医療用医薬品 : インフリー |
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総称名 | インフリー |
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一般名 | インドメタシン ファルネシル |
欧文一般名 | Indometacin Farnesil |
製剤名 | インドメタシン ファルネシル製剤 |
薬効分類名 | 組織活性型鎮痛・抗炎症剤 |
薬効分類番号 | 1145 |
ATCコード | M01AB01 M02AA23 |
KEGG DRUG |
D01565
インドメタシン ファルネシル
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KEGG DGROUP |
DG00241
インドメタシン
DG01504
非ステロイド性抗炎症薬 (NSAID)
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JAPIC | 添付文書(PDF) |
販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
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インフリーカプセル100mg | Infree Capsules | エーザイ | 1145005M1020 | 10.7円/カプセル | 劇薬, 処方箋医薬品注) |
インフリーSカプセル200mg | Infree S Capsules | エーザイ | 1145005M2026 | 18.7円/カプセル | 劇薬, 処方箋医薬品注) |
トリアムテレン (トリテレン) [2.11参照] | 本剤の活性代謝物のインドメタシンとの併用により、急性腎障害を起こしたとの報告がある。 | トリアムテレンによる腎血流の低下に基づく腎障害のために代償的に腎でのプロスタグランジン合成が亢進されるが、インドメタシンによりプロスタグランジン合成が抑制され、腎障害が引き起こされる。 |
抗凝血剤及び抗血小板薬 ワルファリンカリウム クロピドグレル硫酸塩等 | 本剤の活性代謝物のインドメタシンとの併用により、これらの医薬品の作用が増強し、出血の危険性が増大することがある。また、本剤との併用により、ワルファリンの作用が増強されることがある。血液凝固能検査等出血管理を十分に行うこと。 | インドメタシンのプロスタグランジン生合成阻害作用により血小板凝集が抑制される。また、本剤が血漿蛋白結合部位でワルファリンを遊離させ、その抗凝血作用を増強させると考えられている。 |
リチウム製剤 炭酸リチウム | 本剤の活性代謝物のインドメタシンとの併用により、これらの医薬品の作用が増強されたとの報告があるので、併用する場合にはこれらの医薬品を減量するなど注意すること。 | インドメタシンによりリチウムの腎クリアランスが減少し、リチウムの血中濃度が上昇する。 |
メトトレキサート | 本剤の活性代謝物のインドメタシンとの併用により、これらの医薬品の作用が増強されたとの報告があるので、併用する場合にはこれらの医薬品を減量するなど注意すること。 | インドメタシンによりメトトレキサートの腎排泄が抑制され、メトトレキサートの血中濃度が上昇する。 |
プロベネシド | 本剤の活性代謝物のインドメタシンとの併用により、インドメタシンの作用が増強されることがあるので、併用する場合には本剤を減量するなど注意すること。 | プロベネシドがインドメタシンの腎尿細管排泄を抑制し、インドメタシンの血中濃度が上昇する。 |
Ca拮抗剤 アムロジピンベシル酸塩 ニフェジピン ジルチアゼム塩酸塩等 | Ca拮抗剤の作用が減弱されることがある。 | インドメタシンによる腎でのプロスタグランジン合成抑制により水、Naの貯留が生じ、体液循環量を増加させるため、降圧剤の効果を減弱させると考えられている。 |
β-遮断剤 プロプラノロール塩酸塩 アテノロール メトプロロール酒石酸塩等 ACE阻害剤 エナラプリルマレイン酸塩 デラプリル塩酸塩 イミダプリル塩酸塩等 A-II受容体拮抗剤 ロサルタンカリウム カンデサルタン シレキセチル バルサルタン等 チアジド系及びその類似降圧利尿剤 ヒドロクロロチアジド等 ループ利尿剤 フロセミド等 | 本剤の活性代謝物のインドメタシンとの併用により、これらの医薬品の作用が減弱されることがある。 | インドメタシンによる腎でのプロスタグランジン合成抑制により水、Naの貯留が生じ、体液循環量を増加させるため、降圧剤の効果を減弱させると考えられている。 |
カリウム保持性利尿剤 スピロノラクトン等 エプレレノン | 本剤の活性代謝物のインドメタシンとの併用により、これらの医薬品の降圧作用の減弱、腎機能障害患者で重度の高カリウム血症が発現するおそれがある。 | インドメタシンによる腎でのプロスタグランジン生合成阻害によると考えられている。 |
アスピリン | 本剤の活性代謝物のインドメタシンとの併用により、インドメタシンの作用が減弱されることがある。 | 機序不明 |
ジゴキシン | 本剤の活性代謝物のインドメタシンとの併用により、血中ジゴキシン濃度が上昇し、作用が増強されることが報告されているので血中ジゴキシン濃度に注意すること。 | インドメタシンのプロスタグランジン合成阻害作用により腎血流量が減少し、ジゴキシンの腎排泄が減少するためと考えられている。 |
シクロスポリン | 本剤の活性代謝物のインドメタシンとの併用により、シクロスポリンによる腎毒性が増強されることがあるので、腎機能に注意すること。 | インドメタシンの腎でのプロスタグランジン合成阻害作用によると考えられている。 |
0.1〜5%未満 | 0.1%未満 | 頻度不明 | |
消化器 | 胃部不快感、胃痛、下痢、腹痛、食欲不振、口内炎、胸やけ、胃重感、便秘、胃腸症状、胃炎、嘔吐 | 口渇、腹部膨満感、舌炎、おくび、口唇炎 | 舌苔 |
血液 | 貧血、好酸球増多等 | 皮下出血 | |
皮膚 | 脱毛 | ||
過敏症 | 発疹、そう痒 | 紅斑 | 血管浮腫 |
感覚器 | 耳鳴、味覚異常、眼の充血、羞明 | 霧視等の視覚異常、角膜混濁、網膜障害 | |
腎臓 | BUNの上昇 | 血中クレアチニンの上昇、尿量減少、血尿、蛋白尿 | |
肝臓 | AST、ALTの上昇等 | Al-P、LDHの上昇等 | |
精神神経系 | めまい、ふらつき | 頭痛、眠気、しびれ感 | 痙攣、振戦、抑うつ、不眠、意識障害 |
循環器 | 動悸、血圧上昇 | ||
その他 | 浮腫 | 倦怠感、ほてり、頻尿、発熱、胸痛、低体温 | 高血糖、鼻出血、発汗 |
tmax(hr) | Cmax(μg/mL) | AUC480(μg・hr/mL) | t1/2(hr) |
5.6±0.2 | 2.01±0.16 | 9.14±1.07 | 1.50 |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2025/07/23 版 |