医療用医薬品 : リバスチグミン

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3. 組成・性状


3.1 組成

リバスチグミンテープ4.5mg「ニプロ」

販売名有効成分添加剤
リバスチグミンテープ4.5mg「ニプロ」1枚中
リバスチグミン 4.5mg
アクリル酸2-エチルヘキシル・アクリル酸ブチル・ジアセトンアクリルアミド共重合体溶液

リバスチグミンテープ9mg「ニプロ」

販売名有効成分添加剤
リバスチグミンテープ9mg「ニプロ」1枚中
リバスチグミン 9mg
アクリル酸2-エチルヘキシル・アクリル酸ブチル・ジアセトンアクリルアミド共重合体溶液

リバスチグミンテープ13.5mg「ニプロ」

販売名有効成分添加剤
リバスチグミンテープ13.5mg「ニプロ」1枚中
リバスチグミン 13.5mg
アクリル酸2-エチルヘキシル・アクリル酸ブチル・ジアセトンアクリルアミド共重合体溶液

リバスチグミンテープ18mg「ニプロ」

販売名有効成分添加剤
リバスチグミンテープ18mg「ニプロ」1枚中
リバスチグミン 18mg
アクリル酸2-エチルヘキシル・アクリル酸ブチル・ジアセトンアクリルアミド共重合体溶液

3.2 製剤の性状

リバスチグミンテープ4.5mg「ニプロ」

販売名性状外形・大きさ
リバスチグミンテープ4.5mg「ニプロ」無色半透明〜淡黄色半透明の膏体を支持体に展延し、剥離ライナーに覆われた四隅が丸い四角形のテープ剤
16mm×16mm(2.5cm2

【色】
無色半透明〜淡黄色半透明
【剤形】
テープ剤/貼付剤/外用

リバスチグミンテープ9mg「ニプロ」

販売名性状外形・大きさ
リバスチグミンテープ9mg「ニプロ」無色半透明〜淡黄色半透明の膏体を支持体に展延し、剥離ライナーに覆われた四隅が丸い四角形のテープ剤
22.5mm×22.5mm(5cm2

【色】
無色半透明〜淡黄色半透明
【剤形】
テープ剤/貼付剤/外用

リバスチグミンテープ13.5mg「ニプロ」

販売名性状外形・大きさ
リバスチグミンテープ13.5mg「ニプロ」無色半透明〜淡黄色半透明の膏体を支持体に展延し、剥離ライナーに覆われた四隅が丸い四角形のテープ剤
27.7mm×27.7mm(7.5cm2

【色】
無色半透明〜淡黄色半透明
【剤形】
テープ剤/貼付剤/外用

リバスチグミンテープ18mg「ニプロ」

販売名性状外形・大きさ
リバスチグミンテープ18mg「ニプロ」無色半透明〜淡黄色半透明の膏体を支持体に展延し、剥離ライナーに覆われた四隅が丸い四角形のテープ剤
32mm×32mm(10cm2

【色】
無色半透明〜淡黄色半透明
【剤形】
テープ剤/貼付剤/外用


規格単位毎の明細 (リバスチグミンテープ4.5mg「ニプロ」)

販売名和名 : リバスチグミンテープ4.5mg「ニプロ」

規格単位 : 4.5mg1枚

欧文商標名 : Rivastigmine Tapes

規制区分

規制区分名称 : 劇薬

規制区分

規制区分名称 : 処方箋医薬品注)

規制区分備考 : 注)注意−医師等の処方箋により使用すること

日本標準商品分類番号 : 87119

承認番号 : 30200AMX00921

販売開始年月 : 2020年12月

貯法及び期限等

貯法 : 室温保存

有効期間 : 2年

3.組成・性状

3.1 組成

リバスチグミンテープ4.5mg「ニプロ」

販売名有効成分添加剤
リバスチグミンテープ4.5mg「ニプロ」1枚中
リバスチグミン 4.5mg
アクリル酸2-エチルヘキシル・アクリル酸ブチル・ジアセトンアクリルアミド共重合体溶液

添加剤 : アクリル酸2-エチルヘキシル・アクリル酸ブチル・ジアセトンアクリルアミド共重合体溶液

3.2 製剤の性状

リバスチグミンテープ4.5mg「ニプロ」

販売名性状外形・大きさ
リバスチグミンテープ4.5mg「ニプロ」無色半透明〜淡黄色半透明の膏体を支持体に展延し、剥離ライナーに覆われた四隅が丸い四角形のテープ剤
16mm×16mm(2.5cm2

【色】
無色半透明〜淡黄色半透明
【剤形】
テープ剤/貼付剤/外用

識別コード : リバスチグミン4.5mg(/)

規格単位毎の効能効果及び用法用量

効能効果対用法用量

4.効能・効果

軽度及び中等度のアルツハイマー型認知症における認知症症状の進行抑制

6.用法・用量

通常、成人にはリバスチグミンとして1日1回4.5mgから開始し、原則として4週毎に4.5mgずつ増量し、維持量として1日1回18mgを貼付する。また、患者の状態に応じて、1日1回9mgを開始用量とし、原則として4週後に18mgに増量することもできる。
本剤は背部、上腕部、胸部のいずれかの正常で健康な皮膚に貼付し、24時間毎に貼り替える。

5.効能・効果に関連する注意

5.1 アルツハイマー型認知症と診断された患者にのみ使用すること。

5.2 本剤がアルツハイマー型認知症の病態そのものの進行を抑制するという成績は得られていない。

5.3 アルツハイマー型認知症以外の認知症性疾患において本剤の有効性は確認されていない。

5.4 他の認知症性疾患との鑑別診断に留意すること。

5.5 本剤の使用が適切であるか、以下に示す本剤の特性を十分に理解した上で慎重に判断すること。

5.5.1 国内臨床試験において、本剤の貼付により高頻度に適用部位の皮膚症状が認められている。

5.5.2 通常、本剤は維持量に到達するまで12週間以上を要する。(開始用量を1日1回4.5mgとし、原則として4週毎に4.5mgずつ増量する場合)

7.用法・用量に関連する注意

7.1 リバスチグミンとして1日1回9mgより投与を開始し、原則として4週後に1日1回18mgまで増量する投与方法については、副作用(特に、消化器系障害(悪心、嘔吐等))の発現を考慮し、本剤の忍容性が良好と考えられる場合に当該漸増法での投与の可否を判断すること。

7.2 本剤を慎重に投与することが推奨される患者については、リバスチグミンとして1日1回4.5mgより投与を開始し、原則として4週毎に4.5mgずつ1日1回18mgまで増量する投与方法を選択すること。[9.1.1-9.1.8、9.3.1参照]

7.3 1日18mg未満は有効用量ではなく、漸増又は一時的な減量を目的とした用量であるので、維持量である18mgまで増量すること。

7.4 本剤は、維持量に到達するまでは、1日量として18mgを超えない範囲で症状により適宜増減が可能である。消化器系障害(悪心、嘔吐等)がみられた場合は、減量するかこれらの症状が消失するまで休薬する。休薬期間が4日程度の場合は、休薬前と同じ用量又は休薬前に忍容であった用量で投与を再開する。それ以外の場合は本剤の開始用量(4.5mg又は9mg)を用いて投与を再開する。投与再開後は、再開時の用量を2週間以上投与し、忍容性が良好であることを確認した上で、減量前の用量までは2週間以上の間隔で増量する。

7.5 原則として、1日1回につき1枚のみ貼付すること。[14.2.6参照]

7.6 他のコリンエステラーゼ阻害作用を有する同効薬(ドネペジル等)と併用しないこと。

7.7 医療従事者又は介護者等の管理のもとで投与すること。

規格単位毎の明細 (リバスチグミンテープ9mg「ニプロ」)

販売名和名 : リバスチグミンテープ9mg「ニプロ」

規格単位 : 9mg1枚

欧文商標名 : Rivastigmine Tapes

規制区分

規制区分名称 : 劇薬

規制区分

規制区分名称 : 処方箋医薬品注)

規制区分備考 : 注)注意−医師等の処方箋により使用すること

日本標準商品分類番号 : 87119

承認番号 : 30200AMX00922

販売開始年月 : 2020年12月

貯法及び期限等

貯法 : 室温保存

有効期間 : 2年

3.組成・性状

3.1 組成

リバスチグミンテープ9mg「ニプロ」

販売名有効成分添加剤
リバスチグミンテープ9mg「ニプロ」1枚中
リバスチグミン 9mg
アクリル酸2-エチルヘキシル・アクリル酸ブチル・ジアセトンアクリルアミド共重合体溶液

添加剤 : アクリル酸2-エチルヘキシル・アクリル酸ブチル・ジアセトンアクリルアミド共重合体溶液

3.2 製剤の性状

リバスチグミンテープ9mg「ニプロ」

販売名性状外形・大きさ
リバスチグミンテープ9mg「ニプロ」無色半透明〜淡黄色半透明の膏体を支持体に展延し、剥離ライナーに覆われた四隅が丸い四角形のテープ剤
22.5mm×22.5mm(5cm2

【色】
無色半透明〜淡黄色半透明
【剤形】
テープ剤/貼付剤/外用

識別コード : リバスチグミン9mg(/)

規格単位毎の効能効果及び用法用量

効能効果対用法用量

4.効能・効果

軽度及び中等度のアルツハイマー型認知症における認知症症状の進行抑制

6.用法・用量

通常、成人にはリバスチグミンとして1日1回4.5mgから開始し、原則として4週毎に4.5mgずつ増量し、維持量として1日1回18mgを貼付する。また、患者の状態に応じて、1日1回9mgを開始用量とし、原則として4週後に18mgに増量することもできる。
本剤は背部、上腕部、胸部のいずれかの正常で健康な皮膚に貼付し、24時間毎に貼り替える。

5.効能・効果に関連する注意

5.1 アルツハイマー型認知症と診断された患者にのみ使用すること。

5.2 本剤がアルツハイマー型認知症の病態そのものの進行を抑制するという成績は得られていない。

5.3 アルツハイマー型認知症以外の認知症性疾患において本剤の有効性は確認されていない。

5.4 他の認知症性疾患との鑑別診断に留意すること。

5.5 本剤の使用が適切であるか、以下に示す本剤の特性を十分に理解した上で慎重に判断すること。

5.5.1 国内臨床試験において、本剤の貼付により高頻度に適用部位の皮膚症状が認められている。

5.5.2 通常、本剤は維持量に到達するまで12週間以上を要する。(開始用量を1日1回4.5mgとし、原則として4週毎に4.5mgずつ増量する場合)

7.用法・用量に関連する注意

7.1 リバスチグミンとして1日1回9mgより投与を開始し、原則として4週後に1日1回18mgまで増量する投与方法については、副作用(特に、消化器系障害(悪心、嘔吐等))の発現を考慮し、本剤の忍容性が良好と考えられる場合に当該漸増法での投与の可否を判断すること。

7.2 本剤を慎重に投与することが推奨される患者については、リバスチグミンとして1日1回4.5mgより投与を開始し、原則として4週毎に4.5mgずつ1日1回18mgまで増量する投与方法を選択すること。[9.1.1-9.1.8、9.3.1参照]

7.3 1日18mg未満は有効用量ではなく、漸増又は一時的な減量を目的とした用量であるので、維持量である18mgまで増量すること。

7.4 本剤は、維持量に到達するまでは、1日量として18mgを超えない範囲で症状により適宜増減が可能である。消化器系障害(悪心、嘔吐等)がみられた場合は、減量するかこれらの症状が消失するまで休薬する。休薬期間が4日程度の場合は、休薬前と同じ用量又は休薬前に忍容であった用量で投与を再開する。それ以外の場合は本剤の開始用量(4.5mg又は9mg)を用いて投与を再開する。投与再開後は、再開時の用量を2週間以上投与し、忍容性が良好であることを確認した上で、減量前の用量までは2週間以上の間隔で増量する。

7.5 原則として、1日1回につき1枚のみ貼付すること。[14.2.6参照]

7.6 他のコリンエステラーゼ阻害作用を有する同効薬(ドネペジル等)と併用しないこと。

7.7 医療従事者又は介護者等の管理のもとで投与すること。

規格単位毎の明細 (リバスチグミンテープ13.5mg「ニプロ」)

販売名和名 : リバスチグミンテープ13.5mg「ニプロ」

規格単位 : 13.5mg1枚

欧文商標名 : Rivastigmine Tapes

規制区分

規制区分名称 : 劇薬

規制区分

規制区分名称 : 処方箋医薬品注)

規制区分備考 : 注)注意−医師等の処方箋により使用すること

日本標準商品分類番号 : 87119

承認番号 : 30200AMX00923

販売開始年月 : 2020年12月

貯法及び期限等

貯法 : 室温保存

有効期間 : 2年

3.組成・性状

3.1 組成

リバスチグミンテープ13.5mg「ニプロ」

販売名有効成分添加剤
リバスチグミンテープ13.5mg「ニプロ」1枚中
リバスチグミン 13.5mg
アクリル酸2-エチルヘキシル・アクリル酸ブチル・ジアセトンアクリルアミド共重合体溶液

添加剤 : アクリル酸2-エチルヘキシル・アクリル酸ブチル・ジアセトンアクリルアミド共重合体溶液

3.2 製剤の性状

リバスチグミンテープ13.5mg「ニプロ」

販売名性状外形・大きさ
リバスチグミンテープ13.5mg「ニプロ」無色半透明〜淡黄色半透明の膏体を支持体に展延し、剥離ライナーに覆われた四隅が丸い四角形のテープ剤
27.7mm×27.7mm(7.5cm2

【色】
無色半透明〜淡黄色半透明
【剤形】
テープ剤/貼付剤/外用

識別コード : リバスチグミン13.5mg(/)

規格単位毎の効能効果及び用法用量

効能効果対用法用量

4.効能・効果

軽度及び中等度のアルツハイマー型認知症における認知症症状の進行抑制

6.用法・用量

通常、成人にはリバスチグミンとして1日1回4.5mgから開始し、原則として4週毎に4.5mgずつ増量し、維持量として1日1回18mgを貼付する。また、患者の状態に応じて、1日1回9mgを開始用量とし、原則として4週後に18mgに増量することもできる。
本剤は背部、上腕部、胸部のいずれかの正常で健康な皮膚に貼付し、24時間毎に貼り替える。

5.効能・効果に関連する注意

5.1 アルツハイマー型認知症と診断された患者にのみ使用すること。

5.2 本剤がアルツハイマー型認知症の病態そのものの進行を抑制するという成績は得られていない。

5.3 アルツハイマー型認知症以外の認知症性疾患において本剤の有効性は確認されていない。

5.4 他の認知症性疾患との鑑別診断に留意すること。

5.5 本剤の使用が適切であるか、以下に示す本剤の特性を十分に理解した上で慎重に判断すること。

5.5.1 国内臨床試験において、本剤の貼付により高頻度に適用部位の皮膚症状が認められている。

5.5.2 通常、本剤は維持量に到達するまで12週間以上を要する。(開始用量を1日1回4.5mgとし、原則として4週毎に4.5mgずつ増量する場合)

7.用法・用量に関連する注意

7.1 リバスチグミンとして1日1回9mgより投与を開始し、原則として4週後に1日1回18mgまで増量する投与方法については、副作用(特に、消化器系障害(悪心、嘔吐等))の発現を考慮し、本剤の忍容性が良好と考えられる場合に当該漸増法での投与の可否を判断すること。

7.2 本剤を慎重に投与することが推奨される患者については、リバスチグミンとして1日1回4.5mgより投与を開始し、原則として4週毎に4.5mgずつ1日1回18mgまで増量する投与方法を選択すること。[9.1.1-9.1.8、9.3.1参照]

7.3 1日18mg未満は有効用量ではなく、漸増又は一時的な減量を目的とした用量であるので、維持量である18mgまで増量すること。

7.4 本剤は、維持量に到達するまでは、1日量として18mgを超えない範囲で症状により適宜増減が可能である。消化器系障害(悪心、嘔吐等)がみられた場合は、減量するかこれらの症状が消失するまで休薬する。休薬期間が4日程度の場合は、休薬前と同じ用量又は休薬前に忍容であった用量で投与を再開する。それ以外の場合は本剤の開始用量(4.5mg又は9mg)を用いて投与を再開する。投与再開後は、再開時の用量を2週間以上投与し、忍容性が良好であることを確認した上で、減量前の用量までは2週間以上の間隔で増量する。

7.5 原則として、1日1回につき1枚のみ貼付すること。[14.2.6参照]

7.6 他のコリンエステラーゼ阻害作用を有する同効薬(ドネペジル等)と併用しないこと。

7.7 医療従事者又は介護者等の管理のもとで投与すること。

規格単位毎の明細 (リバスチグミンテープ18mg「ニプロ」)

販売名和名 : リバスチグミンテープ18mg「ニプロ」

規格単位 : 18mg1枚

欧文商標名 : Rivastigmine Tapes

規制区分

規制区分名称 : 劇薬

規制区分

規制区分名称 : 処方箋医薬品注)

規制区分備考 : 注)注意−医師等の処方箋により使用すること

日本標準商品分類番号 : 87119

承認番号 : 30200AMX00924

販売開始年月 : 2020年12月

貯法及び期限等

貯法 : 室温保存

有効期間 : 2年

3.組成・性状

3.1 組成

リバスチグミンテープ18mg「ニプロ」

販売名有効成分添加剤
リバスチグミンテープ18mg「ニプロ」1枚中
リバスチグミン 18mg
アクリル酸2-エチルヘキシル・アクリル酸ブチル・ジアセトンアクリルアミド共重合体溶液

添加剤 : アクリル酸2-エチルヘキシル・アクリル酸ブチル・ジアセトンアクリルアミド共重合体溶液

3.2 製剤の性状

リバスチグミンテープ18mg「ニプロ」

販売名性状外形・大きさ
リバスチグミンテープ18mg「ニプロ」無色半透明〜淡黄色半透明の膏体を支持体に展延し、剥離ライナーに覆われた四隅が丸い四角形のテープ剤
32mm×32mm(10cm2

【色】
無色半透明〜淡黄色半透明
【剤形】
テープ剤/貼付剤/外用

識別コード : リバスチグミン18mg(/)

規格単位毎の効能効果及び用法用量

効能効果対用法用量

4.効能・効果

軽度及び中等度のアルツハイマー型認知症における認知症症状の進行抑制

6.用法・用量

通常、成人にはリバスチグミンとして1日1回4.5mgから開始し、原則として4週毎に4.5mgずつ増量し、維持量として1日1回18mgを貼付する。また、患者の状態に応じて、1日1回9mgを開始用量とし、原則として4週後に18mgに増量することもできる。
本剤は背部、上腕部、胸部のいずれかの正常で健康な皮膚に貼付し、24時間毎に貼り替える。

5.効能・効果に関連する注意

5.1 アルツハイマー型認知症と診断された患者にのみ使用すること。

5.2 本剤がアルツハイマー型認知症の病態そのものの進行を抑制するという成績は得られていない。

5.3 アルツハイマー型認知症以外の認知症性疾患において本剤の有効性は確認されていない。

5.4 他の認知症性疾患との鑑別診断に留意すること。

5.5 本剤の使用が適切であるか、以下に示す本剤の特性を十分に理解した上で慎重に判断すること。

5.5.1 国内臨床試験において、本剤の貼付により高頻度に適用部位の皮膚症状が認められている。

5.5.2 通常、本剤は維持量に到達するまで12週間以上を要する。(開始用量を1日1回4.5mgとし、原則として4週毎に4.5mgずつ増量する場合)

7.用法・用量に関連する注意

7.1 リバスチグミンとして1日1回9mgより投与を開始し、原則として4週後に1日1回18mgまで増量する投与方法については、副作用(特に、消化器系障害(悪心、嘔吐等))の発現を考慮し、本剤の忍容性が良好と考えられる場合に当該漸増法での投与の可否を判断すること。

7.2 本剤を慎重に投与することが推奨される患者については、リバスチグミンとして1日1回4.5mgより投与を開始し、原則として4週毎に4.5mgずつ1日1回18mgまで増量する投与方法を選択すること。[9.1.1-9.1.8、9.3.1参照]

7.3 1日18mg未満は有効用量ではなく、漸増又は一時的な減量を目的とした用量であるので、維持量である18mgまで増量すること。

7.4 本剤は、維持量に到達するまでは、1日量として18mgを超えない範囲で症状により適宜増減が可能である。消化器系障害(悪心、嘔吐等)がみられた場合は、減量するかこれらの症状が消失するまで休薬する。休薬期間が4日程度の場合は、休薬前と同じ用量又は休薬前に忍容であった用量で投与を再開する。それ以外の場合は本剤の開始用量(4.5mg又は9mg)を用いて投与を再開する。投与再開後は、再開時の用量を2週間以上投与し、忍容性が良好であることを確認した上で、減量前の用量までは2週間以上の間隔で増量する。

7.5 原則として、1日1回につき1枚のみ貼付すること。[14.2.6参照]

7.6 他のコリンエステラーゼ阻害作用を有する同効薬(ドネペジル等)と併用しないこと。

7.7 医療従事者又は介護者等の管理のもとで投与すること。


[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] 2025/06/18 版