医療用医薬品 : ピノルビン

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3. 組成・性状


3.1 組成

ピノルビン注射用10mg

販売名ピノルビン注射用10mg
有効成分(1バイアル中)ピラルビシン 10mg(力価)
添加剤(1バイアル中)マルトース水和物278mg
塩酸、pH調節剤

なお、本剤はピラルビシンを塩酸塩として含有する。

ピノルビン注射用20mg

販売名ピノルビン注射用20mg
有効成分(1バイアル中)ピラルビシン 20mg(力価)
添加剤(1バイアル中)マルトース水和物556mg
塩酸、pH調節剤

なお、本剤はピラルビシンを塩酸塩として含有する。

ピノルビン注射用30mg

販売名ピノルビン注射用30mg
有効成分(1バイアル中)ピラルビシン 30mg(力価)
添加剤(1バイアル中)マルトース水和物834mg
塩酸、pH調節剤

なお、本剤はピラルビシンを塩酸塩として含有する。

3.2 製剤の性状

ピノルビン注射用10mg

販売名ピノルビン注射用10mg
性状赤橙色の凍結乾燥注射剤である。
pH5.0〜6.5(2mg(力価)/mL 日局注射用水)
浸透圧比(生理食塩液に対する比)約0.5(2mg(力価)/mL 日局注射用水)
約1.7(2mg(力価)/mL 日局5%ブドウ糖注射液)
約1.5(2mg(力価)/mL 日局生理食塩液)

【色】
赤橙色
【剤形】
凍結乾燥剤/散剤/注射

ピノルビン注射用20mg

販売名ピノルビン注射用20mg
性状赤橙色の凍結乾燥注射剤である。
pH5.0〜6.5(2mg(力価)/mL 日局注射用水)
浸透圧比(生理食塩液に対する比)約0.5(2mg(力価)/mL 日局注射用水)
約1.7(2mg(力価)/mL 日局5%ブドウ糖注射液)
約1.5(2mg(力価)/mL 日局生理食塩液)

【色】
赤橙色
【剤形】
凍結乾燥剤/散剤/注射

ピノルビン注射用30mg

販売名ピノルビン注射用30mg
性状赤橙色の凍結乾燥注射剤である。
pH5.0〜6.5(2mg(力価)/mL 日局注射用水)
浸透圧比(生理食塩液に対する比)約0.5(2mg(力価)/mL 日局注射用水)
約1.7(2mg(力価)/mL 日局5%ブドウ糖注射液)
約1.5(2mg(力価)/mL 日局生理食塩液)

【色】
赤橙色
【剤形】
凍結乾燥剤/散剤/注射


規格単位毎の明細 (ピノルビン注射用10mg)

販売名和名 : ピノルビン注射用10mg

規格単位 : 10mg1瓶

欧文商標名 : Pinorubin for Injection 10mg

規制区分

規制区分名称 : 劇薬

規制区分

規制区分名称 : 処方箋医薬品注)

規制区分備考 : 注)注意−医師等の処方箋により使用すること

日本標準商品分類番号 : 874235

承認番号 : 21900AMX00660

販売開始年月 : 1988年6月

貯法及び期限等

貯法 : 室温保存

有効期間 : 2年

3.組成・性状

3.1 組成

ピノルビン注射用10mg

販売名ピノルビン注射用10mg
有効成分(1バイアル中)ピラルビシン 10mg(力価)
添加剤(1バイアル中)マルトース水和物278mg
塩酸、pH調節剤

なお、本剤はピラルビシンを塩酸塩として含有する。

添加剤 : マルトース水和物

添加剤 : 塩酸

添加剤 : pH調節剤

3.2 製剤の性状

ピノルビン注射用10mg

販売名ピノルビン注射用10mg
性状赤橙色の凍結乾燥注射剤である。
pH5.0〜6.5(2mg(力価)/mL 日局注射用水)
浸透圧比(生理食塩液に対する比)約0.5(2mg(力価)/mL 日局注射用水)
約1.7(2mg(力価)/mL 日局5%ブドウ糖注射液)
約1.5(2mg(力価)/mL 日局生理食塩液)

【色】
赤橙色
【剤形】
凍結乾燥剤/散剤/注射

規格単位毎の効能効果及び用法用量

効能効果対用法用量

4.効能・効果

下記疾患の自覚的・他覚的症状の寛解並びに改善

頭頸部癌、乳癌、胃癌、尿路上皮癌(膀胱癌、腎盂・尿管腫瘍)、卵巣癌、子宮癌、急性白血病、悪性リンパ腫

6.用法・用量

投与方法

(1)静脈内注射の場合

頭頸部癌はIII法又はIV法を、乳癌及び胃癌はI法又はIII法を、卵巣癌及び子宮癌はI法を、尿路上皮癌はI法又はII法を、急性白血病はV法を、悪性リンパ腫はI法又はIV法を標準的用法・用量として選択する。

I法(3〜4週1回法)

ピラルビシンとして、1日1回、40〜60mg(25〜40mg/m2)(力価)を投与し、3〜4週間休薬する。これを1クールとし、投与を繰り返す。

II法(3〜4週2回法)

ピラルビシンとして、1日1回、30〜40mg(20〜25mg/m2)(力価)を2日間連日投与し、3〜4週間休薬する。これを1クールとし、投与を繰り返す。

III法(週1回法)

ピラルビシンとして、1日1回、20〜40mg(14〜25mg/m2)(力価)を1週間間隔で2〜3回投与し、3〜4週間休薬する。これを1クールとし、投与を繰り返す。

IV法(連日法)

ピラルビシンとして、1日1回、10〜20mg(7〜14mg/m2)(力価)を3〜5日間連日投与し、3〜4週間休薬する。これを1クールとし、投与を繰り返す。

V法(連日法)

ピラルビシンとして、1日1回、10〜30mg(7〜20mg/m2)(力価)を5日間連日投与する。骨髄機能が回復するまで休薬し、投与を繰り返す。

(2)動脈内注射による頭頸部癌、膀胱癌の場合

ピラルビシンとして、1日1回、10〜20mg(7〜14mg/m2)(力価)を連日又は隔日に5〜10回投与する。

(3)膀胱内注入による膀胱癌の場合

カテーテルを用いて導尿した後、ピラルビシンとして、1日1回、15〜30mg(力価)を500〜1000μg(力価)/mLの溶液として週3回、各1〜2時間膀胱内把持する。これを1クールとし、2〜3クール繰り返す。

なお、年齢、症状により適宜増減する。

規格単位毎の明細 (ピノルビン注射用20mg)

販売名和名 : ピノルビン注射用20mg

規格単位 : 20mg1瓶

欧文商標名 : Pinorubin for Injection 20mg

規制区分

規制区分名称 : 劇薬

規制区分

規制区分名称 : 処方箋医薬品注)

規制区分備考 : 注)注意−医師等の処方箋により使用すること

日本標準商品分類番号 : 874235

承認番号 : 21900AMX00659

販売開始年月 : 1988年6月

貯法及び期限等

貯法 : 室温保存

有効期間 : 2年

3.組成・性状

3.1 組成

ピノルビン注射用20mg

販売名ピノルビン注射用20mg
有効成分(1バイアル中)ピラルビシン 20mg(力価)
添加剤(1バイアル中)マルトース水和物556mg
塩酸、pH調節剤

なお、本剤はピラルビシンを塩酸塩として含有する。

添加剤 : マルトース水和物

添加剤 : 塩酸

添加剤 : pH調節剤

3.2 製剤の性状

ピノルビン注射用20mg

販売名ピノルビン注射用20mg
性状赤橙色の凍結乾燥注射剤である。
pH5.0〜6.5(2mg(力価)/mL 日局注射用水)
浸透圧比(生理食塩液に対する比)約0.5(2mg(力価)/mL 日局注射用水)
約1.7(2mg(力価)/mL 日局5%ブドウ糖注射液)
約1.5(2mg(力価)/mL 日局生理食塩液)

【色】
赤橙色
【剤形】
凍結乾燥剤/散剤/注射

規格単位毎の効能効果及び用法用量

効能効果対用法用量

4.効能・効果

下記疾患の自覚的・他覚的症状の寛解並びに改善

頭頸部癌、乳癌、胃癌、尿路上皮癌(膀胱癌、腎盂・尿管腫瘍)、卵巣癌、子宮癌、急性白血病、悪性リンパ腫

6.用法・用量

投与方法

(1)静脈内注射の場合

頭頸部癌はIII法又はIV法を、乳癌及び胃癌はI法又はIII法を、卵巣癌及び子宮癌はI法を、尿路上皮癌はI法又はII法を、急性白血病はV法を、悪性リンパ腫はI法又はIV法を標準的用法・用量として選択する。

I法(3〜4週1回法)

ピラルビシンとして、1日1回、40〜60mg(25〜40mg/m2)(力価)を投与し、3〜4週間休薬する。これを1クールとし、投与を繰り返す。

II法(3〜4週2回法)

ピラルビシンとして、1日1回、30〜40mg(20〜25mg/m2)(力価)を2日間連日投与し、3〜4週間休薬する。これを1クールとし、投与を繰り返す。

III法(週1回法)

ピラルビシンとして、1日1回、20〜40mg(14〜25mg/m2)(力価)を1週間間隔で2〜3回投与し、3〜4週間休薬する。これを1クールとし、投与を繰り返す。

IV法(連日法)

ピラルビシンとして、1日1回、10〜20mg(7〜14mg/m2)(力価)を3〜5日間連日投与し、3〜4週間休薬する。これを1クールとし、投与を繰り返す。

V法(連日法)

ピラルビシンとして、1日1回、10〜30mg(7〜20mg/m2)(力価)を5日間連日投与する。骨髄機能が回復するまで休薬し、投与を繰り返す。

(2)動脈内注射による頭頸部癌、膀胱癌の場合

ピラルビシンとして、1日1回、10〜20mg(7〜14mg/m2)(力価)を連日又は隔日に5〜10回投与する。

(3)膀胱内注入による膀胱癌の場合

カテーテルを用いて導尿した後、ピラルビシンとして、1日1回、15〜30mg(力価)を500〜1000μg(力価)/mLの溶液として週3回、各1〜2時間膀胱内把持する。これを1クールとし、2〜3クール繰り返す。

なお、年齢、症状により適宜増減する。

規格単位毎の明細 (ピノルビン注射用30mg)

販売名和名 : ピノルビン注射用30mg

規格単位 : 30mg1瓶

欧文商標名 : Pinorubin for Injection 30mg

規制区分

規制区分名称 : 劇薬

規制区分

規制区分名称 : 処方箋医薬品注)

規制区分備考 : 注)注意−医師等の処方箋により使用すること

日本標準商品分類番号 : 874235

承認番号 : 22800AMX00505

販売開始年月 : 2016年12月

貯法及び期限等

貯法 : 室温保存

有効期間 : 2年

3.組成・性状

3.1 組成

ピノルビン注射用30mg

販売名ピノルビン注射用30mg
有効成分(1バイアル中)ピラルビシン 30mg(力価)
添加剤(1バイアル中)マルトース水和物834mg
塩酸、pH調節剤

なお、本剤はピラルビシンを塩酸塩として含有する。

添加剤 : マルトース水和物

添加剤 : 塩酸

添加剤 : pH調節剤

3.2 製剤の性状

ピノルビン注射用30mg

販売名ピノルビン注射用30mg
性状赤橙色の凍結乾燥注射剤である。
pH5.0〜6.5(2mg(力価)/mL 日局注射用水)
浸透圧比(生理食塩液に対する比)約0.5(2mg(力価)/mL 日局注射用水)
約1.7(2mg(力価)/mL 日局5%ブドウ糖注射液)
約1.5(2mg(力価)/mL 日局生理食塩液)

【色】
赤橙色
【剤形】
凍結乾燥剤/散剤/注射

規格単位毎の効能効果及び用法用量

効能効果対用法用量

4.効能・効果

下記疾患の自覚的・他覚的症状の寛解並びに改善

頭頸部癌、乳癌、胃癌、尿路上皮癌(膀胱癌、腎盂・尿管腫瘍)、卵巣癌、子宮癌、急性白血病、悪性リンパ腫

6.用法・用量

投与方法

(1)静脈内注射の場合

頭頸部癌はIII法又はIV法を、乳癌及び胃癌はI法又はIII法を、卵巣癌及び子宮癌はI法を、尿路上皮癌はI法又はII法を、急性白血病はV法を、悪性リンパ腫はI法又はIV法を標準的用法・用量として選択する。

I法(3〜4週1回法)

ピラルビシンとして、1日1回、40〜60mg(25〜40mg/m2)(力価)を投与し、3〜4週間休薬する。これを1クールとし、投与を繰り返す。

II法(3〜4週2回法)

ピラルビシンとして、1日1回、30〜40mg(20〜25mg/m2)(力価)を2日間連日投与し、3〜4週間休薬する。これを1クールとし、投与を繰り返す。

III法(週1回法)

ピラルビシンとして、1日1回、20〜40mg(14〜25mg/m2)(力価)を1週間間隔で2〜3回投与し、3〜4週間休薬する。これを1クールとし、投与を繰り返す。

IV法(連日法)

ピラルビシンとして、1日1回、10〜20mg(7〜14mg/m2)(力価)を3〜5日間連日投与し、3〜4週間休薬する。これを1クールとし、投与を繰り返す。

V法(連日法)

ピラルビシンとして、1日1回、10〜30mg(7〜20mg/m2)(力価)を5日間連日投与する。骨髄機能が回復するまで休薬し、投与を繰り返す。

(2)動脈内注射による頭頸部癌、膀胱癌の場合

ピラルビシンとして、1日1回、10〜20mg(7〜14mg/m2)(力価)を連日又は隔日に5〜10回投与する。

(3)膀胱内注入による膀胱癌の場合

カテーテルを用いて導尿した後、ピラルビシンとして、1日1回、15〜30mg(力価)を500〜1000μg(力価)/mLの溶液として週3回、各1〜2時間膀胱内把持する。これを1クールとし、2〜3クール繰り返す。

なお、年齢、症状により適宜増減する。


[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] 2025/11/19 版