口腔内の消毒には、ベンゼトニウム塩化物として、0.004%(50倍希釈)溶液として洗口する。
抜歯創の感染予防には、ベンゼトニウム塩化物として、0.01〜0.02%(10倍〜20倍希釈)溶液として洗浄する。
18.1 作用機序
ベンゼトニウム塩化物は、芽胞のない細菌、真菌類に広く抗菌力を持ち、グラム陽性菌には陰性菌より低濃度で効果を示す
1)2)3)4)。
18.2 生物学的同等性試験
18.2.1 円筒平板法による阻止円を指標とした抗菌作用
ベンゼトニウム塩化物うがい液0.2%「KYS」の10倍希釈液及び50倍希釈液は、次の菌種について試験したとき、明確な阻止円が形成され、有意な抗菌作用を示した。また、ネオステリングリーンうがい液0.2%との効力比較の結果、両製剤間に有意差は認められず、両製剤の生物学的同等性が確認された。なお、参考として生理食塩水、試験製剤基剤(ベンゼトニウム塩化物が含有されていないもの)についても同様の操作を実施したが、阻止円は認められなかった
5)。
[1]Staphylococcus aureus
| | 50倍希釈 | 10倍希釈 |
| ベンゼトニウム塩化物うがい液0.2%「KYS」 | 10.10±1.08mm | 11.39±0.77mm |
| ネオステリングリーンうがい液0.2% | 9.66±0.63mm | 11.12±0.27mm |
[2]Bacillus subtilis
| | 50倍希釈 | 10倍希釈 |
| ベンゼトニウム塩化物うがい液0.2%「KYS」 | 10.26±0.68mm | 12.58±0.50mm |
| ネオステリングリーンうがい液0.2% | 10.48±0.33mm | 13.31±1.25mm |
[3]Escherichia coli
| | 50倍希釈 | 10倍希釈 |
| ベンゼトニウム塩化物うがい液0.2%「KYS」 | 9.93±0.73mm | 11.13±0.90mm |
| ネオステリングリーンうがい液0.2% | 9.91±0.74mm | 11.07±0.83mm |
[4]Candida albicans
| | 50倍希釈 | 10倍希釈 |
| ベンゼトニウム塩化物うがい液0.2%「KYS」 | 阻止円は認められなかった | 13.42±0.77mm |
| ネオステリングリーンうがい液0.2% | 阻止円は認められなかった | 13.14±1.41mm |