医療用医薬品 : アディノベイト

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3. 組成・性状


3.1 組成

アディノベイト静注用キット250

1バイアル中

成分名アディノベイト静注用キット250
有効成分(国際単位)ルリオクトコグ アルファ ペゴル(遺伝子組換え)250
添加剤D-マンニトール160mg
トレハロース水和物40mg
L-ヒスチジン7.8mg
トロメタモール6.1mg
塩化カルシウム水和物1.2mg
ポリソルベート800.5mg
グルタチオン0.4mg

添付溶解液:日局 注射用水5mL

本剤はチャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞株を用いて製造される。また、精製工程のアフィニティークロマトグラフィーで、マウスモノクローナル抗体を使用している。

アディノベイト静注用キット500

1バイアル中

成分名アディノベイト静注用キット500
有効成分(国際単位)ルリオクトコグ アルファ ペゴル(遺伝子組換え)500
添加剤D-マンニトール160mg
トレハロース水和物40mg
L-ヒスチジン7.8mg
トロメタモール6.1mg
塩化カルシウム水和物1.2mg
ポリソルベート800.5mg
グルタチオン0.4mg

添付溶解液:日局 注射用水5mL

本剤はチャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞株を用いて製造される。また、精製工程のアフィニティークロマトグラフィーで、マウスモノクローナル抗体を使用している。

アディノベイト静注用キット1000

1バイアル中

成分名アディノベイト静注用キット1000
有効成分(国際単位)ルリオクトコグ アルファ ペゴル(遺伝子組換え)1000
添加剤D-マンニトール160mg
トレハロース水和物40mg
L-ヒスチジン7.8mg
トロメタモール6.1mg
塩化カルシウム水和物1.2mg
ポリソルベート800.5mg
グルタチオン0.4mg

添付溶解液:日局 注射用水5mL

本剤はチャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞株を用いて製造される。また、精製工程のアフィニティークロマトグラフィーで、マウスモノクローナル抗体を使用している。

アディノベイト静注用キット1500

1バイアル中

成分名アディノベイト静注用キット1500
有効成分(国際単位)ルリオクトコグ アルファ ペゴル(遺伝子組換え)1500
添加剤D-マンニトール160mg
トレハロース水和物40mg
L-ヒスチジン7.8mg
トロメタモール6.1mg
塩化カルシウム水和物1.2mg
ポリソルベート800.5mg
グルタチオン0.4mg

添付溶解液:日局 注射用水5mL

本剤はチャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞株を用いて製造される。また、精製工程のアフィニティークロマトグラフィーで、マウスモノクローナル抗体を使用している。

アディノベイト静注用キット2000

1バイアル中

成分名アディノベイト静注用キット2000
有効成分(国際単位)ルリオクトコグ アルファ ペゴル(遺伝子組換え)2000
添加剤D-マンニトール160mg
トレハロース水和物40mg
L-ヒスチジン7.8mg
トロメタモール6.1mg
塩化カルシウム水和物1.2mg
ポリソルベート800.5mg
グルタチオン0.4mg

添付溶解液:日局 注射用水5mL

本剤はチャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞株を用いて製造される。また、精製工程のアフィニティークロマトグラフィーで、マウスモノクローナル抗体を使用している。

アディノベイト静注用キット3000

1バイアル中

成分名アディノベイト静注用キット3000
有効成分(国際単位)ルリオクトコグ アルファ ペゴル(遺伝子組換え)3000
添加剤D-マンニトール160mg
トレハロース水和物40mg
L-ヒスチジン7.8mg
トロメタモール6.1mg
塩化カルシウム水和物1.2mg
ポリソルベート800.5mg
グルタチオン0.4mg

添付溶解液:日局 注射用水5mL

本剤はチャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞株を用いて製造される。また、精製工程のアフィニティークロマトグラフィーで、マウスモノクローナル抗体を使用している。

3.2 製剤の性状

アディノベイト静注用キット250

 アディノベイト静注用キット250
色・性状本剤は白色の粉末であり、溶解液を加えて溶かすと無色澄明の液となる。
pH6.7〜7.3
浸透圧比1.2〜1.6(生理食塩液に対する比)

【色】
白色
無色澄明
【剤形】
粉末/散剤/注射
/液剤/注射

アディノベイト静注用キット500

 アディノベイト静注用キット500
色・性状本剤は白色の粉末であり、溶解液を加えて溶かすと無色澄明の液となる。
pH6.7〜7.3
浸透圧比1.2〜1.6(生理食塩液に対する比)

【色】
白色
無色澄明
【剤形】
粉末/散剤/注射
/液剤/注射

アディノベイト静注用キット1000

 アディノベイト静注用キット1000
色・性状本剤は白色の粉末であり、溶解液を加えて溶かすと無色澄明の液となる。
pH6.7〜7.3
浸透圧比1.2〜1.6(生理食塩液に対する比)

【色】
白色
無色澄明
【剤形】
粉末/散剤/注射
/液剤/注射

アディノベイト静注用キット1500

 アディノベイト静注用キット1500
色・性状本剤は白色の粉末であり、溶解液を加えて溶かすと無色澄明の液となる。
pH6.7〜7.3
浸透圧比1.2〜1.6(生理食塩液に対する比)

【色】
白色
無色澄明
【剤形】
粉末/散剤/注射
/液剤/注射

アディノベイト静注用キット2000

 アディノベイト静注用キット2000
色・性状本剤は白色の粉末であり、溶解液を加えて溶かすと無色澄明の液となる。
pH6.7〜7.3
浸透圧比1.2〜1.6(生理食塩液に対する比)

【色】
白色
無色澄明
【剤形】
粉末/散剤/注射
/液剤/注射

アディノベイト静注用キット3000

 アディノベイト静注用キット3000
色・性状本剤は白色の粉末であり、溶解液を加えて溶かすと無色澄明の液となる。
pH6.7〜7.3
浸透圧比1.2〜1.6(生理食塩液に対する比)

【色】
白色
無色澄明
【剤形】
粉末/散剤/注射
/液剤/注射


規格単位毎の明細 (アディノベイト静注用キット250)

販売名和名 : アディノベイト静注用キット250

規格単位 : 250国際単位1キット(溶解液付)

欧文商標名 : ADYNOVATE Intravenous Kit

規制区分

規制区分名称 : 生物由来製品

規制区分

規制区分名称 : 処方箋医薬品注)

規制区分備考 : 注)注意−医師等の処方箋により使用すること

日本標準商品分類番号 : 876349

承認番号 : 22900AMX00991

販売開始年月 : 2018年6月

貯法及び期限等

貯法 : 凍結を避け、2〜8℃で保存すること。

有効期間 : 24ヵ月

3.組成・性状

3.1 組成

アディノベイト静注用キット250

1バイアル中

成分名アディノベイト静注用キット250
有効成分(国際単位)ルリオクトコグ アルファ ペゴル(遺伝子組換え)250
添加剤D-マンニトール160mg
トレハロース水和物40mg
L-ヒスチジン7.8mg
トロメタモール6.1mg
塩化カルシウム水和物1.2mg
ポリソルベート800.5mg
グルタチオン0.4mg

添付溶解液:日局 注射用水5mL

本剤はチャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞株を用いて製造される。また、精製工程のアフィニティークロマトグラフィーで、マウスモノクローナル抗体を使用している。

添加剤 : D-マンニトール

添加剤 : トレハロース水和物

添加剤 : L-ヒスチジン

添加剤 : トロメタモール

添加剤 : 塩化カルシウム水和物

添加剤 : ポリソルベート80

添加剤 : グルタチオン

3.2 製剤の性状

アディノベイト静注用キット250

 アディノベイト静注用キット250
色・性状本剤は白色の粉末であり、溶解液を加えて溶かすと無色澄明の液となる。
pH6.7〜7.3
浸透圧比1.2〜1.6(生理食塩液に対する比)

【色】
白色
無色澄明
【剤形】
粉末/散剤/注射
/液剤/注射

規格単位毎の効能効果及び用法用量

効能効果対用法用量

4.効能又は効果

血液凝固第VIII因子欠乏患者における出血傾向の抑制

6.用法及び用量

本剤を添付の溶解液5mLで溶解し、緩徐に静脈内に注射する。なお、10mL/分を超えない速度で注入すること。

通常、1回体重1kg当たり10〜30国際単位を投与するが、患者の状態に応じて適宜増減する。

定期的に投与する場合、通常、成人及び12歳以上の小児には、1回体重1kg当たり40〜50国際単位を週2回投与するが、患者の状態に応じて、1回体重1kg当たり40〜50国際単位を2日間隔、1回体重1kg当たり40〜80国際単位を3〜7日間隔で投与できる。ただし、投与間隔を4〜7日間隔に延長する場合は、一定期間出血が認められないことを確認のうえで、5日間隔投与まで、さらに7日間隔投与まで段階的に延長すること。
12歳未満の小児には、1回体重1kg当たり40〜60国際単位を週2回投与するが、患者の状態に応じて、1回体重1kg当たり40〜60国際単位を2日間隔、1回体重1kg当たり40〜80国際単位を3〜4日間隔で投与できる。ただし、投与間隔を4日間隔に延長する場合は、一定期間出血が認められないことを確認のうえで延長すること。

7.用法及び用量に関連する注意

7.1 体重1kg当たり1国際単位(IU)の本剤を投与することにより、血漿中の第VIII因子レベルが2%(2IU/dL)上昇することが見込まれる。必要量は以下の計算式に基づいて算出すること。

必要量[IU]=体重[kg]×第VIII因子の目標上昇値[%又はIU/dL]×0.5[(IU/kg)/(IU/dL)]

7.2 出血時に使用する場合は、出血の程度に応じて下表の目標第VIII因子レベルを参考に、個々の症例において投与量及び投与頻度を調整すること。

出血時における投与量及び投与頻度の目安

出血の程度目標第VIII因子レベル(%又はIU/dL)投与量(IU/kg)投与頻度
軽度
初期の関節内出血、軽度の筋肉内出血、軽度の口腔内出血
20-4010-2012-24時間おきに出血症状消失まで
中等度
中等度の筋肉内出血、口腔内出血、著明な/より広範な関節内出血、及び既知の外傷
30-6015-3012-24時間おきに出血症状消失まで
重度
消化管出血、頭蓋内出血、腹腔内出血、胸郭内出血、中枢神経系の出血、咽頭後隙/後腹膜腔又は腸腰筋鞘内の出血、骨折、頭部外傷
60-10030-60注)8-12時間おきに出血症状消失まで
注)通常、50IU/kg投与で100%(IU/dL)の第VIII因子レベル上昇が見込まれる。

7.3 周術期に使用する場合は、手術・処置に応じて必要な第VIII因子レベル以上を保つように投与量及び投与頻度を調整すること。

周術期における投与量及び投与頻度の目安

手術の種類必要な第VIII因子レベル(%又はIU/dL)投与量(IU/kg)投与頻度
小手術
抜歯を含む
30-6015-308-24時間おきに出血消失まで
大手術
頭蓋内、腹腔内、胸腔内の手術、関節置換術
80-10040-508-24時間おきに創傷治癒まで

7.4 定期的な投与の用法及び用量は患者の薬物動態、患者の状態等を考慮して決定すること。なお、投与間隔を4〜5日間隔、さらに6〜7日間隔に延長する場合は、投与中の投与間隔において直近6ヵ月間程度出血状況が安定していることを確認したうえで、投与間隔延長の要否及び適切な投与量を慎重に判断すること。また、投与間隔延長後に出血が増加した場合は、速やかに用法及び用量の変更を検討すること。

規格単位毎の明細 (アディノベイト静注用キット500)

販売名和名 : アディノベイト静注用キット500

規格単位 : 500国際単位1キット(溶解液付)

欧文商標名 : ADYNOVATE Intravenous Kit

規制区分

規制区分名称 : 生物由来製品

規制区分

規制区分名称 : 処方箋医薬品注)

規制区分備考 : 注)注意−医師等の処方箋により使用すること

日本標準商品分類番号 : 876349

承認番号 : 22900AMX00992

販売開始年月 : 2018年6月

貯法及び期限等

貯法 : 凍結を避け、2〜8℃で保存すること。

有効期間 : 24ヵ月

3.組成・性状

3.1 組成

アディノベイト静注用キット500

1バイアル中

成分名アディノベイト静注用キット500
有効成分(国際単位)ルリオクトコグ アルファ ペゴル(遺伝子組換え)500
添加剤D-マンニトール160mg
トレハロース水和物40mg
L-ヒスチジン7.8mg
トロメタモール6.1mg
塩化カルシウム水和物1.2mg
ポリソルベート800.5mg
グルタチオン0.4mg

添付溶解液:日局 注射用水5mL

本剤はチャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞株を用いて製造される。また、精製工程のアフィニティークロマトグラフィーで、マウスモノクローナル抗体を使用している。

添加剤 : D-マンニトール

添加剤 : トレハロース水和物

添加剤 : L-ヒスチジン

添加剤 : トロメタモール

添加剤 : 塩化カルシウム水和物

添加剤 : ポリソルベート80

添加剤 : グルタチオン

3.2 製剤の性状

アディノベイト静注用キット500

 アディノベイト静注用キット500
色・性状本剤は白色の粉末であり、溶解液を加えて溶かすと無色澄明の液となる。
pH6.7〜7.3
浸透圧比1.2〜1.6(生理食塩液に対する比)

【色】
白色
無色澄明
【剤形】
粉末/散剤/注射
/液剤/注射

規格単位毎の効能効果及び用法用量

効能効果対用法用量

4.効能又は効果

血液凝固第VIII因子欠乏患者における出血傾向の抑制

6.用法及び用量

本剤を添付の溶解液5mLで溶解し、緩徐に静脈内に注射する。なお、10mL/分を超えない速度で注入すること。

通常、1回体重1kg当たり10〜30国際単位を投与するが、患者の状態に応じて適宜増減する。

定期的に投与する場合、通常、成人及び12歳以上の小児には、1回体重1kg当たり40〜50国際単位を週2回投与するが、患者の状態に応じて、1回体重1kg当たり40〜50国際単位を2日間隔、1回体重1kg当たり40〜80国際単位を3〜7日間隔で投与できる。ただし、投与間隔を4〜7日間隔に延長する場合は、一定期間出血が認められないことを確認のうえで、5日間隔投与まで、さらに7日間隔投与まで段階的に延長すること。
12歳未満の小児には、1回体重1kg当たり40〜60国際単位を週2回投与するが、患者の状態に応じて、1回体重1kg当たり40〜60国際単位を2日間隔、1回体重1kg当たり40〜80国際単位を3〜4日間隔で投与できる。ただし、投与間隔を4日間隔に延長する場合は、一定期間出血が認められないことを確認のうえで延長すること。

7.用法及び用量に関連する注意

7.1 体重1kg当たり1国際単位(IU)の本剤を投与することにより、血漿中の第VIII因子レベルが2%(2IU/dL)上昇することが見込まれる。必要量は以下の計算式に基づいて算出すること。

必要量[IU]=体重[kg]×第VIII因子の目標上昇値[%又はIU/dL]×0.5[(IU/kg)/(IU/dL)]

7.2 出血時に使用する場合は、出血の程度に応じて下表の目標第VIII因子レベルを参考に、個々の症例において投与量及び投与頻度を調整すること。

出血時における投与量及び投与頻度の目安

出血の程度目標第VIII因子レベル(%又はIU/dL)投与量(IU/kg)投与頻度
軽度
初期の関節内出血、軽度の筋肉内出血、軽度の口腔内出血
20-4010-2012-24時間おきに出血症状消失まで
中等度
中等度の筋肉内出血、口腔内出血、著明な/より広範な関節内出血、及び既知の外傷
30-6015-3012-24時間おきに出血症状消失まで
重度
消化管出血、頭蓋内出血、腹腔内出血、胸郭内出血、中枢神経系の出血、咽頭後隙/後腹膜腔又は腸腰筋鞘内の出血、骨折、頭部外傷
60-10030-60注)8-12時間おきに出血症状消失まで
注)通常、50IU/kg投与で100%(IU/dL)の第VIII因子レベル上昇が見込まれる。

7.3 周術期に使用する場合は、手術・処置に応じて必要な第VIII因子レベル以上を保つように投与量及び投与頻度を調整すること。

周術期における投与量及び投与頻度の目安

手術の種類必要な第VIII因子レベル(%又はIU/dL)投与量(IU/kg)投与頻度
小手術
抜歯を含む
30-6015-308-24時間おきに出血消失まで
大手術
頭蓋内、腹腔内、胸腔内の手術、関節置換術
80-10040-508-24時間おきに創傷治癒まで

7.4 定期的な投与の用法及び用量は患者の薬物動態、患者の状態等を考慮して決定すること。なお、投与間隔を4〜5日間隔、さらに6〜7日間隔に延長する場合は、投与中の投与間隔において直近6ヵ月間程度出血状況が安定していることを確認したうえで、投与間隔延長の要否及び適切な投与量を慎重に判断すること。また、投与間隔延長後に出血が増加した場合は、速やかに用法及び用量の変更を検討すること。

規格単位毎の明細 (アディノベイト静注用キット1000)

販売名和名 : アディノベイト静注用キット1000

規格単位 : 1,000国際単位1キット(溶解液付)

欧文商標名 : ADYNOVATE Intravenous Kit

規制区分

規制区分名称 : 生物由来製品

規制区分

規制区分名称 : 処方箋医薬品注)

規制区分備考 : 注)注意−医師等の処方箋により使用すること

日本標準商品分類番号 : 876349

承認番号 : 22900AMX00993

販売開始年月 : 2018年6月

貯法及び期限等

貯法 : 凍結を避け、2〜8℃で保存すること。

有効期間 : 24ヵ月

3.組成・性状

3.1 組成

アディノベイト静注用キット1000

1バイアル中

成分名アディノベイト静注用キット1000
有効成分(国際単位)ルリオクトコグ アルファ ペゴル(遺伝子組換え)1000
添加剤D-マンニトール160mg
トレハロース水和物40mg
L-ヒスチジン7.8mg
トロメタモール6.1mg
塩化カルシウム水和物1.2mg
ポリソルベート800.5mg
グルタチオン0.4mg

添付溶解液:日局 注射用水5mL

本剤はチャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞株を用いて製造される。また、精製工程のアフィニティークロマトグラフィーで、マウスモノクローナル抗体を使用している。

添加剤 : D-マンニトール

添加剤 : トレハロース水和物

添加剤 : L-ヒスチジン

添加剤 : トロメタモール

添加剤 : 塩化カルシウム水和物

添加剤 : ポリソルベート80

添加剤 : グルタチオン

3.2 製剤の性状

アディノベイト静注用キット1000

 アディノベイト静注用キット1000
色・性状本剤は白色の粉末であり、溶解液を加えて溶かすと無色澄明の液となる。
pH6.7〜7.3
浸透圧比1.2〜1.6(生理食塩液に対する比)

【色】
白色
無色澄明
【剤形】
粉末/散剤/注射
/液剤/注射

規格単位毎の効能効果及び用法用量

効能効果対用法用量

4.効能又は効果

血液凝固第VIII因子欠乏患者における出血傾向の抑制

6.用法及び用量

本剤を添付の溶解液5mLで溶解し、緩徐に静脈内に注射する。なお、10mL/分を超えない速度で注入すること。

通常、1回体重1kg当たり10〜30国際単位を投与するが、患者の状態に応じて適宜増減する。

定期的に投与する場合、通常、成人及び12歳以上の小児には、1回体重1kg当たり40〜50国際単位を週2回投与するが、患者の状態に応じて、1回体重1kg当たり40〜50国際単位を2日間隔、1回体重1kg当たり40〜80国際単位を3〜7日間隔で投与できる。ただし、投与間隔を4〜7日間隔に延長する場合は、一定期間出血が認められないことを確認のうえで、5日間隔投与まで、さらに7日間隔投与まで段階的に延長すること。
12歳未満の小児には、1回体重1kg当たり40〜60国際単位を週2回投与するが、患者の状態に応じて、1回体重1kg当たり40〜60国際単位を2日間隔、1回体重1kg当たり40〜80国際単位を3〜4日間隔で投与できる。ただし、投与間隔を4日間隔に延長する場合は、一定期間出血が認められないことを確認のうえで延長すること。

7.用法及び用量に関連する注意

7.1 体重1kg当たり1国際単位(IU)の本剤を投与することにより、血漿中の第VIII因子レベルが2%(2IU/dL)上昇することが見込まれる。必要量は以下の計算式に基づいて算出すること。

必要量[IU]=体重[kg]×第VIII因子の目標上昇値[%又はIU/dL]×0.5[(IU/kg)/(IU/dL)]

7.2 出血時に使用する場合は、出血の程度に応じて下表の目標第VIII因子レベルを参考に、個々の症例において投与量及び投与頻度を調整すること。

出血時における投与量及び投与頻度の目安

出血の程度目標第VIII因子レベル(%又はIU/dL)投与量(IU/kg)投与頻度
軽度
初期の関節内出血、軽度の筋肉内出血、軽度の口腔内出血
20-4010-2012-24時間おきに出血症状消失まで
中等度
中等度の筋肉内出血、口腔内出血、著明な/より広範な関節内出血、及び既知の外傷
30-6015-3012-24時間おきに出血症状消失まで
重度
消化管出血、頭蓋内出血、腹腔内出血、胸郭内出血、中枢神経系の出血、咽頭後隙/後腹膜腔又は腸腰筋鞘内の出血、骨折、頭部外傷
60-10030-60注)8-12時間おきに出血症状消失まで
注)通常、50IU/kg投与で100%(IU/dL)の第VIII因子レベル上昇が見込まれる。

7.3 周術期に使用する場合は、手術・処置に応じて必要な第VIII因子レベル以上を保つように投与量及び投与頻度を調整すること。

周術期における投与量及び投与頻度の目安

手術の種類必要な第VIII因子レベル(%又はIU/dL)投与量(IU/kg)投与頻度
小手術
抜歯を含む
30-6015-308-24時間おきに出血消失まで
大手術
頭蓋内、腹腔内、胸腔内の手術、関節置換術
80-10040-508-24時間おきに創傷治癒まで

7.4 定期的な投与の用法及び用量は患者の薬物動態、患者の状態等を考慮して決定すること。なお、投与間隔を4〜5日間隔、さらに6〜7日間隔に延長する場合は、投与中の投与間隔において直近6ヵ月間程度出血状況が安定していることを確認したうえで、投与間隔延長の要否及び適切な投与量を慎重に判断すること。また、投与間隔延長後に出血が増加した場合は、速やかに用法及び用量の変更を検討すること。

規格単位毎の明細 (アディノベイト静注用キット1500)

販売名和名 : アディノベイト静注用キット1500

規格単位 : 1,500国際単位1キット(溶解液付)

欧文商標名 : ADYNOVATE Intravenous Kit

規制区分

規制区分名称 : 生物由来製品

規制区分

規制区分名称 : 処方箋医薬品注)

規制区分備考 : 注)注意−医師等の処方箋により使用すること

日本標準商品分類番号 : 876349

承認番号 : 23000AMX00475

販売開始年月 : 2018年11月

貯法及び期限等

貯法 : 凍結を避け、2〜8℃で保存すること。

有効期間 : 24ヵ月

3.組成・性状

3.1 組成

アディノベイト静注用キット1500

1バイアル中

成分名アディノベイト静注用キット1500
有効成分(国際単位)ルリオクトコグ アルファ ペゴル(遺伝子組換え)1500
添加剤D-マンニトール160mg
トレハロース水和物40mg
L-ヒスチジン7.8mg
トロメタモール6.1mg
塩化カルシウム水和物1.2mg
ポリソルベート800.5mg
グルタチオン0.4mg

添付溶解液:日局 注射用水5mL

本剤はチャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞株を用いて製造される。また、精製工程のアフィニティークロマトグラフィーで、マウスモノクローナル抗体を使用している。

添加剤 : D-マンニトール

添加剤 : トレハロース水和物

添加剤 : L-ヒスチジン

添加剤 : トロメタモール

添加剤 : 塩化カルシウム水和物

添加剤 : ポリソルベート80

添加剤 : グルタチオン

3.2 製剤の性状

アディノベイト静注用キット1500

 アディノベイト静注用キット1500
色・性状本剤は白色の粉末であり、溶解液を加えて溶かすと無色澄明の液となる。
pH6.7〜7.3
浸透圧比1.2〜1.6(生理食塩液に対する比)

【色】
白色
無色澄明
【剤形】
粉末/散剤/注射
/液剤/注射

規格単位毎の効能効果及び用法用量

効能効果対用法用量

4.効能又は効果

血液凝固第VIII因子欠乏患者における出血傾向の抑制

6.用法及び用量

本剤を添付の溶解液5mLで溶解し、緩徐に静脈内に注射する。なお、10mL/分を超えない速度で注入すること。

通常、1回体重1kg当たり10〜30国際単位を投与するが、患者の状態に応じて適宜増減する。

定期的に投与する場合、通常、成人及び12歳以上の小児には、1回体重1kg当たり40〜50国際単位を週2回投与するが、患者の状態に応じて、1回体重1kg当たり40〜50国際単位を2日間隔、1回体重1kg当たり40〜80国際単位を3〜7日間隔で投与できる。ただし、投与間隔を4〜7日間隔に延長する場合は、一定期間出血が認められないことを確認のうえで、5日間隔投与まで、さらに7日間隔投与まで段階的に延長すること。
12歳未満の小児には、1回体重1kg当たり40〜60国際単位を週2回投与するが、患者の状態に応じて、1回体重1kg当たり40〜60国際単位を2日間隔、1回体重1kg当たり40〜80国際単位を3〜4日間隔で投与できる。ただし、投与間隔を4日間隔に延長する場合は、一定期間出血が認められないことを確認のうえで延長すること。

7.用法及び用量に関連する注意

7.1 体重1kg当たり1国際単位(IU)の本剤を投与することにより、血漿中の第VIII因子レベルが2%(2IU/dL)上昇することが見込まれる。必要量は以下の計算式に基づいて算出すること。

必要量[IU]=体重[kg]×第VIII因子の目標上昇値[%又はIU/dL]×0.5[(IU/kg)/(IU/dL)]

7.2 出血時に使用する場合は、出血の程度に応じて下表の目標第VIII因子レベルを参考に、個々の症例において投与量及び投与頻度を調整すること。

出血時における投与量及び投与頻度の目安

出血の程度目標第VIII因子レベル(%又はIU/dL)投与量(IU/kg)投与頻度
軽度
初期の関節内出血、軽度の筋肉内出血、軽度の口腔内出血
20-4010-2012-24時間おきに出血症状消失まで
中等度
中等度の筋肉内出血、口腔内出血、著明な/より広範な関節内出血、及び既知の外傷
30-6015-3012-24時間おきに出血症状消失まで
重度
消化管出血、頭蓋内出血、腹腔内出血、胸郭内出血、中枢神経系の出血、咽頭後隙/後腹膜腔又は腸腰筋鞘内の出血、骨折、頭部外傷
60-10030-60注)8-12時間おきに出血症状消失まで
注)通常、50IU/kg投与で100%(IU/dL)の第VIII因子レベル上昇が見込まれる。

7.3 周術期に使用する場合は、手術・処置に応じて必要な第VIII因子レベル以上を保つように投与量及び投与頻度を調整すること。

周術期における投与量及び投与頻度の目安

手術の種類必要な第VIII因子レベル(%又はIU/dL)投与量(IU/kg)投与頻度
小手術
抜歯を含む
30-6015-308-24時間おきに出血消失まで
大手術
頭蓋内、腹腔内、胸腔内の手術、関節置換術
80-10040-508-24時間おきに創傷治癒まで

7.4 定期的な投与の用法及び用量は患者の薬物動態、患者の状態等を考慮して決定すること。なお、投与間隔を4〜5日間隔、さらに6〜7日間隔に延長する場合は、投与中の投与間隔において直近6ヵ月間程度出血状況が安定していることを確認したうえで、投与間隔延長の要否及び適切な投与量を慎重に判断すること。また、投与間隔延長後に出血が増加した場合は、速やかに用法及び用量の変更を検討すること。

規格単位毎の明細 (アディノベイト静注用キット2000)

販売名和名 : アディノベイト静注用キット2000

規格単位 : 2,000国際単位1キット(溶解液付)

欧文商標名 : ADYNOVATE Intravenous Kit

規制区分

規制区分名称 : 生物由来製品

規制区分

規制区分名称 : 処方箋医薬品注)

規制区分備考 : 注)注意−医師等の処方箋により使用すること

日本標準商品分類番号 : 876349

承認番号 : 22900AMX00994

販売開始年月 : 2018年6月

貯法及び期限等

貯法 : 凍結を避け、2〜8℃で保存すること。

有効期間 : 24ヵ月

3.組成・性状

3.1 組成

アディノベイト静注用キット2000

1バイアル中

成分名アディノベイト静注用キット2000
有効成分(国際単位)ルリオクトコグ アルファ ペゴル(遺伝子組換え)2000
添加剤D-マンニトール160mg
トレハロース水和物40mg
L-ヒスチジン7.8mg
トロメタモール6.1mg
塩化カルシウム水和物1.2mg
ポリソルベート800.5mg
グルタチオン0.4mg

添付溶解液:日局 注射用水5mL

本剤はチャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞株を用いて製造される。また、精製工程のアフィニティークロマトグラフィーで、マウスモノクローナル抗体を使用している。

添加剤 : D-マンニトール

添加剤 : トレハロース水和物

添加剤 : L-ヒスチジン

添加剤 : トロメタモール

添加剤 : 塩化カルシウム水和物

添加剤 : ポリソルベート80

添加剤 : グルタチオン

3.2 製剤の性状

アディノベイト静注用キット2000

 アディノベイト静注用キット2000
色・性状本剤は白色の粉末であり、溶解液を加えて溶かすと無色澄明の液となる。
pH6.7〜7.3
浸透圧比1.2〜1.6(生理食塩液に対する比)

【色】
白色
無色澄明
【剤形】
粉末/散剤/注射
/液剤/注射

規格単位毎の効能効果及び用法用量

効能効果対用法用量

4.効能又は効果

血液凝固第VIII因子欠乏患者における出血傾向の抑制

6.用法及び用量

本剤を添付の溶解液5mLで溶解し、緩徐に静脈内に注射する。なお、10mL/分を超えない速度で注入すること。

通常、1回体重1kg当たり10〜30国際単位を投与するが、患者の状態に応じて適宜増減する。

定期的に投与する場合、通常、成人及び12歳以上の小児には、1回体重1kg当たり40〜50国際単位を週2回投与するが、患者の状態に応じて、1回体重1kg当たり40〜50国際単位を2日間隔、1回体重1kg当たり40〜80国際単位を3〜7日間隔で投与できる。ただし、投与間隔を4〜7日間隔に延長する場合は、一定期間出血が認められないことを確認のうえで、5日間隔投与まで、さらに7日間隔投与まで段階的に延長すること。
12歳未満の小児には、1回体重1kg当たり40〜60国際単位を週2回投与するが、患者の状態に応じて、1回体重1kg当たり40〜60国際単位を2日間隔、1回体重1kg当たり40〜80国際単位を3〜4日間隔で投与できる。ただし、投与間隔を4日間隔に延長する場合は、一定期間出血が認められないことを確認のうえで延長すること。

7.用法及び用量に関連する注意

7.1 体重1kg当たり1国際単位(IU)の本剤を投与することにより、血漿中の第VIII因子レベルが2%(2IU/dL)上昇することが見込まれる。必要量は以下の計算式に基づいて算出すること。

必要量[IU]=体重[kg]×第VIII因子の目標上昇値[%又はIU/dL]×0.5[(IU/kg)/(IU/dL)]

7.2 出血時に使用する場合は、出血の程度に応じて下表の目標第VIII因子レベルを参考に、個々の症例において投与量及び投与頻度を調整すること。

出血時における投与量及び投与頻度の目安

出血の程度目標第VIII因子レベル(%又はIU/dL)投与量(IU/kg)投与頻度
軽度
初期の関節内出血、軽度の筋肉内出血、軽度の口腔内出血
20-4010-2012-24時間おきに出血症状消失まで
中等度
中等度の筋肉内出血、口腔内出血、著明な/より広範な関節内出血、及び既知の外傷
30-6015-3012-24時間おきに出血症状消失まで
重度
消化管出血、頭蓋内出血、腹腔内出血、胸郭内出血、中枢神経系の出血、咽頭後隙/後腹膜腔又は腸腰筋鞘内の出血、骨折、頭部外傷
60-10030-60注)8-12時間おきに出血症状消失まで
注)通常、50IU/kg投与で100%(IU/dL)の第VIII因子レベル上昇が見込まれる。

7.3 周術期に使用する場合は、手術・処置に応じて必要な第VIII因子レベル以上を保つように投与量及び投与頻度を調整すること。

周術期における投与量及び投与頻度の目安

手術の種類必要な第VIII因子レベル(%又はIU/dL)投与量(IU/kg)投与頻度
小手術
抜歯を含む
30-6015-308-24時間おきに出血消失まで
大手術
頭蓋内、腹腔内、胸腔内の手術、関節置換術
80-10040-508-24時間おきに創傷治癒まで

7.4 定期的な投与の用法及び用量は患者の薬物動態、患者の状態等を考慮して決定すること。なお、投与間隔を4〜5日間隔、さらに6〜7日間隔に延長する場合は、投与中の投与間隔において直近6ヵ月間程度出血状況が安定していることを確認したうえで、投与間隔延長の要否及び適切な投与量を慎重に判断すること。また、投与間隔延長後に出血が増加した場合は、速やかに用法及び用量の変更を検討すること。

規格単位毎の明細 (アディノベイト静注用キット3000)

販売名和名 : アディノベイト静注用キット3000

規格単位 : 3,000国際単位1キット(溶解液付)

欧文商標名 : ADYNOVATE Intravenous Kit

規制区分

規制区分名称 : 生物由来製品

規制区分

規制区分名称 : 処方箋医薬品注)

規制区分備考 : 注)注意−医師等の処方箋により使用すること

日本標準商品分類番号 : 876349

承認番号 : 23000AMX00476

販売開始年月 : 2018年11月

貯法及び期限等

貯法 : 凍結を避け、2〜8℃で保存すること。

有効期間 : 24ヵ月

3.組成・性状

3.1 組成

アディノベイト静注用キット3000

1バイアル中

成分名アディノベイト静注用キット3000
有効成分(国際単位)ルリオクトコグ アルファ ペゴル(遺伝子組換え)3000
添加剤D-マンニトール160mg
トレハロース水和物40mg
L-ヒスチジン7.8mg
トロメタモール6.1mg
塩化カルシウム水和物1.2mg
ポリソルベート800.5mg
グルタチオン0.4mg

添付溶解液:日局 注射用水5mL

本剤はチャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞株を用いて製造される。また、精製工程のアフィニティークロマトグラフィーで、マウスモノクローナル抗体を使用している。

添加剤 : D-マンニトール

添加剤 : トレハロース水和物

添加剤 : L-ヒスチジン

添加剤 : トロメタモール

添加剤 : 塩化カルシウム水和物

添加剤 : ポリソルベート80

添加剤 : グルタチオン

3.2 製剤の性状

アディノベイト静注用キット3000

 アディノベイト静注用キット3000
色・性状本剤は白色の粉末であり、溶解液を加えて溶かすと無色澄明の液となる。
pH6.7〜7.3
浸透圧比1.2〜1.6(生理食塩液に対する比)

【色】
白色
無色澄明
【剤形】
粉末/散剤/注射
/液剤/注射

規格単位毎の効能効果及び用法用量

効能効果対用法用量

4.効能又は効果

血液凝固第VIII因子欠乏患者における出血傾向の抑制

6.用法及び用量

本剤を添付の溶解液5mLで溶解し、緩徐に静脈内に注射する。なお、10mL/分を超えない速度で注入すること。

通常、1回体重1kg当たり10〜30国際単位を投与するが、患者の状態に応じて適宜増減する。

定期的に投与する場合、通常、成人及び12歳以上の小児には、1回体重1kg当たり40〜50国際単位を週2回投与するが、患者の状態に応じて、1回体重1kg当たり40〜50国際単位を2日間隔、1回体重1kg当たり40〜80国際単位を3〜7日間隔で投与できる。ただし、投与間隔を4〜7日間隔に延長する場合は、一定期間出血が認められないことを確認のうえで、5日間隔投与まで、さらに7日間隔投与まで段階的に延長すること。
12歳未満の小児には、1回体重1kg当たり40〜60国際単位を週2回投与するが、患者の状態に応じて、1回体重1kg当たり40〜60国際単位を2日間隔、1回体重1kg当たり40〜80国際単位を3〜4日間隔で投与できる。ただし、投与間隔を4日間隔に延長する場合は、一定期間出血が認められないことを確認のうえで延長すること。

7.用法及び用量に関連する注意

7.1 体重1kg当たり1国際単位(IU)の本剤を投与することにより、血漿中の第VIII因子レベルが2%(2IU/dL)上昇することが見込まれる。必要量は以下の計算式に基づいて算出すること。

必要量[IU]=体重[kg]×第VIII因子の目標上昇値[%又はIU/dL]×0.5[(IU/kg)/(IU/dL)]

7.2 出血時に使用する場合は、出血の程度に応じて下表の目標第VIII因子レベルを参考に、個々の症例において投与量及び投与頻度を調整すること。

出血時における投与量及び投与頻度の目安

出血の程度目標第VIII因子レベル(%又はIU/dL)投与量(IU/kg)投与頻度
軽度
初期の関節内出血、軽度の筋肉内出血、軽度の口腔内出血
20-4010-2012-24時間おきに出血症状消失まで
中等度
中等度の筋肉内出血、口腔内出血、著明な/より広範な関節内出血、及び既知の外傷
30-6015-3012-24時間おきに出血症状消失まで
重度
消化管出血、頭蓋内出血、腹腔内出血、胸郭内出血、中枢神経系の出血、咽頭後隙/後腹膜腔又は腸腰筋鞘内の出血、骨折、頭部外傷
60-10030-60注)8-12時間おきに出血症状消失まで
注)通常、50IU/kg投与で100%(IU/dL)の第VIII因子レベル上昇が見込まれる。

7.3 周術期に使用する場合は、手術・処置に応じて必要な第VIII因子レベル以上を保つように投与量及び投与頻度を調整すること。

周術期における投与量及び投与頻度の目安

手術の種類必要な第VIII因子レベル(%又はIU/dL)投与量(IU/kg)投与頻度
小手術
抜歯を含む
30-6015-308-24時間おきに出血消失まで
大手術
頭蓋内、腹腔内、胸腔内の手術、関節置換術
80-10040-508-24時間おきに創傷治癒まで

7.4 定期的な投与の用法及び用量は患者の薬物動態、患者の状態等を考慮して決定すること。なお、投与間隔を4〜5日間隔、さらに6〜7日間隔に延長する場合は、投与中の投与間隔において直近6ヵ月間程度出血状況が安定していることを確認したうえで、投与間隔延長の要否及び適切な投与量を慎重に判断すること。また、投与間隔延長後に出血が増加した場合は、速やかに用法及び用量の変更を検討すること。


[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] 2025/07/23 版