医療用医薬品 : イソプロパノール |
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総称名 | イソプロパノール |
一般名 | イソプロパノール |
薬効分類名 | 外皮用殺菌消毒剤 |
薬効分類番号 | 2615 |
ATCコード | D08AX05 |
KEGG DRUG |
D00137
イソプロパノール
商品一覧 |
JAPIC | 添付文書(PDF) |
販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
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イソプロパノール(カネイチ)M | ISOPROPANOL(KANEICHI)M | 兼一薬品工業 | 2615700X1074 | 0.49円/mL |
次の部位には使用しないこと
損傷皮膚及び粘膜[損傷皮膚及び粘膜への使用により、刺激作用を有する]
手指・皮膚の消毒、医療機器の消毒
通常イソプロパノールとして50〜70vol%溶液として用いる。
重要な基本的注意
眼に入らないよう注意すること。入った場合には、直ちに水でよく洗い流すこと。
広範囲又は長期間使用する場合には、蒸気の吸入に注意すること(イソプロパノール蒸気に大量に又は繰り返しさらされた場合、粘膜への刺激、頭痛等を起こすことがある)。
副作用
副作用発現状況の概要
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
その他の副作用
頻度不明 | |
過敏症 | 発疹等 |
皮膚 | 刺激症状 |
臨床検査値への影響
注射部位に発赤(出血)を起こすことがあるので、アレルギーテストの判断を妨害することがある。
適用上の注意
投与経路
外用にのみ使用すること。
使用時
同一部位に反復使用した場合には、脱脂等による皮膚荒れを起こすことがあるので注意すること。
本剤は血清、膿汁等のたん白質を凝固させ、内部にまで浸透しないことがあるので、これらが付着している医療機器等に用いる場合には、十分に洗い落としてから使用すること。
本剤は、引火性、爆発性があるため、火気に注意すること。また、電気メスを使用する場合は、乾燥させてから使用すること。
本剤は消毒用としてエタノールの代わりに用いられる。微生物のたん白質を変性凝固させて殺菌作用を示す。最適濃度は、50〜60%と考えられ、その際存在する有機物の種類により効力が左右されるようである。エタノールの2倍の効力がある。本剤は栄養型細菌(グラム陽性菌、グラム陰性菌)、酵母菌、ウイルス等には有効だが、芽胞(炭疽菌、破傷風菌等)及び一部のウイルスには殺菌作用は期待出来ない。1)
金属器具を長時間浸せきする必要がある場合には、腐食を防止するために0.2〜1.0%の亜硝酸ナトリウムを添加すること。
合成ゴム製品、合成樹脂製品、光学器具、鏡器具、塗装カテーテル等には変質するものがあるので、長時間浸漬しないこと。
遮光した気密容器にいれ、火気を避け、室温で保存すること。
開封後は速やかに使用すること。
使用前及び使用後は容器の口を清浄にし、使用後は密栓すること。
容器のラベルをよごしたり、又は他の容器に入れ替えないこと。
安定性試験
最終包装製品を用いた長期保存試験〔室温(1〜30℃)、3年間〕の結果、外観、含量等はすべて規格の範囲内であり、イソプロパノールは通常の市場流通下において3年間安定であることが確認された。2)
500mL、16L
第4類アルコール類
水溶性
危険等級II
改訂履歴 |
2009年2月 改訂 (第3版) |
文献請求先 |
兼一薬品工業株式会社 |
業態及び業者名等 |
製造販売元 |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2023/01/25 版 |