医療用医薬品 : ベンダムスチン塩酸塩 |
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ベンダムスチン塩酸塩点滴静注液25mg/1mL「ファイザー」
販売名 | ベンダムスチン塩酸塩点滴静注液25mg/1mL「ファイザー」 |
有効成分 | 1バイアル中 ベンダムスチン塩酸塩水和物 26.1mg (ベンダムスチン塩酸塩として25mgに相当) |
添加物 | ブチルヒドロキシアニソール 1.0mg 無水エタノール 23.7mg 注射用水 30.0mg マクロゴール400 1039.2mg 水酸化ナトリウム(pH調節剤) |
ベンダムスチン塩酸塩点滴静注液100mg/4mL「ファイザー」
販売名 | ベンダムスチン塩酸塩点滴静注液100mg/4mL「ファイザー」 |
有効成分 | 1バイアル中 ベンダムスチン塩酸塩水和物 104.6mg (ベンダムスチン塩酸塩として100mgに相当) |
添加物 | ブチルヒドロキシアニソール 4.0mg 無水エタノール 94.8mg 注射用水 120.0mg マクロゴール400 4156.6mg 水酸化ナトリウム(pH調節剤) |
ベンダムスチン塩酸塩点滴静注液25mg/1mL「ファイザー」
販売名 | ベンダムスチン塩酸塩点滴静注液25mg/1mL「ファイザー」 |
性状 | 無色〜黄色澄明の液 |
pH | 3.3〜3.7(本剤約1.58gを水10mLに混和したとき) |
浸透圧比 | 約1.2(本剤4mLを生理食塩液で希釈して250mLに調製したとき) |
【色】
無色〜黄色澄明
【剤形】
/液剤/注射
ベンダムスチン塩酸塩点滴静注液100mg/4mL「ファイザー」
販売名 | ベンダムスチン塩酸塩点滴静注液100mg/4mL「ファイザー」 |
性状 | 無色〜黄色澄明の液 |
pH | 3.3〜3.7(本剤約1.58gを水10mLに混和したとき) |
浸透圧比 | 約1.2(本剤4mLを生理食塩液で希釈して250mLに調製したとき) |
【色】
無色〜黄色澄明
【剤形】
/液剤/注射
販売名和名 : ベンダムスチン塩酸塩点滴静注液25mg/1mL「ファイザー」
規格単位 : 25mg1mL1瓶
欧文商標名 : Bendamustine hydrochloride I.V Infusion 25mg/1mL[Pfizer]
規制区分
規制区分名称 : 劇薬
規制区分
規制区分名称 : 処方箋医薬品注)
規制区分備考 : 注)注意−医師等の処方箋により使用すること
日本標準商品分類番号 : 874219
承認番号 : 30400AMX00098
販売開始年月 : 2022年12月
貯法及び期限等
貯法 : 2〜8℃保存
有効期間 : 3年
3.組成・性状
3.1 組成
ベンダムスチン塩酸塩点滴静注液25mg/1mL「ファイザー」
販売名 | ベンダムスチン塩酸塩点滴静注液25mg/1mL「ファイザー」 |
有効成分 | 1バイアル中 ベンダムスチン塩酸塩水和物 26.1mg (ベンダムスチン塩酸塩として25mgに相当) |
添加物 | ブチルヒドロキシアニソール 1.0mg 無水エタノール 23.7mg 注射用水 30.0mg マクロゴール400 1039.2mg 水酸化ナトリウム(pH調節剤) |
添加剤 : ブチルヒドロキシアニソール
添加剤 : 無水エタノール
添加剤 : 注射用水
添加剤 : マクロゴール400
添加剤 : 水酸化ナトリウム(pH調節剤)
3.2 製剤の性状
ベンダムスチン塩酸塩点滴静注液25mg/1mL「ファイザー」
販売名 | ベンダムスチン塩酸塩点滴静注液25mg/1mL「ファイザー」 |
性状 | 無色〜黄色澄明の液 |
pH | 3.3〜3.7(本剤約1.58gを水10mLに混和したとき) |
浸透圧比 | 約1.2(本剤4mLを生理食塩液で希釈して250mLに調製したとき) |
【色】
無色〜黄色澄明
【剤形】
/液剤/注射
規格単位毎の効能効果及び用法用量
効能効果対用法用量
4.効能又は効果
○低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫及びマントル細胞リンパ腫
○再発又は難治性のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫
○腫瘍特異的T細胞輸注療法の前処置
6.用法及び用量
<低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫>
○抗CD20抗体併用の場合
通常、成人には、ベンダムスチン塩酸塩として90mg/m2(体表面積)を1日1回10分又は1時間かけて点滴静注する。投与を2日間連日行い、26日間休薬する。これを1サイクルとして、投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。
○単独投与の場合(再発又は難治性の場合に限る)
通常、成人には、ベンダムスチン塩酸塩として120mg/m2(体表面積)を1日1回10分又は1時間かけて点滴静注する。投与を2日間連日行い、19日間休薬する。これを1サイクルとして、投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。
<マントル細胞リンパ腫>
○未治療の場合
リツキシマブ(遺伝子組換え)との併用において、通常、成人には、ベンダムスチン塩酸塩として90mg/m2(体表面積)を1日1回10分又は1時間かけて点滴静注する。投与を2日間連日行い、26日間休薬する。これを1サイクルとして、投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。
○再発又は難治性の場合
通常、成人には、ベンダムスチン塩酸塩として120mg/m2(体表面積)を1日1回10分又は1時間かけて点滴静注する。投与を2日間連日行い、19日間休薬する。これを1サイクルとして、投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。
<再発又は難治性のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫>
○リツキシマブ(遺伝子組換え)併用の場合
通常、成人には、ベンダムスチン塩酸塩として120mg/m2(体表面積)を1日1回10分又は1時間かけて点滴静注する。投与を2日間連日行い、19日間休薬する。これを1サイクルとして、最大6サイクル投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。
○リツキシマブ(遺伝子組換え)及びポラツズマブ ベドチン(遺伝子組換え)併用の場合
通常、成人には、ベンダムスチン塩酸塩として90mg/m2(体表面積)を1日1回10分又は1時間かけて点滴静注する。投与を2日間連日行い、19日間休薬する。これを1サイクルとして、最大6サイクル投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。
<腫瘍特異的T細胞輸注療法の前処置>
再生医療等製品の用法及び用量又は使用方法に基づき使用する。
5.効能又は効果に関連する注意
<未治療の低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫及びマントル細胞リンパ腫>
5.1 「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、本剤以外の治療の実施についても慎重に検討し、適応患者の選択を行うこと。[17.1.2-17.1.4、17.1.9参照]
<再発又は難治性のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫>
5.2 「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。[17.1.6-17.1.9参照]
7.用法及び用量に関連する注意
<効能共通>
7.1 本剤による治療中に高度の骨髄抑制が認められた場合には、次のような目安により、適切に休薬、減量又は投与中止を考慮すること。[11.1.1参照]
投与間隔又は投与量の調節 | 指標 | |
休薬 | 次サイクル投与開始にあたり、骨髄抑制が下記の指標に回復するまで休薬すること。 | |
低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫、マントル細胞リンパ腫(リツキシマブ(遺伝子組換え)併用及び単独投与の場合)及び再発又は難治性のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫の場合 | 好中球数1,000/mm3以上及び血小板数75,000/mm3以上 | |
未治療のマントル細胞リンパ腫の場合<アカラブルチニブマレイン酸塩水和物及びリツキシマブ(遺伝子組換え)併用の場合> | 好中球数1,000/mm3以上、血小板数50,000/mm3以上及びその他の血液毒性がGrade 2注1以下又はベースライン | |
減量又は中止 | 治療中に、下記の指標に該当する骨髄抑制が認められた場合には、休薬の項の指標に回復したことを確認の上、次サイクルの投与を開始すること。その場合、以下のとおり減量又は投与中止を考慮すること。 | |
低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫及びマントル細胞リンパ腫(リツキシマブ(遺伝子組換え)併用及び単独投与の場合)の場合 | 好中球数500/mm3未満又は血小板数25,000/mm3未満 | |
・前サイクル投与量120mg/m2の場合:90mg/m2に減量 ・前サイクル投与量90mg/m2の場合:60mg/m2に減量 ・前サイクル投与量60mg/m2の場合:投与中止 なお、減量を行った場合には、以降投与量を維持し、増量しないこと。 | ||
再発又は難治性のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫の場合 <リツキシマブ(遺伝子組換え)併用の場合> | 好中球数500/mm3未満、好中球数1,000/mm3未満が2週間以上持続する、又は血小板数75,000/mm3未満 | |
・前サイクル投与量120mg/m2の場合:90mg/m2に減量 ・前サイクル投与量90mg/m2の場合:60mg/m2に減量 ・前サイクル投与量60mg/m2の場合:投与中止 なお、減量を行った場合には、以降投与量を維持し、増量しないこと。 | ||
再発又は難治性のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫の場合 <リツキシマブ(遺伝子組換え)及びポラツズマブ ベドチン(遺伝子組換え)併用の場合> | 好中球数1,000/mm3未満又は血小板数50,000/mm3未満 | |
次サイクル投与予定日の7日目までに休薬の項の指標に回復した場合は、減量せずに投与し、8日目以降に回復した場合は、以下のとおり減量又は投与を中止すること。 ・前サイクル投与量90mg/m2の場合:70mg/m2に減量 ・前サイクル投与量70mg/m2の場合:50mg/m2に減量 ・前サイクル投与量50mg/m2の場合:投与中止 なお、減量を行った場合には、以降投与量を維持し、増量しないこと。 | ||
未治療のマントル細胞リンパ腫の場合<アカラブルチニブマレイン酸塩水和物及びリツキシマブ(遺伝子組換え)併用の場合> | 好中球数1,000/mm3未満、血小板数50,000/mm3未満又はGrade 4注1のその他の血液毒性 | |
・前サイクル投与量90mg/m2の場合:70mg/m2に減量 ・前サイクル投与量70mg/m2の場合:投与中止 |
7.2 本剤による治療中に非血液毒性が認められた場合には、次のような目安により、適切に休薬、減量又は投与中止を考慮すること。
投与間隔又は投与量の調節 | 指標 | |
休薬 | 次サイクル投与開始にあたり、臨床検査値等が下記の指標に回復するまで休薬すること。 | |
低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫、マントル細胞リンパ腫(リツキシマブ(遺伝子組換え)併用及び単独投与の場合)及び再発又は難治性のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫の場合 | Grade 2注1以下の非血液毒性 総ビリルビン:2.0mg/dL未満 血清クレアチニン:2.0mg/dL未満 | |
未治療のマントル細胞リンパ腫の場合<アカラブルチニブマレイン酸塩水和物及びリツキシマブ(遺伝子組換え)併用の場合> | Grade 1注1又はベースライン | |
減量又は中止 | 治療中に、下記の指標に該当する副作用が認められた場合には、休薬の項の指標に回復したことを確認の上、次サイクルの投与を開始すること。その場合、以下のとおり減量又は投与中止を考慮すること。 | |
低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫、マントル細胞リンパ腫(リツキシマブ(遺伝子組換え)併用及び単独投与の場合)及び再発又は難治性のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫の場合 | Grade 3注1以上の非血液毒性 | |
・前サイクル投与量120mg/m2の場合:90mg/m2に減量 ・前サイクル投与量90mg/m2の場合:60mg/m2に減量 ・前サイクル投与量60mg/m2の場合:投与中止 なお、減量を行った場合には、以降投与量を維持し、増量しないこと。 | ||
未治療のマントル細胞リンパ腫の場合<アカラブルチニブマレイン酸塩水和物及びリツキシマブ(遺伝子組換え)併用の場合> | Grade 3注1以上の非血液毒性 | |
・前サイクル投与量90mg/m2の場合:70mg/m2に減量 ・前サイクル投与量70mg/m2の場合:投与中止 |
注1:NCI-CTCAE Version 4.0
<低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫及び未治療のマントル細胞リンパ腫>
7.3 抗CD20抗体の投与に際しては、「17.臨床成績」の項の内容、特に用法・用量及び適応患者を十分に理解した上で行うこと。[17.1.2-17.1.5、17.1.9参照]
<再発又は難治性のマントル細胞リンパ腫>
7.4 他の抗悪性腫瘍剤との併用について、有効性及び安全性は確立していない。
販売名和名 : ベンダムスチン塩酸塩点滴静注液100mg/4mL「ファイザー」
規格単位 : 100mg4mL1瓶
欧文商標名 : Bendamustine hydrochloride I.V Infusion 100mg/4mL[Pfizer]
規制区分
規制区分名称 : 劇薬
規制区分
規制区分名称 : 処方箋医薬品注)
規制区分備考 : 注)注意−医師等の処方箋により使用すること
日本標準商品分類番号 : 874219
承認番号 : 30400AMX00096
販売開始年月 : 2022年12月
貯法及び期限等
貯法 : 2〜8℃保存
有効期間 : 3年
3.組成・性状
3.1 組成
ベンダムスチン塩酸塩点滴静注液100mg/4mL「ファイザー」
販売名 | ベンダムスチン塩酸塩点滴静注液100mg/4mL「ファイザー」 |
有効成分 | 1バイアル中 ベンダムスチン塩酸塩水和物 104.6mg (ベンダムスチン塩酸塩として100mgに相当) |
添加物 | ブチルヒドロキシアニソール 4.0mg 無水エタノール 94.8mg 注射用水 120.0mg マクロゴール400 4156.6mg 水酸化ナトリウム(pH調節剤) |
添加剤 : ブチルヒドロキシアニソール
添加剤 : 無水エタノール
添加剤 : 注射用水
添加剤 : マクロゴール400
添加剤 : 水酸化ナトリウム(pH調節剤)
3.2 製剤の性状
ベンダムスチン塩酸塩点滴静注液100mg/4mL「ファイザー」
販売名 | ベンダムスチン塩酸塩点滴静注液100mg/4mL「ファイザー」 |
性状 | 無色〜黄色澄明の液 |
pH | 3.3〜3.7(本剤約1.58gを水10mLに混和したとき) |
浸透圧比 | 約1.2(本剤4mLを生理食塩液で希釈して250mLに調製したとき) |
【色】
無色〜黄色澄明
【剤形】
/液剤/注射
規格単位毎の効能効果及び用法用量
効能効果対用法用量
4.効能又は効果
○低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫及びマントル細胞リンパ腫
○再発又は難治性のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫
○腫瘍特異的T細胞輸注療法の前処置
6.用法及び用量
<低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫>
○抗CD20抗体併用の場合
通常、成人には、ベンダムスチン塩酸塩として90mg/m2(体表面積)を1日1回10分又は1時間かけて点滴静注する。投与を2日間連日行い、26日間休薬する。これを1サイクルとして、投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。
○単独投与の場合(再発又は難治性の場合に限る)
通常、成人には、ベンダムスチン塩酸塩として120mg/m2(体表面積)を1日1回10分又は1時間かけて点滴静注する。投与を2日間連日行い、19日間休薬する。これを1サイクルとして、投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。
<マントル細胞リンパ腫>
○未治療の場合
リツキシマブ(遺伝子組換え)との併用において、通常、成人には、ベンダムスチン塩酸塩として90mg/m2(体表面積)を1日1回10分又は1時間かけて点滴静注する。投与を2日間連日行い、26日間休薬する。これを1サイクルとして、投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。
○再発又は難治性の場合
通常、成人には、ベンダムスチン塩酸塩として120mg/m2(体表面積)を1日1回10分又は1時間かけて点滴静注する。投与を2日間連日行い、19日間休薬する。これを1サイクルとして、投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。
<再発又は難治性のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫>
○リツキシマブ(遺伝子組換え)併用の場合
通常、成人には、ベンダムスチン塩酸塩として120mg/m2(体表面積)を1日1回10分又は1時間かけて点滴静注する。投与を2日間連日行い、19日間休薬する。これを1サイクルとして、最大6サイクル投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。
○リツキシマブ(遺伝子組換え)及びポラツズマブ ベドチン(遺伝子組換え)併用の場合
通常、成人には、ベンダムスチン塩酸塩として90mg/m2(体表面積)を1日1回10分又は1時間かけて点滴静注する。投与を2日間連日行い、19日間休薬する。これを1サイクルとして、最大6サイクル投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。
<腫瘍特異的T細胞輸注療法の前処置>
再生医療等製品の用法及び用量又は使用方法に基づき使用する。
5.効能又は効果に関連する注意
<未治療の低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫及びマントル細胞リンパ腫>
5.1 「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、本剤以外の治療の実施についても慎重に検討し、適応患者の選択を行うこと。[17.1.2-17.1.4、17.1.9参照]
<再発又は難治性のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫>
5.2 「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。[17.1.6-17.1.9参照]
7.用法及び用量に関連する注意
<効能共通>
7.1 本剤による治療中に高度の骨髄抑制が認められた場合には、次のような目安により、適切に休薬、減量又は投与中止を考慮すること。[11.1.1参照]
投与間隔又は投与量の調節 | 指標 | |
休薬 | 次サイクル投与開始にあたり、骨髄抑制が下記の指標に回復するまで休薬すること。 | |
低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫、マントル細胞リンパ腫(リツキシマブ(遺伝子組換え)併用及び単独投与の場合)及び再発又は難治性のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫の場合 | 好中球数1,000/mm3以上及び血小板数75,000/mm3以上 | |
未治療のマントル細胞リンパ腫の場合<アカラブルチニブマレイン酸塩水和物及びリツキシマブ(遺伝子組換え)併用の場合> | 好中球数1,000/mm3以上、血小板数50,000/mm3以上及びその他の血液毒性がGrade 2注1以下又はベースライン | |
減量又は中止 | 治療中に、下記の指標に該当する骨髄抑制が認められた場合には、休薬の項の指標に回復したことを確認の上、次サイクルの投与を開始すること。その場合、以下のとおり減量又は投与中止を考慮すること。 | |
低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫及びマントル細胞リンパ腫(リツキシマブ(遺伝子組換え)併用及び単独投与の場合)の場合 | 好中球数500/mm3未満又は血小板数25,000/mm3未満 | |
・前サイクル投与量120mg/m2の場合:90mg/m2に減量 ・前サイクル投与量90mg/m2の場合:60mg/m2に減量 ・前サイクル投与量60mg/m2の場合:投与中止 なお、減量を行った場合には、以降投与量を維持し、増量しないこと。 | ||
再発又は難治性のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫の場合 <リツキシマブ(遺伝子組換え)併用の場合> | 好中球数500/mm3未満、好中球数1,000/mm3未満が2週間以上持続する、又は血小板数75,000/mm3未満 | |
・前サイクル投与量120mg/m2の場合:90mg/m2に減量 ・前サイクル投与量90mg/m2の場合:60mg/m2に減量 ・前サイクル投与量60mg/m2の場合:投与中止 なお、減量を行った場合には、以降投与量を維持し、増量しないこと。 | ||
再発又は難治性のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫の場合 <リツキシマブ(遺伝子組換え)及びポラツズマブ ベドチン(遺伝子組換え)併用の場合> | 好中球数1,000/mm3未満又は血小板数50,000/mm3未満 | |
次サイクル投与予定日の7日目までに休薬の項の指標に回復した場合は、減量せずに投与し、8日目以降に回復した場合は、以下のとおり減量又は投与を中止すること。 ・前サイクル投与量90mg/m2の場合:70mg/m2に減量 ・前サイクル投与量70mg/m2の場合:50mg/m2に減量 ・前サイクル投与量50mg/m2の場合:投与中止 なお、減量を行った場合には、以降投与量を維持し、増量しないこと。 | ||
未治療のマントル細胞リンパ腫の場合<アカラブルチニブマレイン酸塩水和物及びリツキシマブ(遺伝子組換え)併用の場合> | 好中球数1,000/mm3未満、血小板数50,000/mm3未満又はGrade 4注1のその他の血液毒性 | |
・前サイクル投与量90mg/m2の場合:70mg/m2に減量 ・前サイクル投与量70mg/m2の場合:投与中止 |
7.2 本剤による治療中に非血液毒性が認められた場合には、次のような目安により、適切に休薬、減量又は投与中止を考慮すること。
投与間隔又は投与量の調節 | 指標 | |
休薬 | 次サイクル投与開始にあたり、臨床検査値等が下記の指標に回復するまで休薬すること。 | |
低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫、マントル細胞リンパ腫(リツキシマブ(遺伝子組換え)併用及び単独投与の場合)及び再発又は難治性のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫の場合 | Grade 2注1以下の非血液毒性 総ビリルビン:2.0mg/dL未満 血清クレアチニン:2.0mg/dL未満 | |
未治療のマントル細胞リンパ腫の場合<アカラブルチニブマレイン酸塩水和物及びリツキシマブ(遺伝子組換え)併用の場合> | Grade 1注1又はベースライン | |
減量又は中止 | 治療中に、下記の指標に該当する副作用が認められた場合には、休薬の項の指標に回復したことを確認の上、次サイクルの投与を開始すること。その場合、以下のとおり減量又は投与中止を考慮すること。 | |
低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫、マントル細胞リンパ腫(リツキシマブ(遺伝子組換え)併用及び単独投与の場合)及び再発又は難治性のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫の場合 | Grade 3注1以上の非血液毒性 | |
・前サイクル投与量120mg/m2の場合:90mg/m2に減量 ・前サイクル投与量90mg/m2の場合:60mg/m2に減量 ・前サイクル投与量60mg/m2の場合:投与中止 なお、減量を行った場合には、以降投与量を維持し、増量しないこと。 | ||
未治療のマントル細胞リンパ腫の場合<アカラブルチニブマレイン酸塩水和物及びリツキシマブ(遺伝子組換え)併用の場合> | Grade 3注1以上の非血液毒性 | |
・前サイクル投与量90mg/m2の場合:70mg/m2に減量 ・前サイクル投与量70mg/m2の場合:投与中止 |
注1:NCI-CTCAE Version 4.0
<低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫及び未治療のマントル細胞リンパ腫>
7.3 抗CD20抗体の投与に際しては、「17.臨床成績」の項の内容、特に用法・用量及び適応患者を十分に理解した上で行うこと。[17.1.2-17.1.5、17.1.9参照]
<再発又は難治性のマントル細胞リンパ腫>
7.4 他の抗悪性腫瘍剤との併用について、有効性及び安全性は確立していない。
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2025/09/17 版 |