医療用医薬品 : 柴胡桂枝乾姜湯

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医薬品情報


総称名 柴胡桂枝乾姜湯
一般名 柴胡桂枝乾姜湯
薬効分類名 漢方製剤
薬効分類番号 5200
KEGG DRUG D06963 柴胡桂枝乾姜湯
商品一覧 相互作用情報
JAPIC 添付文書(PDF)

添付文書情報 2011年7月 改訂 (第5版)


効能・効果及び用法・用量 使用上の注意 理化学的知見 包装

商品情報 組成・性状

販売名 欧文商標名 製造会社 YJコード 薬価 規制区分
太虎堂の柴胡桂枝乾姜湯エキス顆粒 太虎精堂製薬 5200052D1026 10.7円/g

効能・効果及び用法・用量

効能・効果

体力が弱く、冷え症、貧血気味で動悸、息切れがあり、神経過敏のものの次の諸症

更年期障害、血の道症、不眠症神経症

用法・用量

通常成人1日7.5gを3回に分割し、食前又は食間に経口投与する。なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。

使用上の注意

重要な基本的注意

本剤の使用にあたっては、患者の証(体質・症状)を考慮して投与すること。なお、経過を十分に観察し、症状・所見の改善が認められない場合には、継続投与を避けること。

本剤にはカンゾウが含まれているので、血清カリウム値や血圧値等に十分留意し、異常が認められた場合には投与を中止すること。

他の漢方製剤等を併用する場合は、含有生薬の重複に注意すること。

相互作用

併用注意

(1)カンゾウ含有製剤
(2)グリチルリチン酸及びその塩類を含有する製剤
偽アルドステロン症があらわれやすくなる。また、低カリウム血症の結果として、ミオパシーがあらわれやすくなる。(「重大な副作用」の項参照)グリチルリチン酸は尿細管でのカリウム排泄促進作用があるため、血清カリウム値の低下が促進されることが考えられる。

副作用

副作用発現状況の概要

本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していないため、発現頻度は不明である。

重大な副作用及び副作用用語

重大な副作用

間質性肺炎

発熱、咳嗽、呼吸困難、肺音の異常(捻髪音)等があらわれた場合には、本剤の投与を中止し、速やかに胸部X線等の検査を実施するとともに副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。また、発熱、咳嗽、呼吸困難等があらわれた場合には、本剤の服用を中止し、ただちに連絡するよう患者に対し注意を行うこと。

偽アルドステロン症

低カリウム血症、血圧上昇、ナトリウム・体液の貯留、浮腫、体重増加等の偽アルドステロン症があらわれることがあるので、観察(血清カリウム値の測定等)を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、カリウム剤の投与等の適切な処置を行うこと。

ミオパシー

低カリウム血症の結果としてミオパシーがあらわれることがあるので、観察を十分に行い、脱力感、四肢痙攣・麻痺等の異常が認められた場合には投与を中止し、カリウム剤の投与等の適切な処置を行うこと。

肝機能障害、黄疸

AST(GOT)、ALT(GPT)、Al-P、γ-GTP等の著しい上昇を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

その他の副作用

 頻度不明
過敏症注1)発疹、発赤、そう痒等
注1)このような症状があらわれた場合には投与を中止すること。

高齢者への投与

一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意すること。

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

妊娠中の投与に関する安全性は確立していないので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

小児等への投与

小児等に対する安全性は確立していない。[使用経験が少ない]

有効成分に関する理化学的知見

一般名柴胡桂枝乾姜湯
KEGG DRUGD06963

包装

500g、2.5g×84包、2.5g×252包

作業情報


改訂履歴

2008年1月 改訂
2011年7月 改訂 (第5版)

文献請求先

太虎精堂製薬株式会社
651-0076
神戸市中央区吾妻通2丁目1番27号
078-232-1015

業態及び業者名等

製造販売元
太虎精堂製薬株式会社
神戸市中央区吾妻通2丁目1の27


[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] 2023/03/22 版