医療用医薬品 : シプロフロキサシン

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3. 組成・性状


3.1 組成

シプロフロキサシン点滴静注液200mg「NP」

販売名有効成分添加剤
シプロフロキサシン点滴静注液200mg「NP」1袋(100mL)中
日本薬局方
シプロフロキサシン 200mg
1袋(100mL)中
塩化ナトリウム 830mg
クエン酸ナトリウム水和物 50mg
塩酸 0.135mL
塩酸 適量
水酸化ナトリウム 適量

シプロフロキサシン点滴静注液400mg「ニプロ」

販売名有効成分添加剤
シプロフロキサシン点滴静注液400mg「ニプロ」1袋(200mL)中
日本薬局方
シプロフロキサシン 400mg
1袋(200mL)中
塩化ナトリウム 1660mg
クエン酸ナトリウム水和物 100mg
塩酸 0.27mL
塩酸 適量
水酸化ナトリウム 適量

3.2 製剤の性状

シプロフロキサシン点滴静注液200mg「NP」

販売名pH浸透圧比性状
シプロフロキサシン点滴静注液200mg「NP」3.9〜4.5約1
(生理食塩液に対する比)
無色〜微黄色澄明の液

【色】
無色〜微黄色澄明
【剤形】
/液剤/注射

シプロフロキサシン点滴静注液400mg「ニプロ」

販売名pH浸透圧比性状
シプロフロキサシン点滴静注液400mg「ニプロ」3.9〜4.5約1
(生理食塩液に対する比)
無色〜微黄色澄明の液

【色】
無色〜微黄色澄明
【剤形】
/液剤/注射


規格単位毎の明細 (シプロフロキサシン点滴静注液200mg「NP」)

販売名和名 : シプロフロキサシン点滴静注液200mg「NP」

規格単位 : 200mg100mL1袋

欧文商標名 : Ciprofloxacin I.V. Infusion

規制区分

規制区分名称 : 処方箋医薬品注)

規制区分備考 : 注)注意−医師等の処方箋により使用すること

日本標準商品分類番号 : 876241

承認番号 : 22100AMX00244

販売開始年月 : 2009年7月

貯法及び期限等

貯法 : 室温保存

有効期間 : 3年

3.組成・性状

3.1 組成

シプロフロキサシン点滴静注液200mg「NP」

販売名有効成分添加剤
シプロフロキサシン点滴静注液200mg「NP」1袋(100mL)中
日本薬局方
シプロフロキサシン 200mg
1袋(100mL)中
塩化ナトリウム 830mg
クエン酸ナトリウム水和物 50mg
塩酸 0.135mL
塩酸 適量
水酸化ナトリウム 適量

添加剤 : 塩化ナトリウム

添加剤 : クエン酸ナトリウム水和物

添加剤 : 塩酸

添加剤 : 水酸化ナトリウム

3.2 製剤の性状

シプロフロキサシン点滴静注液200mg「NP」

販売名pH浸透圧比性状
シプロフロキサシン点滴静注液200mg「NP」3.9〜4.5約1
(生理食塩液に対する比)
無色〜微黄色澄明の液

【色】
無色〜微黄色澄明
【剤形】
/液剤/注射

規格単位毎の効能効果及び用法用量

効能効果対用法用量

4.効能・効果

成人

<適応菌種>

本剤に感性のブドウ球菌属、腸球菌属、炭疽菌、大腸菌、クレブシエラ属、エンテロバクター属、緑膿菌、レジオネラ属

<適応症>

敗血症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、肺炎、腹膜炎、胆嚢炎、胆管炎、炭疽

小児

○一般感染症

<適応菌種>

本剤に感性の炭疽菌、大腸菌、緑膿菌

<適応症>

複雑性膀胱炎、腎盂腎炎、炭疽

○嚢胞性線維症における緑膿菌による呼吸器感染に伴う症状の改善

6.用法・用量

成人

通常、シプロフロキサシンとして、1回400mgを1日2回、1時間かけて点滴静注する。患者の状態に応じて1日3回に増量できる。

小児

<一般感染症>

複雑性膀胱炎、腎盂腎炎

通常、シプロフロキサシンとして、1回6〜10mg/kgを1日3回、1時間かけて点滴静注する。ただし、成人における1回量400mgを超えないこととする。

炭疽

通常、シプロフロキサシンとして、1回10mg/kgを1日2回、1時間かけて点滴静注する。ただし、成人における1回量400mgを超えないこととする。

<嚢胞性線維症における緑膿菌による呼吸器感染に伴う症状の改善>

通常、シプロフロキサシンとして、1回10mg/kgを1日3回、1時間かけて点滴静注する。ただし、成人における1回量400mgを超えないこととする。

5.効能・効果に関連する注意

成人

5.1 本剤の適用は、原則として他の抗菌剤にアレルギーの既往を有する患者、重症あるいは他の抗菌剤を使用しても十分な臨床効果が得られない患者に限定すること。ただし、炭疽及びレジオネラ属による感染症の適応の場合は、この限りではない。

5.2 シプロフロキサシン塩酸塩水和物(経口剤)と異なり、本剤の効能・効果は、敗血症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、肺炎、腹膜炎、胆嚢炎、胆管炎、炭疽に限定されているので、それ以外の疾患には使用しないこと。

5.3 本剤のメチシリン耐性ブドウ球菌(MRSA)に対する有効性は証明されていないので、MRSAによる感染症が明らかである場合、速やかに抗MRSA作用の強い薬剤を投与すること。

小児

5.4 本剤の適用は、原則として他の抗菌剤にアレルギーの既往を有する患者、重症あるいは他の抗菌剤を使用しても十分な臨床効果が得られない患者に限定すること。ただし、炭疽については、この限りではない。[9.7.2参照]

7.用法・用量に関連する注意

<効能共通>

7.1 腎機能が低下していることが多い高齢者あるいは腎機能障害患者・血液透析患者では、腎機能に十分注意し、患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。[9.2.1、9.8.2、16.5、16.6.1、16.6.3参照]

(参考)

クレアチニンクリアランス(Ccr)(mL/min)用法・用量
30≦Ccr≦601回200mgを12時間ごとに投与
Ccr<301回200mgを24時間ごとに投与

病状により必要と判断された場合には1回量として400mgを投与する。
なお、クレアチニンクリアランス値(mL/min)=[体重(kg)×(140-年齢)]/[72×血清クレアチニン値(mg/dL)]、女性の場合はこれに0.85を乗ずること1)

7.2 血液透析中に除去されるシプロフロキサシンは10%程度と大きな影響は受けない。血液透析中の患者への投与に際しては、必要に応じて低用量(200mg)を24時間ごとに投与するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。[16.6.1参照]

7.3 症状が緩解した場合には、速やかに経口抗菌剤の投与に切り替えることが望ましい。

<炭疽>

7.4 臨床症状が緩解した場合には、速やかに経口剤投与に切り替え、計60日間投与することを、米国疾病管理センター(CDC)が推奨している。

規格単位毎の明細 (シプロフロキサシン点滴静注液400mg「ニプロ」)

販売名和名 : シプロフロキサシン点滴静注液400mg「ニプロ」

規格単位 : 400mg200mL1袋

欧文商標名 : Ciprofloxacin I.V. Infusion

規制区分

規制区分名称 : 処方箋医薬品注)

規制区分備考 : 注)注意−医師等の処方箋により使用すること

日本標準商品分類番号 : 876241

承認番号 : 22900AMX00901

販売開始年月 : 2017年12月

貯法及び期限等

貯法 : 室温保存

有効期間 : 3年

3.組成・性状

3.1 組成

シプロフロキサシン点滴静注液400mg「ニプロ」

販売名有効成分添加剤
シプロフロキサシン点滴静注液400mg「ニプロ」1袋(200mL)中
日本薬局方
シプロフロキサシン 400mg
1袋(200mL)中
塩化ナトリウム 1660mg
クエン酸ナトリウム水和物 100mg
塩酸 0.27mL
塩酸 適量
水酸化ナトリウム 適量

添加剤 : 塩化ナトリウム

添加剤 : クエン酸ナトリウム水和物

添加剤 : 塩酸

添加剤 : 水酸化ナトリウム

3.2 製剤の性状

シプロフロキサシン点滴静注液400mg「ニプロ」

販売名pH浸透圧比性状
シプロフロキサシン点滴静注液400mg「ニプロ」3.9〜4.5約1
(生理食塩液に対する比)
無色〜微黄色澄明の液

【色】
無色〜微黄色澄明
【剤形】
/液剤/注射

規格単位毎の効能効果及び用法用量

効能効果対用法用量

4.効能・効果

成人

<適応菌種>

本剤に感性のブドウ球菌属、腸球菌属、炭疽菌、大腸菌、クレブシエラ属、エンテロバクター属、緑膿菌、レジオネラ属

<適応症>

敗血症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、肺炎、腹膜炎、胆嚢炎、胆管炎、炭疽

小児

○一般感染症

<適応菌種>

本剤に感性の炭疽菌、大腸菌、緑膿菌

<適応症>

複雑性膀胱炎、腎盂腎炎、炭疽

○嚢胞性線維症における緑膿菌による呼吸器感染に伴う症状の改善

6.用法・用量

成人

通常、シプロフロキサシンとして、1回400mgを1日2回、1時間かけて点滴静注する。患者の状態に応じて1日3回に増量できる。

小児

<一般感染症>

複雑性膀胱炎、腎盂腎炎

通常、シプロフロキサシンとして、1回6〜10mg/kgを1日3回、1時間かけて点滴静注する。ただし、成人における1回量400mgを超えないこととする。

炭疽

通常、シプロフロキサシンとして、1回10mg/kgを1日2回、1時間かけて点滴静注する。ただし、成人における1回量400mgを超えないこととする。

<嚢胞性線維症における緑膿菌による呼吸器感染に伴う症状の改善>

通常、シプロフロキサシンとして、1回10mg/kgを1日3回、1時間かけて点滴静注する。ただし、成人における1回量400mgを超えないこととする

5.効能・効果に関連する注意

成人

5.1 本剤の適用は、原則として他の抗菌剤にアレルギーの既往を有する患者、重症あるいは他の抗菌剤を使用しても十分な臨床効果が得られない患者に限定すること。ただし、炭疽及びレジオネラ属による感染症の適応の場合は、この限りではない。

5.2 シプロフロキサシン塩酸塩水和物(経口剤)と異なり、本剤の効能・効果は、敗血症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、肺炎、腹膜炎、胆嚢炎、胆管炎、炭疽に限定されているので、それ以外の疾患には使用しないこと。

5.3 本剤のメチシリン耐性ブドウ球菌(MRSA)に対する有効性は証明されていないので、MRSAによる感染症が明らかである場合、速やかに抗MRSA作用の強い薬剤を投与すること。

小児

5.4 本剤の適用は、原則として他の抗菌剤にアレルギーの既往を有する患者、重症あるいは他の抗菌剤を使用しても十分な臨床効果が得られない患者に限定すること。ただし、炭疽については、この限りではない。[9.7.2参照]

7.用法・用量に関連する注意

<効能共通>

7.1 腎機能が低下していることが多い高齢者あるいは腎機能障害患者・血液透析患者では、腎機能に十分注意し、患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。[9.2.1、9.8.2、16.5、16.6.1、16.6.3参照]

(参考)

クレアチニンクリアランス(Ccr)(mL/min)用法・用量
30≦Ccr≦601回200mgを12時間ごとに投与
Ccr<301回200mgを24時間ごとに投与

病状により必要と判断された場合には1回量として400mgを投与する。
なお、クレアチニンクリアランス値(mL/min)=[体重(kg)×(140-年齢)]/[72×血清クレアチニン値(mg/dL)]、女性の場合はこれに0.85を乗ずること1)

7.2 血液透析中に除去されるシプロフロキサシンは10%程度と大きな影響は受けない。血液透析中の患者への投与に際しては、必要に応じて低用量(200mg)を24時間ごとに投与するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。[16.6.1参照]

7.3 症状が緩解した場合には、速やかに経口抗菌剤の投与に切り替えることが望ましい。

<炭疽>

7.4 臨床症状が緩解した場合には、速やかに経口剤投与に切り替え、計60日間投与することを、米国疾病管理センター(CDC)が推奨している。


[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] 2025/07/23 版