医療用医薬品 : パンクレアチン

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医薬品情報


総称名 パンクレアチン
一般名 パンクレアチン
欧文一般名 Pancreatin
薬効分類名 消化酵素剤
薬効分類番号 2331
KEGG DRUG
D03322 パンクレアチン
JAPIC 添付文書(PDF)
この情報は KEGG データベースにより提供されています。
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添付文書情報2023年9月 改訂(第1版)


商品情報 3.組成・性状

販売名 欧文商標名 製造会社 YJコード 薬価 規制区分
パンクレアチン「ヨシダ」 Pancreatin「Yoshida」 吉田製薬 2331006X1195 9.1円/g

2. 禁忌

次の患者には投与しないこと
2.1 本剤に対し過敏症の既往歴のある患者
2.2 ウシ又はブタ蛋白質に対し過敏症の既往歴のある患者[ウシ又はブタの膵臓由来の消化酵素であるため。]

4. 効能または効果

消化異常症状の改善

6. 用法及び用量

パンクレアチンとして、通常、成人1回1gを1日3回食後に経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

11. 副作用

11.2 その他の副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
 頻度不明
過敏症くしゃみ、流涙、皮膚発赤等

14. 適用上の注意

14.1 薬剤調製時の注意
14.1.1 配合変化
酸性又は強アルカリ性により失活する1)
14.2 薬剤交付時の注意
14.2.1 投与に際しては、直ちに飲み下すように注意すること。小児が誤って本剤を大量に停滞させたため、口内炎及び口腔内潰瘍を起こしたとの報告がある。
14.2.2 投与に際しては、粉末を吸入しないように注意すること。本剤の吸入により気管支痙攣、鼻炎を起こしたとの報告がある。

18. 薬効薬理

18.1 作用機序
プロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼ、トリプシン、キモトリプシン、カルボキシペプチダーゼ、リボヌクレアーゼなど多くの酵素を含有し、タンパク質、炭水化物及び脂肪の消化を行う。しかしトリプシン、アミラーゼ、リパーゼなどは胃液によって活性を失う1)

19. 有効成分に関する理化学的知見

19.1. パンクレアチン

一般的名称 パンクレアチン
一般的名称(欧名) Pancreatin
物理化学的性状 白色〜淡黄色の粉末で、特異なにおいがある。
KEGG DRUG D03322

22. 包装

100g(ガラス容器)、500g(アルミ袋)

23. 主要文献

  1. 第十八改正日本薬局方解説書, C-4192-C-4195, (2021), (廣川書店)

24. 文献請求先及び問い合わせ先

文献請求先
吉田製薬株式会社 学術部
〒164-0011 東京都中野区中央5-1-10
電話:03-3381-2004
FAX:03-3381-7728
製品情報問い合わせ先
吉田製薬株式会社 学術部
〒164-0011 東京都中野区中央5-1-10
電話:03-3381-2004
FAX:03-3381-7728

26. 製造販売業者等

26.1 製造販売元
吉田製薬株式会社
埼玉県狭山市南入曽951

[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] 2025/11/19 版