医療用医薬品 : dl−カンフル

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医薬品情報


総称名 dl−カンフル
一般名 dl-カンフル
欧文一般名 dl-Camphor
薬効分類名 鎮痛・鎮痒・消炎剤
薬効分類番号 2645
ATCコード C01EB02
KEGG DRUG
D00098 dl-カンフル
JAPIC 添付文書(PDF)
この情報は KEGG データベースにより提供されています。
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添付文書情報2023年11月 改訂(第1版)


商品情報 3.組成・性状

販売名 欧文商標名 製造会社 YJコード 薬価 規制区分
「純生」dl−カンフル 小堺製薬 2645701X1043 7.3円/g

4. 効能または効果

下記疾患における局所刺激、血行の改善、消炎、鎮痛、鎮痒。
筋肉痛、挫傷、打撲、捻挫、凍傷(第1度)、凍瘡、皮膚そう痒症

6. 用法及び用量

通常、1〜10%の軟膏、10%のアルコール溶液、10〜20%の植物油溶液又は2〜4.5%の石ケンカンフルリニメントとして患部に適量を塗布あるいは塗擦する。

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用すること。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

11. 副作用

11.2 その他の副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には使用を中止するなど適切な処置を行うこと。
 頻度不明
過敏症発赤、発疹等の過敏症状

14. 適用上の注意

14.1 薬剤使用時の注意
14.1.1 水疱性タイプの症状には有害であるため、湿潤面への使用は避けること。
14.1.2 液剤、軟膏剤、リニメント剤として、眼又は眼の周囲には使用しないこと。

18. 薬効薬理

18.1 作用機序
健康な皮膚を刺激して軽い炎症を起こすことにより、反射的に局所の血管を拡張させる。したがって栄養状態の悪い皮膚、局所の疾患の治癒を促進する。皮膚・粘膜から吸収される1)

19. 有効成分に関する理化学的知見

19.1. dl-カンフル

一般的名称 dl-カンフル
一般的名称(欧名) dl-Camphor
化学名 (1RS,4RS)-1,7,7-Trimethylbicyclo[2.2.1]heptan-2-one
分子式 C10H16O
分子量 152.23
物理化学的性状 無色又は白色半透明の結晶、結晶性の粉末又は塊で、特異な芳香があり、味は僅かに苦く、清涼味がある。
エタノール(95)、ジエチルエーテル又は二硫化炭素に溶けやすく、水に溶けにくい。
室温で徐々に揮散する。

20. 取扱い上の注意

火気を避けて保存すること。

22. 包装

500g[内装:ポリ袋、外装:ブリキ缶]

23. 主要文献

  1. 第十八改正日本薬局方解説書, C-1488-1495, (2021), (廣川書店)

24. 文献請求先及び問い合わせ先

文献請求先
日興製薬販売株式会社 製品情報窓口
〒101-0035 東京都千代田区神田紺屋町32
電話:03-3254-1831
FAX:03-3254-1846
製品情報問い合わせ先
日興製薬販売株式会社 製品情報窓口
〒101-0035 東京都千代田区神田紺屋町32
電話:03-3254-1831
FAX:03-3254-1846

26. 製造販売業者等

26.1 製造販売元
小堺製薬株式会社
東京都墨田区両国4-36-9
26.2 発売元
日興製薬販売株式会社
東京都千代田区神田紺屋町32

[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] 2025/05/21 版