症状に応じて下記の濃度の軟膏剤、または液剤とし、1日1〜2回塗布または散布する。
小児
成人
なお、疣贅、鶏眼、胼胝腫には、通常サリチル酸として50%の絆創膏を用い、2〜5日目ごとに取りかえる。
8.1 患部が化膿しているなど湿潤、び爛が著しい場合には、あらかじめ適切な処置を行った後使用すること。
8.2 長期・大量使用により、内服、注射等全身的投与の場合と同様な副作用があらわれることがある。
8.3 長期間使用しても症状の改善が認められない場合には、改めて診断し適切な治療を行うことが望ましい。
8.4 広範囲の病巣に使用した場合は、副作用があらわれやすいので注意して使用すること。
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用すること。
シクロオキシゲナーゼ阻害剤(経口剤、坐剤)を妊婦に使用し、胎児の腎機能障害及び尿量減少、それに伴う羊水過少症が起きたとの報告がある。シクロオキシゲナーゼ阻害剤を妊娠中期以降の妊婦に使用し、胎児の動脈管収縮が起きたとの報告がある。また、経口投与による動物実験で催奇形作用が報告されている。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
9.7 小児等