医療用医薬品 : トウガラシチンキ

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医薬品情報


総称名 トウガラシチンキ
一般名 トウガラシ
薬効分類名 皮膚刺激剤
薬効分類番号 2649
KEGG DRUG
D06455 トウガラシチンキ
JAPIC 添付文書(PDF)
この情報は KEGG データベースにより提供されています。
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添付文書情報2023年10月 改訂(第1版)


商品情報 3.組成・性状

販売名 欧文商標名 製造会社 YJコード 薬価 規制区分
トウガラシチンキ「コザカイ・M」 小堺製薬 2649712X1032 2.69円/mL

2. 禁忌

次の患者には投与しないこと
び爛・創傷皮膚及び粘膜には使用しないこと。[刺激作用を有する]

4. 効能または効果

皮膚刺激剤として下記に用いる。
筋肉痛、凍瘡凍傷(第1度)、育毛

6. 用法及び用量

筋肉痛、凍瘡、凍傷(第1度)には、トウガラシチンキとして、通常、10〜40%を添加した液剤、軟膏剤、硬膏剤又はパップ剤を1日1〜数回局所に塗布する。
育毛には、トウガラシチンキとして、通常、1〜4%を添加した液剤を1日1〜数回局所に塗擦する。

11. 副作用

11.2 その他の副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には使用を中止するなど適切な処置を行うこと。
 頻度不明
皮膚注)刺激感、疼痛等

14. 適用上の注意

14.1 薬剤使用時の注意
14.1.1 原液のまま使用しないこと。
14.1.2 入浴直後に使用しないよう注意させること。
14.1.3 眼又は眼の周囲に使用しないこと。
14.1.4 引火性があり、爆発の危険性もあるため、火気には十分注意すること。[20.参照]

18. 薬効薬理

18.1 作用機序
capsaicinは局所適用又は皮下投与などで侵害受容器及び温覚受容器を選択的に遮断する感覚ニューロン遮断薬である。capsaicinは脊髄からP物質、ソマトスタチンなどを放出させ、化学物質による痛覚、温覚の閾値を高めるが、皮膚のP物質含量及び血漿溢出も減少させる1)

19. 有効成分に関する理化学的知見

19.1. トウガラシ

一般的名称 トウガラシ
物理化学的性状 トウガラシCapsicum annuum Linne(Solanaceae)の果実である。
KEGG DRUG D03374

20. 取扱い上の注意

火気を避けて保存すること。[14.1.4参照]

22. 包装

500mL[ガラス瓶]

23. 主要文献

  1. 第十八改正日本薬局方解説書, D-712-716, (2021), (廣川書店)

24. 文献請求先及び問い合わせ先

文献請求先
小堺製薬株式会社 学術情報室
〒130-0026 東京都墨田区両国4-36-9
電話:03-3631-1495
FAX:03-3631-1457
製品情報問い合わせ先
小堺製薬株式会社 学術情報室
〒130-0026 東京都墨田区両国4-36-9
電話:03-3631-1495
FAX:03-3631-1457

26. 製造販売業者等

26.1 製造販売元
小堺製薬株式会社
東京都墨田区両国4-36-9

[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] 2025/08/20 版