医療用医薬品 : ルピアール |
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総称名 | ルピアール |
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一般名 | フェノバルビタールナトリウム |
欧文一般名 | Phenobarbital sodium |
製剤名 | フェノバルビタールナトリウム坐剤 |
薬効分類名 | 催眠・鎮静・抗けいれん剤 |
薬効分類番号 | 1125 |
ATCコード | N03AA02 |
KEGG DRUG |
D00701
フェノバルビタールナトリウム
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KEGG DGROUP |
DG00845
フェノバルビタール
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JAPIC | 添付文書(PDF) |
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2.禁忌 4.効能または効果 6.用法及び用量 8.重要な基本的注意 9.特定の背景を有する患者に関する注意 10.相互作用 11.副作用 13.過量投与 14.適用上の注意 15.その他の注意 16.薬物動態 17.臨床成績 18.薬効薬理 19.有効成分に関する理化学的知見 22.包装 23.主要文献 24.文献請求先及び問い合わせ先 25.保険給付上の注意 26.製造販売業者等 |
販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
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ルピアール坐剤25 | LUPIAL Suppositories 25 | 久光製薬 | 1125700J2021 | 34.1円/個 | 劇薬, 向精神薬(第三種向精神薬), 習慣性医薬品注1), 処方箋医薬品注2) |
ルピアール坐剤50 | LUPIAL Suppositories 50 | 久光製薬 | 1125700J4024 | 49.9円/個 | 劇薬, 向精神薬(第三種向精神薬), 習慣性医薬品注1), 処方箋医薬品注2) |
ルピアール坐剤100 | LUPIAL Suppositories 100 | 久光製薬 | 1125700J5020 | 58.6円/個 | 劇薬, 向精神薬(第三種向精神薬), 習慣性医薬品注1), 処方箋医薬品注2) |
ボリコナゾール (ブイフェンド) イサブコナゾニウム硫酸塩 (クレセンバ) タダラフィル (肺高血圧症を適応とする場合:アドシルカ) マシテンタン (オプスミット) チカグレロル (ブリリンタ) ドラビリン (ピフェルトロ) アルテメテル・ルメファントリン (リアメット配合錠) ダルナビル・コビシスタット (プレジコビックス配合錠) リルピビリン (エジュラント) [2.3参照] | これらの薬剤の代謝が促進され、血中濃度が低下するおそれがある。 | 本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用による。 |
ミフェプリストン・ミソプロストール (メフィーゴ) [2.3参照] | ミフェプリストンの代謝が促進され、血中濃度が低下し効果が減弱するおそれがあるので、本剤の影響がなくなるまで投与しないこと。 | 本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用による。 |
ニルマトレルビル・リトナビル (パキロビッド) [2.3参照] | ニルマトレルビル及びリトナビルの血中濃度が低下し、作用の減弱や耐性出現のおそれがある。 | 本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用による。 |
リルピビリン・テノホビル アラフェナミド・エムトリシタビン (オデフシィ配合錠) [2.3参照] | リルピビリン及びテノホビル アラフェナミドの血中濃度が低下するおそれがある。 | 本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用及びP糖蛋白誘導作用による。 |
ビクテグラビル・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミド (ビクタルビ配合錠) [2.3参照] | ビクテグラビル及びテノホビル アラフェナミドの血中濃度が低下するため、この薬剤の効果が減弱し、この薬剤に対する耐性が発現する可能性がある。 | 本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用及びP糖蛋白誘導作用による。 |
ダルナビル・コビシスタット・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミド (シムツーザ配合錠) [2.3参照] | ダルナビル、コビシスタット及びテノホビル アラフェナミドの血中濃度が低下するおそれがある。 | 本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用及びP糖蛋白誘導作用による。 |
エルビテグラビル・コビシスタット・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミド (ゲンボイヤ配合錠) [2.3参照] | エルビテグラビル、コビシスタット及びテノホビル アラフェナミドの血中濃度が低下するおそれがある。 | 本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用及びP糖蛋白誘導作用による。 |
ソホスブビル・ベルパタスビル (エプクルーサ配合錠) [2.3参照] | ソホスブビル及びベルパタスビルの血中濃度が低下するおそれがある。 | 本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用及びP糖蛋白誘導作用による。 |
ドルテグラビル・リルピビリン (ジャルカ配合錠) [2.3参照] | ドルテグラビル及びリルピビリンの血中濃度が低下するおそれがある。 | 本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用及びUGT1A1誘導作用による。 |
カボテグラビル (ボカブリア) [2.3参照] | カボテグラビルの血漿中濃度が低下し、効果が減弱するおそれがある。 | 本剤のUGT1A1誘導作用による。 |
中枢神経抑制剤 フェノチアジン誘導体 バルビツール酸誘導体 トランキライザー トピラマート等 抗ヒスタミン剤 ジフェンヒドラミン等 アルコール | 相互に作用が増強されることがあるので、減量するなど注意すること。 | 相加的中枢神経抑制作用による。 |
MAO阻害剤 | 相互に作用が増強されることがあるので、減量するなど注意すること。 | 機序不明。 |
三環系抗うつ剤 イミプラミン等 四環系抗うつ剤 マプロチリン等 | (1)相互に作用が増強されることがあるので、減量するなど注意すること。 (2)これらの抗うつ剤の血中濃度が低下することがある。注) | (1)相加的中枢神経抑制作用による。 (2)本剤の肝薬物代謝酵素誘導作用による。 |
メチルフェニデート | 本剤の血中濃度が上昇することがあるので、本剤を減量するなど注意すること。 | メチルフェニデートが肝代謝を抑制すると考えられている。 |
バルプロ酸 | (1)本剤の血中濃度が上昇し、作用が増強されることがある。 (2)バルプロ酸の血中濃度が低下することがある。注) (3)バルプロ酸による高アンモニア血症の発現リスクが高まるおそれがある。 | (1)バルプロ酸が肝代謝を抑制する。 (2)本剤の肝薬物代謝酵素誘導作用による。 (3)機序不明。 |
スチリペントール | (1)本剤の血中濃度が上昇し、作用が増強されることがある。 (2)スチリペントールの血中濃度が低下することがある。注) | (1)スチリペントールが肝代謝を抑制する。 (2)本剤の肝薬物代謝酵素誘導作用による。 |
クロバザム | (1)本剤の血中濃度が上昇することがある。 (2)クロバザムの血中濃度が低下することがある。注) | (1)機序不明。 (2)本剤の肝薬物代謝酵素誘導作用による。 |
イリノテカン | イリノテカンの活性代謝物の血中濃度が低下し、作用が減弱することがあるので、併用を避けることが望ましい。 | 本剤の肝薬物代謝酵素誘導作用による。 |
主に、CYP3Aの基質となる薬剤 アゼルニジピン イグラチモド イマチニブ カルバマゼピン シクロスポリン ゾニサミド タクロリムス フェロジピン ベラパミル モンテルカスト等 副腎皮質ホルモン剤 デキサメタゾン等 卵胞ホルモン剤・黄体ホルモン剤 ノルゲストレル・エチニルエストラジオール等 PDE5阻害剤 タダラフィル(勃起不全、前立腺肥大症に伴う排尿障害を適応とする場合:シアリス、ザルティア) シルデナフィル バルデナフィル | これらの薬剤の血中濃度が低下し、作用が減弱することがあるので、用量に注意すること。注) | 本剤の肝薬物代謝酵素誘導作用による。 |
アミノフィリン水和物 クロラムフェニコール テオフィリン パロキセチン フレカイニド メトロニダゾール | これらの薬剤の血中濃度が低下し、作用が減弱することがあるので、用量に注意すること。注) | 本剤の肝薬物代謝酵素誘導作用による。 |
ラモトリギン デフェラシロクス カナグリフロジン ラルテグラビル | これらの薬剤の血中濃度が低下することがある。注) | 本剤がこれらの薬剤のグルクロン酸抱合を促進する。 |
ルフィナミド | これらの薬剤の血中濃度が低下することがある。注) | 機序不明。 |
アピキサバン | これらの薬剤の血中濃度が低下することがある。注) | 本剤の肝薬物代謝酵素誘導作用及びP糖蛋白誘導作用による。 |
レジパスビル・ソホスブビル グレカプレビル・ピブレンタスビル テノホビル アラフェナミド | これらの薬剤の血中濃度が低下することがある。注) | 本剤のP糖蛋白誘導作用による。 |
ドルテグラビル ドルテグラビル・ラミブジン ドルテグラビル・アバカビル・ラミブジン | ドルテグラビルの血中濃度が低下するおそれがある。 | 本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4)誘導作用及びUGT1A1誘導作用による。 |
レナカパビルナトリウム | レナカパビルの血漿中濃度が低下する可能性があり、レナカパビルの効果が減弱し、レナカパビルに対する耐性が発現する可能性がある。本剤との併用は推奨されない。 | 本剤の中程度の肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用、P糖蛋白誘導作用及びUGT1A1誘導作用による。 |
ドキシサイクリン | ドキシサイクリンの血中濃度半減期が短縮することがある。 | 本剤の肝薬物代謝酵素誘導作用による。 |
クマリン系抗凝血剤 ワルファリン | クマリン系抗凝血剤の作用が減弱することがあるので、通常より頻回に血液凝固時間の測定を行い、クマリン系抗凝血剤の量を調整すること。 | 本剤の肝薬物代謝酵素誘導作用による。 |
アルベンダゾール | アルベンダゾールの活性代謝物の血中濃度が低下し、効果が減弱することがある。 | 機序不明。 |
利尿剤 チアジド系降圧利尿剤等 | 起立性低血圧が増強されることがあるので、減量するなど注意すること。 | 機序は不明であるが、高用量のフェノバルビタールは血圧を低下させることがある。 |
アセタゾラミド | くる病、骨軟化症があらわれやすい。 | 本剤によるビタミンDの不活性化促進、又はアセタゾラミドによる腎尿細管障害、代謝性アシドーシス等が考えられている。 |
アセトアミノフェン | 本剤の長期連用者は、アセトアミノフェンの代謝物による肝障害を生じやすくなる。 | 本剤の肝薬物代謝酵素誘導作用により、アセトアミノフェンから肝毒性を持つN-アセチル-p-ベンゾキノンイミンへの代謝が促進されると考えられている。 |
セイヨウオトギリソウ(St.John's Wort,セント・ジョーンズ・ワート)含有食品 | 本剤の代謝が促進され血中濃度が低下するおそれがあるので、本剤投与時はセイヨウオトギリソウ含有食品を摂取しないよう注意すること。 | セイヨウオトギリソウにより誘導された肝薬物代謝酵素が本剤の代謝を促進し、クリアランスを上昇させるためと考えられている。 |
リオチロニンナトリウム レボチロキシンナトリウム水和物 | これらの薬剤の血中濃度を低下させることがあるので、併用する場合にはこれらの薬剤を増量するなど慎重に投与すること。 | 本剤は甲状腺ホルモンの異化を促進すると考えられている。 |
0.1%未満 | 頻度不明 | |
過敏症 | 猩紅熱様発疹 | 麻疹様発疹、中毒疹様発疹 |
血液 | 血小板減少、巨赤芽球性貧血 | |
肝臓 | AST・ALT・γ-GTPの上昇等の肝機能障害、黄疸 | |
腎臓注1) | 蛋白尿等の腎障害 | |
精神神経系4)5) | 眠気、脱力感 | アステリキシス(asterixis)、眩暈、頭痛、ふらつき、せん妄、昏迷、鈍重、構音障害、知覚異常、運動失調、精神機能低下、興奮、多動 |
消化器 | 食欲不振 | 下痢 |
骨・歯 | くる病注2)、骨軟化症注2)、歯牙の形成不全注2)、低カルシウム血症 | |
内分泌系1) | 甲状腺機能検査値(血清T4値等)の異常 | |
その他 | 血清葉酸値の低下、ヘマトポルフィリン尿注1)、発熱 |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2025/07/23 版 |