医療用医薬品 : チラーヂン

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3. 組成・性状


3.1 組成

販売名チラーヂンS静注液200μg
有効成分日局レボチロキシンナトリウム水和物
含量1管(1mL)中、レボチロキシンナトリウムとして200μg
添加剤水酸化ナトリウム

3.2 製剤の性状

販売名チラーヂンS静注液200μg
剤形・性状アンプル(無色澄明の水性注射液)
pH9.0〜11.0

【色】
無色澄明
【剤形】
水性注射剤/液剤/注射


規格単位毎の明細 (チラーヂンS静注液200μg)

販売名和名 : チラーヂンS静注液200μg

規格単位 : 200μg1mL1管

欧文商標名 : THYRADIN-S I.V.INJECTION

規制区分

規制区分名称 : 劇薬

規制区分

規制区分名称 : 処方箋医薬品注)

規制区分備考 : 注)注意−医師等の処方箋により使用すること

日本標準商品分類番号 : 872431

承認番号 : 30200AMX00023

販売開始年月 : 2020年6月

貯法及び期限等

貯法 : 室温保存

有効期間 : 2年

3.組成・性状

3.1 組成

販売名チラーヂンS静注液200μg
有効成分日局レボチロキシンナトリウム水和物
含量1管(1mL)中、レボチロキシンナトリウムとして200μg
添加剤水酸化ナトリウム

添加剤 : 水酸化ナトリウム

3.2 製剤の性状

販売名チラーヂンS静注液200μg
剤形・性状アンプル(無色澄明の水性注射液)
pH9.0〜11.0

【色】
無色澄明
【剤形】
水性注射剤/液剤/注射

規格単位毎の効能効果及び用法用量

効能効果対用法用量

4.効能又は効果

○粘液水腫性昏睡

○甲状腺機能低下症(ただし、レボチロキシンナトリウム経口製剤による治療が適さない場合に限る)

6.用法及び用量

<粘液水腫性昏睡>

本剤を日局生理食塩液で希釈し、通常、成人には、レボチロキシンナトリウムとして、1日目は50〜400μgを緩徐に静脈内投与し、2日目以降は50〜100μgを1日1回、緩徐に静脈内投与する。
なお、患者の状態に応じて適宜増減する。

<甲状腺機能低下症(ただし、レボチロキシンナトリウム経口製剤による治療が適さない場合に限る)>

本剤を日局生理食塩液で希釈し、通常、成人には、レボチロキシンナトリウムとして、25μgから投与を開始し、50〜150μgを維持用量として、1日1回、緩徐に静脈内投与する。
なお、患者の状態に応じて適宜増減する。

5.効能又は効果に関連する注意

<甲状腺機能低下症>

本剤の適用にあたっては、甲状腺機能低下症であって、以下のいずれかに該当する患者を対象とすること。

・吸収不良・経口投与困難等により、レボチロキシンナトリウム経口製剤による治療が奏効しない患者

・胸腹水・心嚢水等がみられ、早急な改善が必要な患者

7.用法及び用量に関連する注意

<効能共通>

7.1 経口投与による治療が可能となった場合には、できるだけ速やかにレボチロキシンナトリウム経口製剤に切り替えること。

<粘液水腫性昏睡>

7.2 治療開始時の用量は、患者の年齢、合併症、症状等により個別に決定すること。通常用量を超える投与が必要な場合は、狭心症等の心疾患の発現リスクが高まるおそれもあることから、患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。500μgを超えたレボチロキシンナトリウムの静脈内投与に関する報告は少ない。[8.、9.1.1-9.1.3、9.8、11.1.1参照]

<甲状腺機能低下症>

7.3 本剤による治療開始時に、甲状腺ホルモン製剤による治療を受けていない場合は、甲状腺ホルモンに対する感受性が増大している可能性があるので、25μgから投与を開始すること。その際、患者の年齢、合併症等を踏まえて、25μgより低用量からの投与も考慮すること。また、患者の状態を観察しながら、徐々に増量すること。なお、T4は半減期が長く、T3に変換された後に作用が発揮されるため、投与開始及び増量後は1週間を目安に観察して増量の要否を検討すること。[8.、9.1.1-9.1.3、9.8参照]

7.4 本剤投与前にレボチロキシンナトリウム経口製剤による治療を受けている場合は、本剤投与前のレボチロキシンナトリウム経口製剤の投与量、本剤の維持用量等を参考に、25μgを超える用量の必要性も考慮して、本剤の開始用量を決定すること。[8.参照]


[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] 2025/06/18 版