一般用医薬品 : メンソレータムフレディCCクリーム

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医薬品情報


製品名 メンソレータムフレディCCクリーム
製造販売元 ロート製薬(株)
医薬品分類 第一類医薬品 リスク区分
小分類 その他の女性用薬
包装 10g
KEGG DRUG D01480
成分
イソコナゾール硝酸塩 ( D01480 ) 1%
添加物 ポリソルベート60
ステアリン酸ソルビタン
セトステアリルアルコール
流動パラフィン
ワセリン

本文情報


効果・効能

膣カンジダの再発による,発疹を伴う外陰部のかゆみ(以前に医師から,膣カンジダの診断・治療を受けたことのある人に限る。)ただし,膣症状(おりもの,熱感等)を伴う場合は,必ず膣剤(膣に挿入する薬)を併用すること

特徴

※本剤の使用は,以前に医師から膣カンジダの診断・治療を受けたことのある人に限ります。
 本剤は膣内のカンジダを治療するものではありません。膣内の治療には,膣剤の使用が必要です。
■膣カンジダとは?
膣カンジダとは,カンジダという真菌(カビの仲間)によって起こる膣炎です。女性性器の感染症の中では,よくみられる疾患ですが,適切な治療を行うことが大切です。
■膣カンジダの特徴的な症状
膣カンジダにかかると,おりものの量や見た目に変化(おかゆ(カッテージチーズ)状や白く濁った酒かす状)がおこり,外陰部に発疹(発赤,はれた感じ等)を伴うかゆみが生じます。

使用上の注意

■してはいけないこと
(守らないと現在の症状が悪化したり,副作用が起こりやすくなる)

1.次の人は使用しないでください。
 (1)以前に医師から,膣カンジダの診断・治療を受けたことがない人。
 (2)膣カンジダの再発を繰り返している人。(2ヶ月以内に1回又は6ヶ月以内に2回以上)
 (3)膣カンジダの再発かどうかよくわからない人。
 (4)発熱又は悪寒がある人。
 (5)吐き気又は嘔吐がある人。
 (6)下腹部に痛みがある人。
 (7)不規則な,又は異常な出血,血の混じったおりものがある人。
 (8)膣又は外陰部に潰瘍,水膨れ又は痛みがある人。
 (9)排尿痛がある人,又は排尿困難な人。
 (10)ただれのひどい人。
 (11)次の診断を受けた人。 糖尿病
 (12)本剤又は本剤の成分によりアレルギー症状を起こしたことがある人。
 (13)妊婦又は妊娠していると思われる人。
 (14)60歳以上の高齢者又は15歳未満の小児。
2.次の部位には使用しないでください。
 (1)外陰部以外の部位(爪,頭皮,目など)

■相談すること

1.次の人は使用前に医師又は薬剤師にご相談ください。
 (1)医師の治療を受けている人。
 (2)授乳中の人。
 (3)薬などによりアレルギー症状を起こしたことがある人。
2.使用後,次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので,直ちに使用を中止し,この説明書を持って医師又は薬剤師にご相談ください。

[関係部位:症状]
皮ふ:刺激感,発赤,かゆみ,かぶれ,疼痛(ずきずきする痛み)

3.3日間使用しても症状の改善がみられないか,6日間使用しても症状が消失しない場合は使用を中止し,医師の診療を受けてください。なお,本剤の単独使用で効果がない場合も,自己判断で治療を行わず,医師の診療を受けてください。

用法・用量

15才以上60才未満1日2~3回塗布。
膣症状(おりもの,熱感等)を伴う場合は膣錠(膣に挿入する薬)を併用すること
15才未満及び60才以上は使用しない

用法に関する注意

(1)使用前後は,手指を石けんでよく洗ってください。
(2)目に入らないようにご注意ください。万一,目に入った場合は,すぐに水又はぬるま湯で洗い,直ちに眼科医の診療を受けてください。
(3)生理中は使用しないでください。使用中に生理になった場合は使用を中止してください。また,治癒等の確認が必要であることから,医師の診療を受けてください。

保管及び取り扱いに関する注意

(1)本剤は,コンドーム等の避妊用ラテックスゴム製品の品質を劣化・破損させる可能性があるため,これらとの接触を避けてください。
(2)直射日光の当たらない涼しいところに密栓して保管してください。
(3)小児の手の届かないところに保管してください。
(4)他の容器に入れ替えないでください。(誤用の原因になったり品質が変わる)
(5)使用期限を過ぎた製品は使用しないでください。なお,使用期限内であっても,一度開封した後はなるべく早くご使用ください。

その他

■生活上の注意
(1)膣カンジダを再発した場合には,パートナーに感染している可能性があるため,膣カンジダに感染した旨を伝え,パートナーの方は陰部のかゆみ,発赤等の不快症状があれば,すぐに医師の診療を受けてください。
(2)パートナーへの感染を避けるため,本剤を使用中は性行為を避けましょう。
(3)本剤を使用中は,患部への刺激を避けるため,殺精子剤は使用しないようにしましょう。
(4)入浴時は石けんの刺激を避けるために,外陰部は石けんで洗わず,お湯だけで軽く洗う程度にしましょう。
(5)カンジダ菌は,温度や湿度の高い状態で繁殖しやすいため,できるだけ乾燥した状態を保つようにすることが大切です。以下の点に気を付けましょう。
 ・入浴,水泳後等は,膣の外側は十分乾かしましょう。濡れた水着などはできるだけ早く着替えましょう。
 ・おりものシートなどの衛生用品を使用される場合は,こまめに交換しましょう。
 ・下着は,通気性のよい綿製品などを用いるようにしましょう。
(6)下着やタオルは毎日清潔なものを用い,タオルなどは感染を避けるため,家族と共用しないようにしましょう。
(7)カンジダ菌は腸にも常在している菌です。トイレの後は腸からの感染を避けるため,前から後ろにふきましょう。
(8)かゆみがあっても,外陰部をかかないようにしましょう。かくと,刺激がひどくなったり,感染が広がる可能性があります。

会社情報


問い合わせ先

お客さま安心サポートデスク
フレディコール 06-6758-1422
9:00~18:00(土,日,祝日を除く)

製造販売元住所等

ロート製薬株式会社
大阪市生野区巽西1-8-1


[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] 2025/05/21 版