医療用医薬品 : リカムビス

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3. 組成・性状


3.1 組成

リカムビス水懸筋注600mg

販売名リカムビス水懸筋注600mg
有効成分(1バイアル中)
リルピビリン600mg/2mL注)
添加剤ポロキサマー338100mg
ブドウ糖水和物38.50mg
リン酸二水素ナトリウム一水和物4mg
クエン酸水和物2mg
水酸化ナトリウム1.732mg
注)本剤は吸引時の損失を考慮し、1バイアルから2mLを注射するに足る量を確保するために過量充填されている。

リカムビス水懸筋注900mg

販売名リカムビス水懸筋注900mg
有効成分(1バイアル中)
リルピビリン900mg/3mL注)
添加剤ポロキサマー338150mg
ブドウ糖水和物57.75mg
リン酸二水素ナトリウム一水和物6mg
クエン酸水和物3mg
水酸化ナトリウム2.598mg
注)本剤は吸引時の損失を考慮し、1バイアルから3mLを注射するに足る量を確保するために過量充填されている。

3.2 製剤の性状

リカムビス水懸筋注600mg

色・性状白色の懸濁液
pH6.5〜7.5
浸透圧比約1(生理食塩液に対する比)

【色】
白色
【剤形】
水性懸濁注射剤/懸濁剤/注射

リカムビス水懸筋注900mg

色・性状白色の懸濁液
pH6.5〜7.5
浸透圧比約1(生理食塩液に対する比)

【色】
白色
【剤形】
水性懸濁注射剤/懸濁剤/注射


規格単位毎の明細 (リカムビス水懸筋注600mg)

販売名和名 : リカムビス水懸筋注600mg

規格単位 : 600mg2mL1瓶

欧文商標名 : REKAMBYS Aqueous Suspension for IM Injection

規制区分

規制区分名称 : 劇薬

規制区分

規制区分名称 : 処方箋医薬品※

規制区分備考 : ※注意−医師等の処方箋により使用すること

日本標準商品分類番号 : 87625

承認番号 : 30400AMX00197000

販売開始年月 : 2022年6月

貯法及び期限等

貯法 : 2〜8℃(凍結を避けること)

有効期間 : 36ヵ月

3.組成・性状

3.1 組成

リカムビス水懸筋注600mg

販売名リカムビス水懸筋注600mg
有効成分(1バイアル中)
リルピビリン600mg/2mL注)
添加剤ポロキサマー338100mg
ブドウ糖水和物38.50mg
リン酸二水素ナトリウム一水和物4mg
クエン酸水和物2mg
水酸化ナトリウム1.732mg
注)本剤は吸引時の損失を考慮し、1バイアルから2mLを注射するに足る量を確保するために過量充填されている。

添加剤 : ポロキサマー338

添加剤 : ブドウ糖水和物

添加剤 : リン酸二水素ナトリウム一水和物

添加剤 : クエン酸水和物

添加剤 : 水酸化ナトリウム

3.2 製剤の性状

リカムビス水懸筋注600mg

色・性状白色の懸濁液
pH6.5〜7.5
浸透圧比約1(生理食塩液に対する比)

【色】
白色
【剤形】
水性懸濁注射剤/懸濁剤/注射

規格単位毎の効能効果及び用法用量

効能効果対用法用量

4.効能又は効果

HIV-1感染症

6.用法及び用量

<1ヵ月間隔投与>

カボテグラビルとの併用において、通常、成人にはリルピビリンとして900mgを臀部筋肉内に投与する。以降は600mgを1ヵ月に1回、臀部筋肉内に投与する。

<2ヵ月間隔投与>

カボテグラビルとの併用において、通常、成人にはリルピビリンとして900mgを臀部筋肉内に投与する。本剤初回投与1ヵ月後に900mgを臀部筋肉内に投与し、以降は900mgを2ヵ月に1回、臀部筋肉内に投与する。

5.効能又は効果に関連する注意

5.1 本剤は、ウイルス学的失敗の経験がなく、切り替え前6ヵ月間以上においてウイルス学的抑制(ヒト免疫不全ウイルス[HIV]-1 RNA量が50copies/mL未満)が得られており、リルピビリン及びカボテグラビルに対する耐性関連変異を持たず、本剤への切り替えが適切であると判断される抗HIV薬既治療患者に使用すること。[17.1.1-17.1.3参照]

5.2 本剤の投与の前にリルピビリン経口剤をカボテグラビル経口剤との併用により1ヵ月間(少なくとも28日間)を目安に経口投与し、リルピビリン及びカボテグラビルに対する忍容性が確認された患者を対象とすること。

5.3 本剤による治療にあたっては、患者の治療歴及び可能な場合には薬剤耐性検査(遺伝子型解析あるいは表現型解析)を参考にすること。

7.用法及び用量に関連する注意

<共通>

7.1 本剤の投与スケジュールを遵守すること。投与スケジュールを遵守できなかった場合は、本剤の継続の可否も含め、治療法を再考すること。

7.2 本剤の初回投与は、リルピビリン経口剤及びカボテグラビル経口剤の投与最終日と同日に行うこと。

7.3 本剤の用法及び用量は、患者の状態及びリスク・ベネフィットを考慮して、医師が慎重に選択すること。[17.1.3参照]

<1ヵ月間隔投与>

7.4 本剤の2回目以降の投与は、投与予定日の前後7日以内に投与すること。投与予定日の7日後までに投与できない場合は、代替としてリルピビリン経口剤とカボテグラビル経口剤を1日1回併用経口投与すること。経口剤による代替期間が2ヵ月間を超える場合は、他の抗HIV薬へ切り替えることを考慮すること。

7.5 代替経口投与後、本剤の1ヵ月間隔投与を再開する場合は、本剤最終投与からの期間に基づき、下表に従い再開すること。なお、本剤の投与再開は、代替経口投与最終日と同日に行うこと。

本剤最終投与からの期間再開時の用法及び用量
2ヵ月以内可能な限り早期にリルピビリン600mgを1回臀部筋肉内に投与して再開する。再開以降はリルピビリン600mgを1ヵ月に1回臀部筋肉内に投与する。
2ヵ月超リルピビリン900mgを1回臀部筋肉内に投与して再開する。再開以降はリルピビリン600mgを1ヵ月に1回臀部筋肉内に投与する。

7.6 1ヵ月間隔投与から2ヵ月間隔投与に切り替える際は、リルピビリン600mgを最終投与した1ヵ月後に、リルピビリン900mgを1回臀部筋肉内に投与し、以降はリルピビリン900mgを2ヵ月に1回臀部筋肉内に投与すること。

<2ヵ月間隔投与>

7.7 本剤の2回目以降の投与は、投与予定日の前後7日以内に投与すること。投与予定日の7日後までに投与できない場合は、代替としてリルピビリン経口剤とカボテグラビル経口剤を1日1回併用経口投与すること。経口剤による代替期間が2ヵ月間を超える場合は、他の抗HIV薬へ切り替えることを考慮すること。

7.8 代替経口投与後、本剤の2ヵ月間隔投与を再開する場合は、本剤最終投与からの期間に基づき、下表に従い再開すること。なお、本剤の投与再開は、代替経口投与最終日と同日に行うこと。

経口投与により代替した本剤投与本剤最終投与からの期間再開時の用法及び用量
本剤2回目2ヵ月以内可能な限り早期にリルピビリン900mgを1回臀部筋肉内に投与して再開する。再開以降はリルピビリン900mgを2ヵ月に1回臀部筋肉内に投与する。
2ヵ月超リルピビリン900mgを1回臀部筋肉内に投与して再開する。再開1ヵ月後にリルピビリン900mgを1回臀部筋肉内に投与し、以降はリルピビリン900mgを2ヵ月に1回臀部筋肉内に投与する。
本剤3回目以降3ヵ月以内可能な限り早期にリルピビリン900mgを1回臀部筋肉内に投与して再開する。再開以降はリルピビリン900mgを2ヵ月に1回臀部筋肉内に投与する。
3ヵ月超リルピビリン900mgを1回臀部筋肉内に投与して再開する。再開1ヵ月後にリルピビリン900mgを1回臀部筋肉内に投与し、以降はリルピビリン900mgを2ヵ月に1回臀部筋肉内に投与する。

7.9 2ヵ月間隔投与から1ヵ月間隔投与に切り替える際は、リルピビリン900mgを最終投与した2ヵ月後に、リルピビリン600mgを1回臀部筋肉内に投与し、以降はリルピビリン600mgを1ヵ月に1回臀部筋肉内に投与すること。

規格単位毎の明細 (リカムビス水懸筋注900mg)

販売名和名 : リカムビス水懸筋注900mg

規格単位 : 900mg3mL1瓶

欧文商標名 : REKAMBYS Aqueous Suspension for IM Injection

規制区分

規制区分名称 : 劇薬

規制区分

規制区分名称 : 処方箋医薬品※

規制区分備考 : ※注意−医師等の処方箋により使用すること

日本標準商品分類番号 : 87625

承認番号 : 30400AMX00198000

販売開始年月 : 2022年6月

貯法及び期限等

貯法 : 2〜8℃(凍結を避けること)

有効期間 : 36ヵ月

3.組成・性状

3.1 組成

リカムビス水懸筋注900mg

販売名リカムビス水懸筋注900mg
有効成分(1バイアル中)
リルピビリン900mg/3mL注)
添加剤ポロキサマー338150mg
ブドウ糖水和物57.75mg
リン酸二水素ナトリウム一水和物6mg
クエン酸水和物3mg
水酸化ナトリウム2.598mg
注)本剤は吸引時の損失を考慮し、1バイアルから3mLを注射するに足る量を確保するために過量充填されている。

添加剤 : ポロキサマー338

添加剤 : ブドウ糖水和物

添加剤 : リン酸二水素ナトリウム一水和物

添加剤 : クエン酸水和物

添加剤 : 水酸化ナトリウム

3.2 製剤の性状

リカムビス水懸筋注900mg

色・性状白色の懸濁液
pH6.5〜7.5
浸透圧比約1(生理食塩液に対する比)

【色】
白色
【剤形】
水性懸濁注射剤/懸濁剤/注射

規格単位毎の効能効果及び用法用量

効能効果対用法用量

4.効能又は効果

HIV-1感染症

6.用法及び用量

<1ヵ月間隔投与>

カボテグラビルとの併用において、通常、成人にはリルピビリンとして900mgを臀部筋肉内に投与する。以降は600mgを1ヵ月に1回、臀部筋肉内に投与する。

<2ヵ月間隔投与>

カボテグラビルとの併用において、通常、成人にはリルピビリンとして900mgを臀部筋肉内に投与する。本剤初回投与1ヵ月後に900mgを臀部筋肉内に投与し、以降は900mgを2ヵ月に1回、臀部筋肉内に投与する。

5.効能又は効果に関連する注意

5.1 本剤は、ウイルス学的失敗の経験がなく、切り替え前6ヵ月間以上においてウイルス学的抑制(ヒト免疫不全ウイルス[HIV]-1 RNA量が50copies/mL未満)が得られており、リルピビリン及びカボテグラビルに対する耐性関連変異を持たず、本剤への切り替えが適切であると判断される抗HIV薬既治療患者に使用すること。[17.1.1-17.1.3参照]

5.2 本剤の投与の前にリルピビリン経口剤をカボテグラビル経口剤との併用により1ヵ月間(少なくとも28日間)を目安に経口投与し、リルピビリン及びカボテグラビルに対する忍容性が確認された患者を対象とすること。

5.3 本剤による治療にあたっては、患者の治療歴及び可能な場合には薬剤耐性検査(遺伝子型解析あるいは表現型解析)を参考にすること。

7.用法及び用量に関連する注意

<共通>

7.1 本剤の投与スケジュールを遵守すること。投与スケジュールを遵守できなかった場合は、本剤の継続の可否も含め、治療法を再考すること。

7.2 本剤の初回投与は、リルピビリン経口剤及びカボテグラビル経口剤の投与最終日と同日に行うこと。

7.3 本剤の用法及び用量は、患者の状態及びリスク・ベネフィットを考慮して、医師が慎重に選択すること。[17.1.3参照]

<1ヵ月間隔投与>

7.4 本剤の2回目以降の投与は、投与予定日の前後7日以内に投与すること。投与予定日の7日後までに投与できない場合は、代替としてリルピビリン経口剤とカボテグラビル経口剤を1日1回併用経口投与すること。経口剤による代替期間が2ヵ月間を超える場合は、他の抗HIV薬へ切り替えることを考慮すること。

7.5 代替経口投与後、本剤の1ヵ月間隔投与を再開する場合は、本剤最終投与からの期間に基づき、下表に従い再開すること。なお、本剤の投与再開は、代替経口投与最終日と同日に行うこと。

本剤最終投与からの期間再開時の用法及び用量
2ヵ月以内可能な限り早期にリルピビリン600mgを1回臀部筋肉内に投与して再開する。再開以降はリルピビリン600mgを1ヵ月に1回臀部筋肉内に投与する。
2ヵ月超リルピビリン900mgを1回臀部筋肉内に投与して再開する。再開以降はリルピビリン600mgを1ヵ月に1回臀部筋肉内に投与する。

7.6 1ヵ月間隔投与から2ヵ月間隔投与に切り替える際は、リルピビリン600mgを最終投与した1ヵ月後に、リルピビリン900mgを1回臀部筋肉内に投与し、以降はリルピビリン900mgを2ヵ月に1回臀部筋肉内に投与すること。

<2ヵ月間隔投与>

7.7 本剤の2回目以降の投与は、投与予定日の前後7日以内に投与すること。投与予定日の7日後までに投与できない場合は、代替としてリルピビリン経口剤とカボテグラビル経口剤を1日1回併用経口投与すること。経口剤による代替期間が2ヵ月間を超える場合は、他の抗HIV薬へ切り替えることを考慮すること。

7.8 代替経口投与後、本剤の2ヵ月間隔投与を再開する場合は、本剤最終投与からの期間に基づき、下表に従い再開すること。なお、本剤の投与再開は、代替経口投与最終日と同日に行うこと。

経口投与により代替した本剤投与本剤最終投与からの期間再開時の用法及び用量
本剤2回目2ヵ月以内可能な限り早期にリルピビリン900mgを1回臀部筋肉内に投与して再開する。再開以降はリルピビリン900mgを2ヵ月に1回臀部筋肉内に投与する。
2ヵ月超リルピビリン900mgを1回臀部筋肉内に投与して再開する。再開1ヵ月後にリルピビリン900mgを1回臀部筋肉内に投与し、以降はリルピビリン900mgを2ヵ月に1回臀部筋肉内に投与する。
本剤3回目以降3ヵ月以内可能な限り早期にリルピビリン900mgを1回臀部筋肉内に投与して再開する。再開以降はリルピビリン900mgを2ヵ月に1回臀部筋肉内に投与する。
3ヵ月超リルピビリン900mgを1回臀部筋肉内に投与して再開する。再開1ヵ月後にリルピビリン900mgを1回臀部筋肉内に投与し、以降はリルピビリン900mgを2ヵ月に1回臀部筋肉内に投与する。

7.9 2ヵ月間隔投与から1ヵ月間隔投与に切り替える際は、リルピビリン900mgを最終投与した2ヵ月後に、リルピビリン600mgを1回臀部筋肉内に投与し、以降はリルピビリン600mgを1ヵ月に1回臀部筋肉内に投与すること。


[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] 2025/07/23 版