医療用医薬品 : ハロマンス |
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総称名 | ハロマンス |
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一般名 | ハロペリドールデカン酸エステル |
欧文一般名 | Haloperidol Decanoate |
製剤名 | ハロペリドールデカン酸エステル注射液 |
薬効分類名 | 持効性抗精神病剤 |
薬効分類番号 | 1179 |
ATCコード | N05AD01 |
KEGG DRUG |
D01898
ハロペリドールデカン酸エステル
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KEGG DGROUP |
DG00885
ハロペリドール
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JAPIC | 添付文書(PDF) |
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2.禁忌 4.効能または効果 6.用法及び用量 8.重要な基本的注意 9.特定の背景を有する患者に関する注意 10.相互作用 11.副作用 13.過量投与 14.適用上の注意 15.その他の注意 16.薬物動態 17.臨床成績 18.薬効薬理 19.有効成分に関する理化学的知見 20.取扱い上の注意 22.包装 23.主要文献 24.文献請求先及び問い合わせ先 26.製造販売業者等 |
販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
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ハロマンス注50mg | HALOMONTH | ヤンセンファーマ | 1179406A1037 | 1443円/管 | 劇薬, 処方箋医薬品注) |
ハロマンス注100mg | HALOMONTH | ヤンセンファーマ | 1179406A2033 | 2263円/管 | 劇薬, 処方箋医薬品注) |
中枢神経抑制剤 バルビツール酸誘導体等 | 中枢神経抑制作用が増強することがあるので、減量するなど注意すること。 | 本剤及びこれらの薬剤の中枢神経抑制作用による。 |
アルコール | 相互に作用を増強することがある。 | アルコールは中枢神経抑制作用を有する。 |
リチウム | 類似化合物(ハロペリドール)で、リチウムとの併用により、心電図変化、重症の錐体外路症状、持続性のジスキネジア、突発性の悪性症候群、非可逆性の脳障害を起こすことが報告されているので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には投与を中止すること。 | 機序は不明であるが、併用による抗ドパミン作用の増強等が考えられている。 |
抗コリン作用を有する薬剤 抗コリン作動性抗パーキンソン剤 フェノチアジン系化合物 三環系抗うつ剤等 | 腸管麻痺等の抗コリン系の副作用が強くあらわれることがある。また、類似化合物(ハロペリドール)で精神症状が悪化したとの報告がある。 | 併用により抗コリン作用が強くあらわれる。 |
抗ドパミン作用を有する薬剤 ベンザミド系薬剤 メトクロプラミド スルピリド チアプリド等 ドンペリドン等 | 内分泌機能異常、錐体外路症状が発現することがある。 | 併用により抗ドパミン作用が強くあらわれる。 |
タンドスピロンクエン酸塩 | 錐体外路症状を増強するおそれがある。 | タンドスピロンクエン酸塩は弱い抗ドパミン(D2)作用を有する。 |
ドパミン作動薬 レボドパ製剤 ブロモクリプチンメシル酸塩等 | これらの薬剤のドパミン作動薬としての作用が減弱することがある。 | ドパミン作動性神経において、作用が拮抗することによる。 |
MAO阻害剤 セレギリン塩酸塩 サフィナミドメシル酸塩等 | MAO阻害剤の作用が減弱するおそれがある。 | 本剤はドパミン作動系に対する抑制作用をもつ。 |
薬物代謝酵素(主にCYP3A4)を誘導する薬剤 カルバマゼピン リファンピシン等 | 本剤の作用が減弱することがある。 | 薬物代謝酵素誘導作用により、ハロペリドールの血中濃度が低下する。 |
CYP3A4を阻害する薬剤 イトラコナゾール等 | 本剤の作用が増強し、副作用が発現するおそれがある。 | 薬物代謝酵素阻害作用により、ハロペリドールの血中濃度が上昇する。 |
CYP2D6を阻害する薬剤 キニジン プロメタジン クロルプロマジン等 | 本剤の作用が増強し、副作用が発現するおそれがある。 | 薬物代謝酵素阻害作用により、ハロペリドールの血中濃度が上昇する。 |
QT延長を起こすことが知られている薬剤 [9.1.2、11.1.2参照] | QT延長があらわれるおそれがある。 | QT延長作用が増強するおそれがある。 |
アドレナリン含有歯科麻酔剤 リドカイン・アドレナリン | 重篤な血圧降下を起こすことがある。 | アドレナリンはアドレナリン作動性α、β-受容体の刺激剤であり、本剤のα-受容体遮断作用により、β-受容体刺激作用が優位となり、血圧降下作用が増強されるおそれがある。 |
5%以上 | 0.1〜5%未満 | 0.1%未満 | 頻度不明 | |
循環器 | 心電図異常(心室性期外収縮、心房性期外収縮等)、動悸、頻脈、徐脈、血圧降下、血圧上昇、胸内苦悶感 | |||
肝臓 | 肝機能異常(AST、ALT、γ-GTP、ALP、LDH、ビリルビン等の上昇) | |||
錐体外路症状注) | パーキンソン症候群(振戦、筋強剛、流涎、寡動、歩行障害、仮面様顔貌、嚥下障害、構音障害等)、アカシジア(静坐不能) | ジスキネジア(口周部、四肢等の不随意運動等)、ジストニア(痙攣性斜頸、顔面・喉頭・頸部の攣縮、後弓反張、眼球上転発作等) | ||
眼 | 眼の調節障害 | 霧視、視覚異常(目のチカチカ等) | ||
過敏症 | 発疹 | 光線過敏症、そう痒感 | 蕁麻疹、血管性浮腫(喉頭浮腫、舌浮腫) | |
血液 | 白血球・顆粒球増加 | 白血球減少、貧血、血沈の亢進 | ||
消化器 | 食欲不振、口渇、悪心・嘔吐、胃不快感、便秘、下痢 | 腹痛、食欲亢進、腹部膨満感 | ||
内分泌 | 体重増加、体重減少、月経異常 | 乳汁分泌、インポテンス | 持続勃起、女性化乳房、高プロラクチン血症 | |
呼吸器 | 呼吸困難 | 喉頭攣縮 | ||
精神神経系 | 不安・焦燥感、興奮・易刺激性、頭痛・頭重、睡眠障害、眠気、抑うつ、脳波異常、傾眠 | 緊張、離人感、意識障害、過鎮静、痙攣 | ||
注射部位 | 注射局所の反応(発赤、腫脹、疼痛、硬結等) | |||
その他 | 脱力感・倦怠感、めまい・ふらつき・立ちくらみ | 発汗、発熱、鼻閉、排尿障害、のぼせ、浮腫、CK上昇、高脂血症 | BUN上昇、尿糖の陽性化、無動 | 尿閉、低体温 |
Tmax(日) | Cmax(ng/mL) | t1/2(日) |
5〜14 | 1.0〜3.8 | 27.2 |
対象疾患 | 改善率 | |
中等度改善以上 | 軽度改善以上 | |
統合失調症 | 30%(187/619) | 60%(371/619) |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2025/08/20 版 |