポラツズマブ ベドチン(遺伝子組換え)併用の場合>
好中球数1,000/mm3未満
又は
血小板数50,000/mm3未満
次サイクル投与予定日の7日目までに休薬の項の指標に回復した場合は、減量せずに投与し、8日目以降に回復した場合は、以下のとおり減量又は投与を中止すること。
・前サイクル投与量90mg/m2の場合:70mg/m2に減量
・前サイクル投与量70mg/m2の場合:50mg/m2に減量
・前サイクル投与量50mg/m2の場合:投与中止
なお、減量を行った場合には、以降投与量を維持し、増量しないこと。

7.2 本剤による治療中に非血液毒性が認められた場合には、次のような目安により、適切に休薬、減量又は投与中止を考慮すること。

投与間隔又は投与量の調節指標
休薬次サイクル投与開始にあたり、臨床検査値等が右記の指標に回復するまで休薬すること。Grade 2注1以下の非血液毒性
総ビリルビン:
2.0mg/dL未満
血清クレアチニン:
2.0mg/dL未満
減量又は中止治療中に、下記の指標に該当する副作用が認められた場合には、休薬の項の指標に回復したことを確認の上、次サイクルの投与を開始すること。その場合、以下のとおり減量又は投与中止を考慮すること。
低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫、マントル細胞リンパ腫及び再発又は難治性のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫の場合Grade 3注1以上の非血液毒性
・前サイクル投与量120mg/m2の場合:90mg/m2に減量
・前サイクル投与量90mg/m2の場合:60mg/m2に減量
・前サイクル投与量60mg/m2の場合:投与中止
なお、減量を行った場合には、以降投与量を維持し、増量しないこと。
慢性リンパ性白血病の場合
・前サイクル投与量100mg/m2の場合:75mg/m2に減量
・前サイクル投与量75mg/m2の場合:50mg/m2に減量
・前サイクル投与量50mg/m2の場合:投与中止
なお、減量を行った場合には、以降投与量を維持し、増量しないこと。
注1:NCI-CTCAE Version 4.0

<低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫及び未治療のマントル細胞リンパ腫>

7.3 抗CD20抗体の投与に際しては、「17.臨床成績」の項の内容、特に用法・用量及び適応患者を十分に理解した上で行うこと。[17.1.2-17.1.5参照]

<再発又は難治性のマントル細胞リンパ腫及び慢性リンパ性白血病>

7.4 他の抗悪性腫瘍剤との併用について、有効性及び安全性は確立していない。


[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] 2025/07/23 版