(1)ビタミンB12欠乏症の予防及び治療
(2)ビタミンB
12の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患、
甲状腺機能亢進症、妊産婦、授乳婦など)
(3)巨赤芽球性貧血
(5)悪性貧血に伴う神経障害
(6)吸収不全症候群(スプルーなど)
(7)下記疾患のうち、ビタミンB12の欠乏または代謝障害が関与すると推定される場合
・栄養性及び妊娠性貧血
・胃切除後の貧血
・肝障害に伴う貧血
・放射線による白血球減少症
・神経痛
・末梢神経炎、末梢神経麻痺
(7)の適応に対して、効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。
シアノコバラミンとして、通常、成人1回1,000μgまでを皮下、筋肉内または静脈内注射する。
なお、年令、症状により適宜増減する。
11.1 重大な副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1.1 アナフィラキシー(頻度不明)
11.2 その他の副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
| 頻度不明 |
過敏症 | 発疹、そう痒感 |