医療用医薬品 : アデカット |
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総称名 | アデカット |
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一般名 | デラプリル塩酸塩 |
欧文一般名 | Delapril Hydrochloride |
製剤名 | デラプリル塩酸塩錠 |
薬効分類名 | ACE-I注1)降圧剤 注1)ACE-I:アンジオテンシンI変換酵素阻害剤 |
薬効分類番号 | 2144 |
ATCコード | C09AA12 |
KEGG DRUG |
D01667
デラプリル塩酸塩
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KEGG DGROUP |
DG01501
アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬
DG03231
血圧降下薬
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JAPIC | 添付文書(PDF) |
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2.禁忌 4.効能または効果 6.用法及び用量 8.重要な基本的注意 9.特定の背景を有する患者に関する注意 10.相互作用 11.副作用 14.適用上の注意 15.その他の注意 16.薬物動態 17.臨床成績 18.薬効薬理 19.有効成分に関する理化学的知見 22.包装 23.主要文献 24.文献請求先及び問い合わせ先 26.製造販売業者等 |
販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
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アデカット7.5mg錠 | ADECUT TABLETS | 武田テバ薬品 | 2144004F1023 | 14.4円/錠 | 処方箋医薬品注2) |
アデカット15mg錠 | ADECUT TABLETS | 武田テバ薬品 | 2144004F2020 | 21.1円/錠 | 処方箋医薬品注2) |
アデカット30mg錠 | ADECUT TABLETS | 武田テバ薬品 | 2144004F3026 | 30.1円/錠 | 処方箋医薬品注2) |
デキストラン硫酸固定化セルロース、トリプトファン固定化ポリビニルアルコール又はポリエチレンテレフタレートを用いた吸着器によるアフェレーシスの施行 リポソーバー イムソーバTR セルソーバ [2.3参照] | アンジオテンシン変換酵素阻害剤服用中の患者は、左記のアフェレーシス中にショックを起こすことがある。 | 陰性に荷電したデキストラン硫酸固定化セルロース、トリプトファン固定化ポリビニルアルコール又はポリエチレンテレフタレートにより血中キニン系の代謝が亢進し、本剤によりブラジキニンの代謝が妨げられ蓄積することが考えられている。 |
アクリロニトリルメタリルスルホン酸ナトリウム膜(AN69)を用いた透析 [2.4参照] | アンジオテンシン変換酵素阻害剤服用中の患者は、左記の透析中にアナフィラキシーを起こすことがある。 | 多価イオン体であるAN69により血中キニン系の代謝が亢進し、本剤によりブラジキニンの代謝が妨げられ蓄積することが考えられている。 |
アリスキレンフマル酸塩 ラジレス (糖尿病患者に使用する場合。ただし、他の降圧治療を行ってもなお血圧のコントロールが著しく不良の患者を除く) [2.6参照] | 非致死性脳卒中、腎機能障害、高カリウム血症及び低血圧のリスク増加が報告されている。 | レニン−アンジオテンシン系阻害作用が増強される可能性がある。 |
サクビトリルバルサルタンナトリウム水和物 エンレスト [2.7参照] | 血管浮腫があらわれるおそれがある。 左記薬剤を投与する場合は、本剤を少なくとも36時間前に中止すること。 また、左記薬剤の投与終了後に本剤を投与する場合は、36時間以上の間隔をあけること。 | 併用により相加的にブラジキニンの分解を抑制し、血管浮腫のリスクを増加させる可能性がある。 |
カリウム保持性利尿剤 スピロノラクトン トリアムテレン等 エプレレノン カリウム補給剤 トリメトプリム含有製剤 スルファメトキサゾール・トリメトプリム | 血清カリウム値が上昇することがある。 | 本剤のアルドステロン分泌抑制作用によりカリウム貯留作用が増強することによる。 危険因子:特に腎機能障害のある患者 |
利尿降圧剤 フロセミド トリクロルメチアジド等 | 利尿降圧剤で治療を受けている患者に本剤を初めて投与する場合、降圧作用が増強するおそれがあるので、少量から開始するなど慎重に投与すること。 | 利尿降圧剤で治療を受けている患者にはレニン活性が亢進している患者が多く、本剤が奏効しやすい。 危険因子:特に最近利尿降圧剤投与を開始した患者 |
アリスキレンフマル酸塩 | 腎機能障害、高カリウム血症及び低血圧を起こすおそれがある。eGFRが60mL/min/1.73m2未満の腎機能障害のある患者へのアリスキレンフマル酸塩との併用については、治療上やむを得ないと判断される場合を除き避けること。 | レニン−アンジオテンシン系阻害作用が増強される可能性がある。 |
アンジオテンシンII受容体拮抗剤 | 腎機能障害、高カリウム血症及び低血圧を起こすおそれがある。 | レニン−アンジオテンシン系阻害作用が増強される可能性がある。 |
リチウム | 外国において、リチウムと他のアンジオテンシン変換酵素阻害剤(カプトプリル、エナラプリルマレイン酸塩、リシノプリル水和物)との併用により、リチウム中毒が報告されている。 | 腎尿細管におけるリチウムの再吸収が促進される。 |
非ステロイド性消炎鎮痛剤(NSAIDs) インドメタシン等 | 降圧作用が減弱することがある。 | 非ステロイド性消炎鎮痛剤がプロスタグランジンの合成を阻害し、本剤のプロスタグランジンを介した降圧作用を減弱させる。 |
非ステロイド性消炎鎮痛剤(NSAIDs) インドメタシン等 | 腎障害のある患者では、さらに腎機能が悪化するおそれがある。 | 非ステロイド性消炎鎮痛剤のプロスタグランジン合成阻害作用により、腎血流量が低下するためと考えられている。 |
カリジノゲナーゼ製剤 | 過度の血圧低下が引き起こされる可能性がある。 | 本剤のキニン分解抑制作用とカリジノゲナーゼ製剤のキニン産生作用により、血管平滑筋の弛緩が増強される可能性がある。 |
mTOR阻害剤 シロリムス等 | 血管浮腫を発症するリスクが高まるおそれがある。 | 機序不明 |
ビルダグリプチン | 血管浮腫を発症するリスクが高まるおそれがある。 | 機序不明 |
0.1〜5%未満 | 頻度不明 | |
過敏症 | 発疹、そう痒 | 乾癬 |
精神神経系 | めまい・ふらつき、立ちくらみ、頭痛、頭重、不眠、眠気、肩こり、しびれ感、耳鳴 | |
消化器 | 悪心、嘔吐、食欲不振、胃部不快感、胸やけ、下痢、便秘 | 腹痛、口渇、口内炎、味覚異常、腹部膨満感 |
循環器 | ほてり、のぼせ感、動悸 | 胸部痛 |
血液 | 白血球減少、貧血、好酸球増多 | 血小板減少 |
肝臓 | AST、ALT、Al-P、LDH、γ-GTPの上昇 | 黄疸 |
腎臓 | BUN、クレアチニンの上昇、蛋白尿 | |
その他 | 咳、咽頭痛、倦怠感、発汗、血清カリウム、総コレステロール、尿酸の上昇、尿糖、抗核抗体の陽性、息切れ、浮腫、四肢の疼痛、筋痙攣 | 脱力感、嗄声、低血糖注) |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2025/07/23 版 |