医療用医薬品 : コバシル |
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総称名 | コバシル |
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一般名 | ペリンドプリルエルブミン |
欧文一般名 | Perindopril Erbumine |
製剤名 | ペリンドプリルエルブミン錠 |
薬効分類名 | 高血圧症治療剤(持続性組織ACE阻害剤) |
薬効分類番号 | 2144 |
ATCコード | C09AA04 |
KEGG DRUG |
D00624
ペリンドプリルエルブミン
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KEGG DGROUP |
DG01501
アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬
DG03231
血圧降下薬
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JAPIC | 添付文書(PDF) |
2.禁忌 4.効能または効果 6.用法及び用量 8.重要な基本的注意 9.特定の背景を有する患者に関する注意 10.相互作用 11.副作用 13.過量投与 14.適用上の注意 15.その他の注意 16.薬物動態 17.臨床成績 18.薬効薬理 19.有効成分に関する理化学的知見 22.包装 23.主要文献 24.文献請求先及び問い合わせ先 26.製造販売業者等 |
販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
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コバシル錠2mg | Coversyl Tablets | 協和キリン | 2144012F1028 | 32.9円/錠 | 処方箋医薬品注) |
コバシル錠4mg | Coversyl Tablets | 協和キリン | 2144012F2024 | 57.6円/錠 | 処方箋医薬品注) |
アンジオテンシン受容体ネプリライシン阻害薬 サクビトリルバルサルタンナトリウム水和物 (エンレスト) [2.2参照] | 血管浮腫があらわれるおそれがある。左記薬剤が投与されている場合は、少なくとも本剤投与開始36時間前に中止すること。また、本剤投与終了後に左記薬剤を投与する場合は、本剤の最終投与から36時間後までは投与しないこと。 | 併用により相加的にブラジキニンの分解を抑制し、血管浮腫のリスクを増加させる可能性がある。 |
デキストラン硫酸固定化セルロース、トリプトファン固定化ポリビニルアルコール又はポリエチレンテレフタレートを用いた吸着器によるアフェレーシスの施行 (リポソーバー、イムソーバTR、セルソーバ等) [2.4参照] | ショックを起こすことがある。 | 陰性に荷電したデキストラン硫酸固定化セルロース、トリプトファン固定化ポリビニルアルコール又はポリエチレンテレフタレートにより血中キニン系の代謝が亢進し、本剤によりブラジキニンの代謝が妨げられ蓄積すると考えられている。 |
アクリロニトリルメタリルスルホン酸ナトリウム膜を用いた透析 (AN69) [2.5、13.2.2参照] | アナフィラキシーを発現することがある。 | 多価イオン体であるAN69により血中キニン系の代謝が亢進し、本剤によりブラジキニンの代謝が妨げられ蓄積すると考えられている。 |
アリスキレンフマル酸塩 (ラジレス) (糖尿病患者に使用する場合。ただし、他の降圧治療を行ってもなお血圧のコントロールが著しく不良の患者を除く。) [2.7参照] | 非致死性脳卒中、腎機能障害、高カリウム血症及び低血圧のリスク増加が報告されている。 | 併用によりレニン・アンジオテンシン系阻害作用が増強される可能性がある。 |
カリウム保持性利尿剤 スピロノラクトン、トリアムテレン等 カリウム補給剤 | 血清カリウム値の上昇(高カリウム血症)があらわれるおそれがあるので、定期的に血清カリウム値の検査を行うこと。 | 本剤はアルドステロン分泌抑制に基づく尿中へのカリウム排泄抑制作用を有するため、併用によりカリウム貯留作用が増強する。 特に腎機能障害のある患者には注意する。 |
アリスキレンフマル酸塩 | 腎機能障害、高カリウム血症及び低血圧を起こすおそれがあるので、腎機能、血清カリウム値及び血圧を十分に観察しながら慎重に投与すること。なお、eGFRが60mL/min/1.73m2未満の腎機能障害のある患者へのアリスキレンフマル酸塩との併用については、治療上やむを得ないと判断される場合を除き避けること。 | 併用によりレニン・アンジオテンシン系阻害作用が増強される可能性がある。 |
アンジオテンシンII受容体拮抗剤 | 腎機能障害、高カリウム血症及び低血圧を起こすおそれがあるため、腎機能、血清カリウム値及び血圧を十分に観察すること。 | 併用によりレニン・アンジオテンシン系阻害作用が増強される可能性がある。 |
利尿降圧剤 ヒドロクロロチアジド等 [16.7.1参照] | 利尿降圧剤で治療を受けている患者に本剤を初めて投与する場合、一過性の急激な血圧低下を起こすおそれがあるので、投与は少量より開始し、増量する場合は患者の状態を十分に観察しながら、徐々に行うこと。本剤より先に利尿降圧剤を投与中の患者(特に最近投与を開始した患者)には特に注意すること。 | 利尿降圧剤服用中の患者では、ナトリウム利尿により血中レニン活性が上昇し、本剤の降圧効果が増強することがある。 |
リチウム製剤 炭酸リチウム | リチウム中毒(症状:振戦、消化器愁訴等)があらわれるおそれがある。 併用する場合は、リチウムの血中濃度に注意すること。 | 本剤のナトリウム排泄増加作用により、リチウムの蓄積がおこると考えられている。 |
非ステロイド性消炎鎮痛剤 インドメタシン等 | 降圧作用が減弱するおそれがある。 | プロスタグランジンの合成阻害作用により、本剤の降圧作用を減弱させる可能性がある。 |
非ステロイド性消炎鎮痛剤 インドメタシン等 | 腎機能を悪化させるおそれがある。 | プロスタグランジンの合成阻害作用により、腎血流量が低下するためと考えられる。 |
カリジノゲナーゼ製剤 | 過度の血圧低下が引き起こされる可能性がある。 | 本剤のキニン分解抑制作用とカリジノゲナーゼのキニン産生作用により、血中キニン濃度が増大し血管平滑筋弛緩が増強される可能性があると考えられている。 |
5%以上 | 0.1〜5%未満 | 0.1%未満 | 頻度不明 | |
過敏症 | 発疹、そう痒感 | |||
腎臓 | BUN上昇、血清クレアチニン上昇 | |||
血液 | 赤血球減少、ヘモグロビン減少、ヘマトクリット低下 | 白血球減少、血小板減少 | ||
精神神経系 | めまい・ふらつき、頭痛・頭重感 | 眠気、感覚減退(四肢のしびれ感等)、耳鳴、いらいら感 | ||
循環器 | 低血圧 | 動悸、期外収縮、頻脈 | ||
消化器 | 悪心、胃部不快感 | 便秘、食欲不振、腹痛、下痢 | ||
代謝 | 総コレステロール上昇、トリグリセリド上昇、尿酸上昇、血清カリウム上昇 | 血清ナトリウム低下 | 低血糖 | |
肝臓 | AST上昇、ALT上昇、Al-P上昇、LDH上昇等 | |||
呼吸器 | 咳嗽a) | 喉頭異和感、喀痰増加 | ||
その他 | ほてり、CK上昇 | 倦怠感、胸痛・胸部不快感、四肢冷感、浮腫、口渇、味覚異常(苦味等)、悪寒、熱感 |
投与量 | tmax(h) | Cmax(ng/mL) | AUC0-24(ng・h/mL) | t1/2(h) |
2mg | 10.7±7.3 | 1.0±0.1 | 16.7±3.0 | − |
4mg | 7.0±1.7 | 3.7±2.1 | 54.5±17.4 | 57.3±5.7 (n=3) |
8mg | 5.0±1.1 | 9.0±5.0 | 98.7±34.7 | 105.4±50.1 (n=4) |
14C-ペリンドプリルエルブミン | 59.9〜61.0% |
14C-ペリンドプリラート | 10.2〜18.2% |
腎機能(Ccr mL/min) | 患者数 | tmax#(h) | Cmax(ng/mL) | AUC0-t(ng・h/mL) |
正常(134.7±7.8) | 6 | 2.25(0.5〜8.0) | 8.5±2.6 | 93±14 |
軽症(62.3±8.0) | 6 | 3.55(1.5〜10.0) | 12.6±3.6 | 217±39 |
中等症(23.1±3.0) | 6 | 5.55(2.1〜10.0) | 19.5±3.5 | 398±99 |
重症(9.6±0.9) | 4 | 12.00(10.0〜16.0) | 32.6±10.7 | 1106±248 |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2024/08/21 版 |